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Posted by ブクログ 2020年02月02日
聖書にキリストの顔の描写はない。
これまで、人々はキリストの姿をどのように捉えてきたのか。
美しい姿、醜い姿、潔い姿、穢れた姿、そして捉えどころのない抽象的な姿、、、時代によって異なる描き方をされたキリストに迫る本。
最も衝撃的だったのは、キリストの脇腹の傷とロンギヌスの槍が女性器と男性器に例えら...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月07日
『キリストの身体―血と肉と愛の傷』(岡田温司、2009年、中公新書)
イエス・キリストの身体に現れるさまざまな象徴的な図像は、いったいいかなる意味を持ち、いかなる役割を担っているのか。
それらを幅広い視点から検証している。キリストの姿を描いた多くの美術品の挿絵が多いので、わかりやすい。
(20...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年02月18日
この本好き。何度でも読んでしまう。
手に取るたび、初読時の
「そういえばイエスは磔にされたんじゃん!
身体って大事なテーマじゃん!」と
興奮気味に読んだのを懐かしく思い出す。
偶像崇拝を禁ずるユダヤ教、
それがベースにあるキリスト教について
「キリスト教=精神重視」という
聞きかじっただけの知識を...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月03日
[ 内容 ]
キリスト教にとって大切なのは、身体ではなく精神、肉体ではなく霊魂ではなかったか。
しかし、キリストの身体をめぐるイメージこそが、この宗教の根幹にあるのだ。
それは、西洋の人々の、宗教観、アイデンティティの形成、共同体や社会の意識、さらに美意識や愛と性をめぐる考え方さえも、根底で規定して...続きを読む
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