西川正身のレビュー一覧

  • フランクリン自伝

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    ## 感想


    「勤勉と節倹の徳」
    この本をまとめるなら、この言葉になる。
    印刷、消防、大学設立、病院建設など、公のために骨を折り、果てはアメリカ独立運動の立役者として、後世に大きな影響を与えたベンジャミン・フランクリン。
    「私はいままでの生を初めからそのまま返すことに少しも異存はない。」
    そう言い切るフランクリンの人生における成功の秘訣」は、『勤勉と節倹による徳』だと言う。
    真面目に働き、無駄なことに時間とお金を使わない。
    そうすることで信用を得られ、成功に繋がっていく。
    こうした考え方は、以前読んだ渋沢栄一の『論語と算盤』に近いものがあると感じた。
    私たちが生きる現代は、フランクリンが生き

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    2025年05月09日
  • 新編 悪魔の辞典

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    中学か高校だかのとき、謎の岩波信仰を持ってたけどまともに読める本がなかった。そんな私にも読めたのがこれ。辞典形式で皮肉は超一級。今でも大好きな本。

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    2024年06月17日
  • フランクリン自伝

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    「13徳」の「規律」と「沈黙」は、まさに自らに課したいものであった。またそれ以上に付録の『富に至る道』で謎の人物「貧しいリチャード」が言及する言葉の数々が実にいい。

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    2023年05月07日
  • フランクリン自伝

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    人生は短いので、だらだらしている時間をなるべく減らして十三徳の樹立と富の蓄積に励まなければならない。これが幸福への最速の道であると思う。

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    2020年07月31日
  • フランクリン自伝

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    ベンジャミン・フランクリン。

    健全な自尊心をもち、相当な読書好きで勉強をしたことがうかがえる。

    何故この本が古典となったのか? その価値は青年に向けて、節制や勤勉や誠実であることの重要性を、一庶民であったフランクリンがそれらの特性を養いながら立見出身できたところにあるのではないか。

    良い本は行動を促す本だと思うが、
    まさにこの本はそれだ。

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    2019年04月21日
  • フランクリン自伝

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    ネタバレ

    一度面倒を見てくれた人は進んでまた面倒を見てくれる。こっちが恩を施した相手はそうはいかない(190)
    初めの百ポンドさえ溜めてしまえば、次の
    百ポンドはひとりでに溜まる
    金というものは本来繁殖力の強いものなのである(202)
    本来の貧乏人一人にたいして、贅沢な貧乏人が百人(330)

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    2023年11月11日
  • フランクリン自伝

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    自伝を初めて読んだ。
    こんなに面白いものだったなんて。

    まず、決して裕福ではない時代、そして家に生まれたフランクリンですが、
    彼が彼自身または書物よって導き出した考えにより、
    合理的に誠実に動き、苦難にあいながらもまたそうする事で己の人生を運び成功して行く様がとても感慨深く、感銘を受けました。
    中でも有名な十三の徳はとても実行してみたく思ったし、似たような事を自分でもすでにしていたことから自分のやっている事に確信を持ちました。

    知る 事に遅いという事は言いたくはないものですが、
    やはり知るのが遅い事に悔いてしまう。

    それだけ素晴らしい書籍であった。

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    2019年01月25日
  • フランクリン自伝

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    発熱で寝込んだ時に読み始めた。

    もっと説教臭いのかと思っていたが、割と坦々とした内容であった。

    時代を感じさせてくれるので面白く読めた。

    言うならば、アメリカ開拓時代?の風景が想像されるような時代。
    日本で言えば、戦後の昭和40年代から50年代ぐらい?として、勝手に映像化して楽しめた。

    偉人伝ではなく、あくまで自伝なので、業績は他をあたった方がいいかもしれない。
    幼稚園時代に、ベンジャミンという人が凧揚げをしていた漫画は読んだ覚えがある。伊東四朗とかの流れだったのかも。デンセンマンとか。

    ちなみに有名な十三徳もメモしておく。

    十三徳

    1.節制 飽くほど食うなかれ。酔うまで飲むなか

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    2018年10月12日
  • フランクリン自伝

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    個人的には科学者としての側面ばかり認識していたが、
    本書を通して実に幅広く、かつ目覚ましい活躍をした人物であり
    また著しい立身出世を成し遂げた人物でもあるということを知った。

    十三の徳については、その内容自体もだがいかにして身に付けていくか、ということの説明に大きな価値がある。

    自分は俗物なのでなかなか実践はむずかしいが、それでも目指すものとして心においておくだけでもいくばくか違うだろう。

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    2018年08月01日
  • フランクリン自伝

