水野光博のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ奇しくもこの直前に読んでいた「ビーマイファミリー」同様、里親制度に関するエピソードが前半編に。
「里親制度」の普及が望まれるとはいえ、里子の対象となる子には愛着障害を抱えているケースも多く、またそのケアも一筋縄ではいきません。
今回のエピソードはそんな部分をかいつまんでわかりやすく伝えてくれているように思います。
後半編は児童養護施設から実家庭に戻った子とその母親のエピソード(途中まで)。
ペアレントプログラムを受けて更生(?)した母親と、その母のもとで一緒に暮らしたいという中学生の素直そうな男の子。
傍目には家庭に戻ることに何の問題もないように見えるけれど、実際はそうではなかったというところで次巻につづく。
続きが早く読みたい…。
主人公の児童福祉司・健太自身も、幼少期に虐待を受け養子縁組した里親に育てられた経緯があり、これまでもところどころに健太と実母、養親とのエピソードが挟まっていましたが、5巻では健太の実母が出てきて(本人同士は会わなかったけど)、6巻以降でどういう形で、お互いがどんな思いで再会するのかもとても気になります。 -
Posted by ブクログ
シリーズ14巻・完結編。
13巻から続くヤングケアラー編。
中学生で祖父と妹の面倒を見ている少年は、児童福祉司の相川の訪問も頑なな態度で学校へ行くのも諦めている。
やっと登場した両親も相川に対して暴言を吐き、話にならない。
相川は、自分の力不足を感じるが、一人でやろうとせずに同僚や心理士や保健師や地域全体で子ども達の未来を守るんだという先達の言葉に助けられる。
妹が警察に保護され、児相に連れて行かれたことで、ネグレクトが発覚する。
中学生の兄は、祖父が認知症の症状が出始めたことで、一時保護が決まる。
ヤングケアラーは、なかなか表に出ず分かりづらいのだと思う。
学校生活もままならず、自分の未来に絶望してしまうことはかなしいことだと感じる。
家庭環境のせいで、夢や希望のない人生を味わうなんて理不尽なことだと…。
もっとより良い社会になればと願うしかない。