岡田温司のレビュー一覧

  • ビジネス教養としてのアート

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    実はこちらの本、美術史家•岡田温司先生の著書だと思って手に取りましたが、実際に書いておられるのは5人のライターさんでした。

    さらっと読めて、切り口や視点は面白いなぁと
    思ったけど、内容がさわりだけなので読後はちょっと物足りない感じが残りました。

    タイトルどおり、あくまでも『ビジネス教養として』なので、専門的な内容ではなくてアート作品を見る時の視点に気づかせてもらえて、場合によっては会話にも活かせられるかも。そんな感じの内容でした。

    中でも
    個人的に興味深かったのは
    奈良美智の代表作である
    いじわるな顔した子どもの作品。

    見る人によってかわいいと捉えたり、
    怖いと感じたりする。

    どうし

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    2021年01月27日
  • マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女

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    キリスト教には二人のマリアが存在する。聖母マリアと罪深きマグラダのマリアである。西洋世界におけるマリア信仰の歴史についての本を読み、マグラダのマリアに興味を持った。原田マハの小説に「まぐらだ屋のマリア」と言う題名のものがある。原田さんの作品の代表作の一つと思っているが、何故この題名なのかと思っていたが、マグラダのマリアの話を題材としている意味が今回改めて理解でき再読しようと思った。
    マグラダのマリアは聖女でもあり、娼婦でもある。正しく言えば自らの罪を回心し、聖女になったということである。聖女マリアは言うまでもなく聖なる存在、人々を疫病、災い等から救済する、あたかもキリストのように。一方で、罪深

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    2020年12月20日
  • 天使とは何か キューピッド、キリスト、悪魔

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    ●天使と一言に言っても、その時代その場所によってさまざまな描かれ方がしていることがわかり、興味深かった。

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    2018年10月24日
  • アダムとイヴ 語り継がれる「中心の神話」

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    キリスト教とか今まで全く興味なかったのに、大学生になってから興味を持ち始めたので読んでみました。
    この本は美術作品を多用してアダムとイヴを読み解いていきます。
    美術がサッパリな私でも関心を持つことができました。
    内容は旧約聖書の基本的なことが頭に入っていないと難しいかなと感じました。

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    2018年04月07日
  • イタリア現代思想への招待

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    アガンベンやカッチャーリの思想が面白そうだった。
    不可能なものとは、選び取られる可能性すらなかったもの。

    アガンベンの潜勢力は、否定を含んでいる。すなわち、過去においては別様でありえた可能性があるが、その別様の在り方を拒否し、現実の在り方を肯定するのが潜勢力である。

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    2015年09月12日
  • アダムとイヴ 語り継がれる「中心の神話」

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    アダムとイヴのイメージが固定されたのはそんなに古いことではない
    リリス、サタン、カインとアベル、セツ
    創世記=創生記


    結局、男は都合の悪いことはいつも女のせいにする

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    2013年12月04日
  • マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女

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    授業でやった時は何が何だかさっぱり分からなくなりましたが、この本できれいさっぱり解決しました。でも、処女懐胎の方が面白かったかな?個人的には。

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    2011年09月16日
  • マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女

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    聖母マリアの純潔とエヴァの原罪の間に配置されたマグダラのマリアは、解釈によって都合よく利用/消費された。
    15世紀までの教会によって規制・教化された図像に為政者である教会・修道会の権力性を、16世紀以降のバロック・ルネサンス期の図像に受容者の欲望を考えさせられる。

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    2010年10月26日
  • マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女

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    苦手な新書を読もうキャンペーン!

    主に絵画を通してマグダラのマリアが時代によってどのように認識されてきたか、
    その変貌を辿る、というような本。

    ふつうにおもしろかったですよ。

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    2010年08月18日
  • イタリア現代思想への招待

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    イタリア思想はじめての画期的ガイダンス ジョルジョ・アガンベン、アントニオ・ネグリ、ウンベルト・エーコ、マッシモ・カッチャーリなど、現代をリードし続けるイタリア思想を、明快に解説する快著登場

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    2011年07月16日
  • マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女

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    ダヴィンチコード以来興味をもったので。ベタなミーハーですが。でも、ダヴィンチコードで言われるマグダラのマリアがキリストの子供を産んだというのはどうも信じられない話な気がした。髑髏をまとった聖女っていうその矛盾したような美しさに私は魅力を感じる。マリアがキリストを愛した気持ちっていうのが、宗教的な神への愛というより普通の人間的な、人を愛する愛情なのではないかと思えて聖女なのに他の聖人よりも親近感を抱いてしまう。それから絵画に描かれる彼女が美しすぎて挿絵をみるだけでも楽しめた。

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    2009年10月07日
  • マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女

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    ふとしたことから新約聖書に興味を持ったときにその存在をはじめて知りました。女信者として後世に娼婦あがりとかいろんな汚名を着せられる運命にあるとは夢にも思わなかったでしょうね・・・。

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    2009年10月04日