岡田温司のレビュー一覧

  • イタリア現代思想への招待

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    神の負の部分、神=良きものという固定観念こそ誤った認識

    不幸ピュシス

    ヨブに関する考察

    penso negativo






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    2009年10月04日
  • マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女

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    父親の本棚から拝借。マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネの福音書それぞれにマグダラのマリアへの位置づけが違う。キリストをもっとも愛し、キリストにもっとも多く愛された悔悛の聖女。

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    2009年10月04日
  • 処女懐胎 描かれた「奇跡」と「聖家族」

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    テーマの展開は非常に面白いし興味深い。図版を多用しての論述も非常にわかりやすい。気軽に読める知的好奇心満足の本。ただし、ジェンダー論への関連付けがやや過剰で鼻につく感あり。

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    2009年10月04日
  • マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女

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    映画「ダヴィンチコード」が流行っているらしく、ネット上どこへ言ってもそんな言葉やダヴィンチの絵などがあるので、この本を本棚から取り出してきた。

    この本は上野の美術館で買った。キリスト教文化になじみのない日本人でもマグダラのマリアは、それでも有名なほうだと思う。ヨーロッパの絵などによく書かれているし。確かこの本を買った日も、何枚かのマグダラのマリアが描かれた絵を見たように思う。

    マグダラのマリアはイエスと結婚していて子どもまで身ごもっていた。そのときの様子を描いたのが「モナリザ」だという説もある。
    絵の中のモナリザは、黒い髪を結わえずに垂らし、黒い服を着ている。これは当時の身分の低い女性なの

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    2009年10月07日
  • キリストと性 西洋美術の想像力と多様性

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    キリスト教関連の絵画や彫刻などには、時に性的な描写がモチーフになっていると思われるものがある。これら美術品の創作の背景を文化や教会を取り巻く歴史と共に分析している。

    その描写方法は「解釈によっては」の物からかなりあからさまな物まである。作者達がどのような意図を持って創作してきたのかは歴史の中の話であり興味深い。芸術性を追求したであろうもの、教義による禁欲と裏腹なもの、中にはウケ狙い(失礼!)で描かれたものを後世の人間が芸術として評価したものもあるだろう。

    こうした作品はキリスト教の権威層から批判、糾弾されながらも描かれてきたのは、なんだかんだ言っても多様性が受け入れられたのか、はたまた規制

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    2025年04月30日
  • マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女

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    #2025年に読んだ本 7冊目
    #2月に読んだ本 1冊目

    マグダラのマリアを扱った
    美術作品の遍歴ついて書かれた本…

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    2025年02月05日
  • 天使とは何か キューピッド、キリスト、悪魔

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    #2025年に読んだ本 3冊目
    #1月に読んだ本 3冊目

    キリスト教のなかからの本
    ギリシャ神話のこととか「異教」と
    表現されてた

    そして美術史的な本だった

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    2025年01月08日
  • キリストと性 西洋美術の想像力と多様性

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    西洋美術に表出するクィアな解釈のキリスト、
    その多様性を実例に触れながら探っていく

    民衆の信仰意識はほんとに多面的

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    2024年07月07日
  • マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女

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    回心した娼婦、聖女にして娼婦というイメージを持つ彼女であるが、聖書を紐解くとキリストの磔刑、埋葬、復活といった場面に登場するものの、罪や悔い改めといったテーマには直接関係していないことを指摘する。
    では、いつ、どのようにしてこのようなマグダラ像が形成されてきたのか。時代、宗派、地域などの視点から豊富な絵画・彫刻などの紹介も交えて解説。

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    2022年12月10日
  • 天使とは何か キューピッド、キリスト、悪魔

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    ギリシア語 アンゲロス=伝令、使者

    angel ユダヤ・キリスト教
    キューピッド 異教
    (古代ギリシアでエロス、ローマでクピドやアモル)

    神の愛アガペー>地上の愛エロス

    34 新プラトン主義と天使論
    マクロコスモス宇宙とミクロコスモス人間
    ダンテ

    44 ユダヤにおいてイエスと天使が混同
    →天使崇拝、終末思想@第二神殿時代

    天使キリスト論と天使型キリスト論

    81

    91 天使と音楽

    144 自由意志

    202
    アール・ブリュット
    アウトサイダー・アート

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    2022年11月05日
  • マグダラのマリア エロスとアガペーの聖女

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    〈「復活」の最初の証人〉であり、〈最初の「使徒」〉にもなる
    =「使徒たちの女使徒アポストロールム・アポストラ」

