西洋美術とレイシズム

西洋美術とレイシズム

935円 (税込)

4pt

3.6

聖書のエピソードに登場する人物を西洋美術はどう描いてきただろう。2000年にわたるその歴史の中で培われてきた人種差別のイメージを考える。

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西洋美術とレイシズム のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年09月23日

    宗教画に描かれた人物像に人種差別の萌芽を見出す。
    ここでは「ロトの子どもたち」や「東方三博士」などの画を例にとる。
    虐げられるものや、やっちまった人物がカラードで描かれるのは何故なのか。偏見はどこにでもいつでも存在するんだということに気づかされるよね。

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    Posted by ブクログ 2023年04月22日

    西洋美術と人種差別について書かれた本。聖書に登場する人物やエピソードが時代の変遷と共に意図的に解釈され、特定の人種で描かれた作品と背景について解説されている。

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    Posted by ブクログ 2022年11月06日

    ノアの息子たちの話を知らなかった。三男が酔って寝ていた裸のノアを見つけて、長男次男に言いふらしたからノアに奴隷の運命を宣告されたなんて。ノアさんの不注意が原因でしょうが!
    それがキリスト教を宣教、黒人奴隷の言い訳として西洋に広まっていく過程を絵画で見ていくことができてとても面白かった。
    人種差別とは...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月19日

     中世やルネサンスの宗教画や彫刻に黒人、ユダヤ人、ジプシー(ロマ)として描かれているのはどのような場合にどのような意図であるものなのか、多くの作品を見ながら解説したもの。逆に「本来は黒い肌であった人をことさら白い肌に描くことで、黒い肌に聖性を与えることを拒むかのように」(p.173)描かれた作品、と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年03月15日

    西洋美術や文学には宗教観がつきものである。レイシズムという観点から書かれたこの本、驚きの連続である。理解は出来なくとも知ることで、現在進行形の時事を咀嚼する手助けにはなる。キリスト教の発祥はパレスチナであり、その地に暮らした人々の民族・人種は忘れずにいたい。

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    Posted by ブクログ 2021年03月04日

    「言うまでもない」ことだけれど、まぁ確かに宗教が西洋の人種差別の元っちゃ元だよなぁ。マッチポンプで正当化していったように思える節もちらほら。

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    Posted by ブクログ 2021年02月12日

    同じ神をルーツにもつユダヤ教、キリスト教、イスラム教。その中で、公然とレイシズムを推し進めてきたのはキリスト教だけだ、と筆者は指摘する。その証左を宗教画に求める、というのが本書の趣旨。
    ただ、その様相はそんなに単純でもないらしく、黒い肌の人物へのリスペクトが感じられる作品も挙げられている。また、アフ...続きを読む

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    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年02月18日

    東方三博士等、黒人の姿で描かれているものについて
    「そういうもの(伝統)なんだろうな」で済ませていたものが、
    実は聖書にも記述の無いことだったり、
    奴隷や植民地への眼差しが含まれていたことを知った。

    女性・非嫡出子・難民…逆境に置かれない人を探すのが難しいくらい。
    赤く平たい帽子・「悪魔の縞」模様...続きを読む

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