水野光博のレビュー一覧
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購入済み
面白いし,勉強にもなる!
とても楽しみながら読んでいます。回避不可能と思える逆境も,なんとかかんとか乗り越えていく営業マンのギリギリさ加減がまたいいです。
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Posted by ブクログ
東日本大震災では、多くの人に「被災ストレス」と呼ばれるストレスが強くかかった、とされています。
大きな被害を受けた方はもちろんそうですが、不眠不休で対応を行わなければならない公務員、行方不明者の捜索を行う消防や自衛官、救急処置を行う救急隊や医師などにも、強くそのストレスはのしかかり、長い時間をかけて精神を病んでいくと言われています。
(実際、被災地の公務員の離職率は、震災から1年以上経ってから高くなるそうです)
今作は、東日本大震災で被災した地域で働く「児童相談所の職員(児童福祉司)」にスポットを当てた作品になっています。
職員がどういう思いで仕事をしていたのかという面もそうですが、避難所の -
Posted by ブクログ
ネタバレ奇しくもこの直前に読んでいた「ビーマイファミリー」同様、里親制度に関するエピソードが前半編に。
「里親制度」の普及が望まれるとはいえ、里子の対象となる子には愛着障害を抱えているケースも多く、またそのケアも一筋縄ではいきません。
今回のエピソードはそんな部分をかいつまんでわかりやすく伝えてくれているように思います。
後半編は児童養護施設から実家庭に戻った子とその母親のエピソード(途中まで)。
ペアレントプログラムを受けて更生(?)した母親と、その母のもとで一緒に暮らしたいという中学生の素直そうな男の子。
傍目には家庭に戻ることに何の問題もないように見えるけれど、実際はそうではなかったというとこ -
Posted by ブクログ
シリーズ14巻・完結編。
13巻から続くヤングケアラー編。
中学生で祖父と妹の面倒を見ている少年は、児童福祉司の相川の訪問も頑なな態度で学校へ行くのも諦めている。
やっと登場した両親も相川に対して暴言を吐き、話にならない。
相川は、自分の力不足を感じるが、一人でやろうとせずに同僚や心理士や保健師や地域全体で子ども達の未来を守るんだという先達の言葉に助けられる。
妹が警察に保護され、児相に連れて行かれたことで、ネグレクトが発覚する。
中学生の兄は、祖父が認知症の症状が出始めたことで、一時保護が決まる。
ヤングケアラーは、なかなか表に出ず分かりづらいのだと思う。
学校生活もままならず、自