茅律子のレビュー一覧
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ミセス・マーフィーシリーズの第9弾。いつもいかにも怪しい人物が本当に犯人だったりするのでミステリとしてはどちらかと言うとゆるめ、…と思って油断していたらレギュラーだと思っていた人物がさっくり退場したりして案外気が抜けなかったり。バレンタインにフェアが元妻に馬用駆虫剤をプレゼントしたシーンには思わず吹いたけど、それがハリーにとって一番喜ぶものだということを知っていたからで、虚飾を必要としない二人の関係が素敵でした。
興味深かったのはキツネ狩りのシーン。原書が出版されたのが2001年でイギリスで「狐狩り禁止法」が成立する前からヴァージニア州では狐を殺さないスタイルが当たり前のようです。自分的には「 -
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クロゼットは道路が凍るような季節。主人公・郵便局長のハリーはヴァレンタインの仕分けで忙しいところ、リトル・ミムが町長選に出るから協力して欲しいと頼まれ、濁したまま気が重い。
クロゼット病院で残忍な殺人事件が起き、好奇心旺盛なハリーがまたもや首を突っ込むので、飼い猫のミセス・マーフィー達は気が気じゃなく・・・・。
動物探偵団が登場しないと事件は解決しない?
トラ猫ミセス・マーフィーシリーズ9作目。
面白いのと面白くないのとあるこのシリーズで、今回面白くないパターンでした。何と云うかテンポが悪くて読みづらい。
動物達は相変わらず大活躍なので、そこだけかなぁ。
無駄にだらっと長い。
猫ミステリだ -
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人口3千人余りの小さな町が舞台。
平和なハズだったクロゼットに突如、訪れた、惨殺な連続殺人事件。町、唯一の郵便局長を勤めるハリーは、持ち前の好奇心から事件に首を突っ込むことになる。だが、彼女の飼い猫マーフィと、相棒のコーギー犬タッカーが、余りにも的外れなことばかりしてる人間達を見かねて、自ら、謎に挑むことに……。
とまあ、大まかな内容はご想像通り、ごく普通の推理小説である。
でも、私が気に入ったのは事件の流れよりも、猫の描写の方。彼女達は擬人化されている訳ではなく、猫の世界に則った、猫の視点で人間を見ているのだ。だから、不自然に思う部分もなければ、嫌みにも思わない。猫特有の仕種もさり気 -
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ネタバレ7弾。どこまで読んだっけ。。。というくらい久々。
いきなりブレアが出てきて鼻息荒くなった。
しかし、幻滅の連続。。。もうモデルはおしまいってことなのかな、これでずっとお隣さんなんだろうか?
そんでハリーとは友達と割り切ったってことなのかな。。。
それにしても、歳をとったモデルについてハリーがシンシアと語るシーンはひどく悲しかった。M氏もそうだったのかなあ。。。
今回はラストもイマイチ。事件が絡みすぎだし、タリーの話ってここに絡ませた理由がわからないんだけど、読み落とし?
罪を犯した人のその後の人生はこんなもんよってことなのかなー。
そういう意味でも権力者は最後まで権力者だってけど?
ど -
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トラ猫ミセス・マーフィーシリーズ。
リタに引き取られた(飼われている?)スニーキー・パイというトラ猫ちゃんが初めて書いた推理小説、らしい(笑。
さて、この話、最初の殺人が起きるまで登場人物を掴むのが大変でした。やはり日本人にとって外国の人の名前は難しいですね。ファラマンド→フェア、マリリン・サンバーン→ミム、クーパー→クープなどなど。
そもそも、人間の主人公ハリーは、フルネームがメアリー・マイナー・ハリスティーン。でもって旦那がファラマンド・ハリスティーンというのですが、どうして旦那はフェアと呼ばれ、彼女はハリーなのか?その辺り、かなり謎です。しかも離婚調停中ですよ。離婚後はどういう名になるん -
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共著の形をとっているのはリタ・メイの飼い猫スニーキー・パイが書いた小説だから、というコージー。確かに猫はいっぱい出てきますが相方は犬なので猫ミステリと呼ぶのは少々タッカーに失礼な気もします。一生懸命飼い主に自分達の意思を伝えようとしたり、なんとか人気をとろうとしたりする姿はとっても可愛いんですが。会話文が殆ど女性の一人称なので、誰が言ったのかだけじゃなく人間と動物どっちが言ったのかが分かりにくかったです。男性陣の性格もそれぞれ違いが少なくて区別がつかない。女性陣は個性豊かなんですが・・・。動物達の人間に対する考察を苦笑いしながら楽しむのがいい読み方のように思います。
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トラ猫ミセス・マーフィーシリーズ第6作
ヴァージニア州の小さな町クロゼットの郵便局長ハリーと、彼女の飼っているトラ猫名探偵ミセス・マーフィーが難事件に挑みます。ハリーと友人のスーザンは、新聞の訃報欄でセント・エリザベス高校の校長ロスコウの名前を見つけ、前日に彼と話したばかりだったのに、と驚いた。ところが、これは生徒のいたずらだったことが判明、悪ふざけとして一件落着した直後、本当に急死してしまった。死因は、毒。ミセス・マーフィーと彼女の探偵仲間、コーギー犬のティー・タッカー、デブ猫ピュータの活躍が始まった・・・・
ミセス・マーフィーは、クールでスマートで、賢くて勇気にみちています。そして、ミ