キリストの身体 血と肉と愛の傷

キリストの身体 血と肉と愛の傷

924円 (税込)

4pt

4.1

キリスト教にとって大切なのは、身体ではなく精神、肉体ではなく霊魂ではなかったか。しかし、キリストの身体をめぐるイメージこそが、この宗教の根幹にあるのだ。それは、西洋の人々の、宗教観、アイデンティティの形成、共同体や社会の意識、さらに美意識や愛と性をめぐる考え方さえも、根底で規定してきた。図像の創造・享受をめぐる感受性と思考法を鮮烈に読み解く、「キリスト教図像学三部作」完結篇。図版資料満載。

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キリストの身体 血と肉と愛の傷 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年02月02日

    聖書にキリストの顔の描写はない。
    これまで、人々はキリストの姿をどのように捉えてきたのか。
    美しい姿、醜い姿、潔い姿、穢れた姿、そして捉えどころのない抽象的な姿、、、時代によって異なる描き方をされたキリストに迫る本。

    最も衝撃的だったのは、キリストの脇腹の傷とロンギヌスの槍が女性器と男性器に例えら...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年12月13日

    描写されたキリストの姿からいろいろなことが読み解ける。
    キリストがイケメンか不細工か、考えたこと無いし。目から鱗がぽろぽろと。

    0

    Posted by ブクログ 2010年08月11日

    「キリスト教図象学三部作」完結篇 キリストやそれに関係する出来事(奇跡)を後の人々がどのように捉え、絵画・彫刻などの図象に表現してきたか。とかく観念的で難解なこれらのものを比較的解りやすく説明されています。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    『キリストの身体―血と肉と愛の傷』(岡田温司、2009年、中公新書)

    イエス・キリストの身体に現れるさまざまな象徴的な図像は、いったいいかなる意味を持ち、いかなる役割を担っているのか。

    それらを幅広い視点から検証している。キリストの姿を描いた多くの美術品の挿絵が多いので、わかりやすい。

    (20...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年02月18日

    この本好き。何度でも読んでしまう。
    手に取るたび、初読時の
    「そういえばイエスは磔にされたんじゃん!
    身体って大事なテーマじゃん!」と
    興奮気味に読んだのを懐かしく思い出す。

    偶像崇拝を禁ずるユダヤ教、
    それがベースにあるキリスト教について
    「キリスト教=精神重視」という
    聞きかじっただけの知識を...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2011年04月03日

    [ 内容 ]
    キリスト教にとって大切なのは、身体ではなく精神、肉体ではなく霊魂ではなかったか。
    しかし、キリストの身体をめぐるイメージこそが、この宗教の根幹にあるのだ。
    それは、西洋の人々の、宗教観、アイデンティティの形成、共同体や社会の意識、さらに美意識や愛と性をめぐる考え方さえも、根底で規定して...続きを読む

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