    ヨハネ解釈とマタイ解釈
    美術ではマタイのほうが多い

    19
    アダムのような両性具有的存在への回帰や、あるいは、苦行者たちの禁欲主義的なジェンダー放棄の精神

    146
    Renaissanceがヴィーナスにしょうち象徴されるなら、baroqueはマグダラのマリアによって象徴される

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    2022年10月29日
  • ビジネス教養としてのアート

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    「教養」と銘打たれているのは、アートという正解の無いものをどう受け止めるか?という問いに対する筆者からのヒントのようです。
    アートと経済、アートと歴史、アートと思想、アートとテクノロジーのそれぞれの観点から、写真付きでアートの意味、意図、背景、歴史、影響などが語られています。
    千利休を新たな価値を産み出したプロデューサーとして捉える考え方は、へぇなるほどという感じです。
    ほどほどのボリュームで読みやすく、手軽な入門教養書として良さそうです。

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    2022年09月14日
  • ビジネス教養としてのアート

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    本著がビジネスに役立つか否かは疑問。
    しかし、広く浅くアートについて学べる。

    自分としては今までアートに対して興味を持っていなかったが、
    最近美術館に行ってみたいなという思いが湧いてきていたのでちょうどよかった。
    アートへの入り口としては良い本だと思う。

    自分は絵画に込められたストーリーを知ることが好きだということがわかった。

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    2022年04月08日
  • 西洋美術とレイシズム

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     中世やルネサンスの宗教画や彫刻に黒人、ユダヤ人、ジプシー(ロマ)として描かれているのはどのような場合にどのような意図であるものなのか、多くの作品を見ながら解説したもの。逆に「本来は黒い肌であった人をことさら白い肌に描くことで、黒い肌に聖性を与えることを拒むかのように」(p.173)描かれた作品、というのもある。
     キーワードはロマン主義、オリエンタリズム、「神と黄金」(西洋の植民地主義)、世界宗教的(エキュメニカル)といった感じだろうか。「下心」、「脚色」、あるいは暗黙のうちに、あるいは無意識的に不当な他者化する例というのを色々見ることになる。読み終わっても強烈な印象を残しているのは、「静物

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    2021年09月19日
  • ビジネス教養としてのアート

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    前々から興味のあったアート。
    ビジネスの教養として役立つかどうかは、ちょっと分からないですが(特にこの本が)、
    私自身はとても面白く読めました。

    アートという(多くの人にとって)よく分からないものに対して、
    歴史とか思想とかテクノロジーといった側面から、
    色んなアートについて著者が解説してくれます。

    残念なのは、文面で出てくるアートが全て画像として出てこないのと(だから、気になるアートは検索が必要)、
    ほとんどのアートは白黒である点。
    後者はコスト面もあるから致し方ないところもあるけど、
    前者は頑張ってほしかった。

    個人的には、バウハウスの解説が
    とても自分のインスピレーションを刺激して

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    2021年06月21日
  • ビジネス教養としてのアート

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    アートの値段のつけられ方、時代によってアートの意味合いや形が変化していくのがわかった。

    ただ、自分にとっては少し難しい内容でした。
    個人的にはアートを見るとき、作者の心理や時代背景などを考えてみるのが好きです。

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    2021年03月29日
  • ビジネス教養としてのアート

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    タイトルにビジネスとついてるけどアートの表面を浅く広く解説してる書。かなり浅めなので、もっと知りたいと思うところで終わってしまう。

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    2021年03月23日
  • 西洋美術とレイシズム

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    西洋美術や文学には宗教観がつきものである。レイシズムという観点から書かれたこの本、驚きの連続である。理解は出来なくとも知ることで、現在進行形の時事を咀嚼する手助けにはなる。キリスト教の発祥はパレスチナであり、その地に暮らした人々の民族・人種は忘れずにいたい。

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    2021年03月15日
  • 西洋美術とレイシズム

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    「言うまでもない」ことだけれど、まぁ確かに宗教が西洋の人種差別の元っちゃ元だよなぁ。マッチポンプで正当化していったように思える節もちらほら。

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    2021年03月04日
  • 西洋美術とレイシズム

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    同じ神をルーツにもつユダヤ教、キリスト教、イスラム教。その中で、公然とレイシズムを推し進めてきたのはキリスト教だけだ、と筆者は指摘する。その証左を宗教画に求める、というのが本書の趣旨。
    ただ、その様相はそんなに単純でもないらしく、黒い肌の人物へのリスペクトが感じられる作品も挙げられている。また、アフリカ大陸の人々への蔑視は確かに古くからあるものの、今日のような根深さや執拗さを増していくのは大航海時代であるらしい。しかも蔑視の眼差しはアフリカだけに向けられたものでもなく、さらに、オリエンタリズムやロマン主義とも相俟って、一言で纏めるのは難しい。
    ただ言えるのは、美術作品にはその当時の「当たり前」

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    2021年02月12日