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    ネタバレ

     教養的読書。ベンジャミン・フランクリンといえば100ドル札紙幣に描かれているアメリカ合衆国建国に大きく貢献した人物として有名である。フランクリンは決して恵まれた家庭に生まれたとは言えず、植字工など苦労の多い時期を経験している。そこからの立身出世の物語はアメリカンドリームの原型なのだろう。フランクリンは自身で定めた「13の徳」の実践などから、勤労で実直な人物だったことが自伝から窺える。その影響は後にM.ウェーバーがプロ倫で資本主義の源流として言及したほどである。それだけの功績を遺した人物の自伝が現在でも読めることは大きな遺産だと感じる。

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    2016年05月14日
  • フランクリン自伝

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    13の徳を磨く方法や、どのような生涯を送ったのか、時代背景、どれも楽しかった。日常に生かすにはっていう視点を持って読めた。

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    2014年11月02日
  • フランクリン自伝

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    ベンジャミン・フランクリンは、日本ではあまり有名ではないが アメリカではThe Father of All Yankeesと呼ばれ アメリカ建国の父として非常にポピュラーな存在だ。

    彼の肩書きは、印刷業者・ジャーナリスト・哲学者・発明家 ・慈善事業家・政治家・外交官・科学者・文学者と多岐に渡っている。

    有名なシステム手帳のフランクリンプランナーも彼がルーツであるし 雷が電気である事を凧を使った実験で確認したのも、このフランクリンである。

    フランクリンのマルチな活躍ぶりを支えていたのは 彼が一貫して主張している彼の"勤勉さ"である。

    フランクリンは25歳の時に

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    2014年06月26日
  • 新編 悪魔の辞典

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     風刺と機知に富む社会批評で、
    アメリカ草創期のジャーナリズムで
    辛辣な筆を揮ったピアスの箴言警句集。
    その中で面白かったのが、
     「王子さま」
       ロマンスの中では田舎娘に、
      現実の生活では友人たちの細君に
      愛情を施す青年紳士。
     「電話」
       気に食わぬ奴を寄せつけないでおく
      便宜の一部を放棄せざるを得ぬ悪魔の発明品。
    である。
     読んだ瞬間、思わずふいてしまった。
    確かに、その通りであるな、と思った。
    「悪魔の発明品」という言葉が好きだ。

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    2010年01月27日
  • 新編 悪魔の辞典

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    原語で読めたらさらに面白かろうに!
    言葉遊びと、辞書のように他の類義語に対応させているのでより面白い。

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    2009年10月04日
  • 新編 悪魔の辞典

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    一番のおすすめは『友情』
    天気の良い日は二人ぐらい十分乗れるが、悪い日にはたったの一人しか乗れない船。

    他のおすすめとしては『大砲』『批評家』『殺人』『お金』『阿片』『尊敬』などが素晴らしい。

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    2009年10月04日
  • 新編 悪魔の辞典

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    ひねくれものとあまのじゃくは必携だと思う。ただし読み過ぎると穿った見方を獲得しすぎて多分社会生活に影響します。

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    2009年10月04日
  • 新編 悪魔の辞典

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    捻くれものは絶対読んでいる一冊 笑 「偏愛」→「幻滅への予備段階」で妙に納得してしまいました。なるほど捩れた世界の方が見通しが良いようです。

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    2009年10月04日
  • 新編 悪魔の辞典

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    「人ってここまで皮肉れるものなんだなぁ…」と思わず感動さえ覚える一冊です。
    古典文学の定番でもあり、未だに根強い人気を持ちます。
    とにかくページをめくった瞬間から出るわ出るわ、ブラックジョークの嵐。
    唖然のち苦笑、時々鬱。
    「一年」を思わず「365回の失望からなる一期間」と読んでしまわない程度の服用をお勧めしますw

    個人的にはいつか英語版も読んでみたいですね。
    …下手したらMに目覚めかねないですけど(笑)

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    2009年10月04日
  • 新編 悪魔の辞典

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    人間って昔も今も考えてる事あんまかわんないだなあと読んで思った。
    ウイットに富んだ会話を欲するけども、どうもするっと出てこない。そんなシャイで弱気な貴方のポケットに是非一冊。

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    2009年10月07日
  • フランクリン自伝

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    「徳」を身につけることの効用を論理的に解明し実践したフランクリン。謙譲な態度は人の信用を得て自分の考えに賛同させるのに効果的である、まずは節制と倹約によって富を築いてこそ誠実の徳を実践できる等々、精神論ではなく処世術としての徳であるところがユニークです。自身もある程度の富を得てからは「この町を(国を)良くしよう」と考えはじめ、街路の清掃などの小さいことから、軍備の増強、「合衆国」システムの基礎を置く、イギリスからの独立に尽力するなど政治の世界で活躍します。
    この自伝は前半の方が明らかに熱を入れて書かれていて(途中まで書いたところで多忙になり書く時間と熱意とを失ったもよう)、無一文から処世の基礎

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    2024年11月23日