高校の教師である慎一と、子供同然のサチコ。
とにかく餓鬼に過ぎないサチコを成人として更正させる事と、彼女との関係の目的を定めはじめるのだが、あるとき自分が確実に墜ちていく事に気付く。
チンピラまがいな事にまで手を染め始めて、物語は暴力と倒錯の色が次第に支配を強めて行く。
身体の何処かで突如とムシが暴れ始める。ムシの侵入の後、常軌を逸し始め奈落へと転落して行く慎一、果たしてムシのせいか、はたまたムシの所為にして、隠しがたい自身の本性を開けっぴろげにしたのか。
ともかく、暴力的描写は計算のなせる業ではなさそうだ。