西川正身のレビュー一覧

  • 新編 悪魔の辞典

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    厨二よりも高二病拗らせてる時期に持ってるとドヤ顔出来る。
    でも年頃の娘の誕生日プレゼントにこれはどんなチョイスだよ親父。

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    2013年05月15日
  • 新編 悪魔の辞典

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    この辞典を開くと、最初は愛国者から始まる(そう、愛は存在しない)。内容はこうだ。「部分の利害のほうが全体のそれよりも大事だと考えているらしい人。政治家に手もなくだまされるお人よし。征服者のお先棒をかつぐ人。」ははは。南北戦争の兵隊上がりのジャーナリストにとって、ペンと銃の区別など必要なかったようだ。敵兵だろうが言葉だろうが、対象を狙い定めてただ容赦なく打ち抜くのみ。乾いた時代には乾いたユーモアが良く似合う。巻末にある長田弘氏による解説は、本文の徹底した辛辣さの中に潜む誠実さを見事なまでに炙り出している。

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    2012年11月05日
  • フランクリン自伝

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    「十三徳」と、巻末の「富に至る道」が面白かった。
    これを世俗的と見るか、人生の真髄が表れていると見るかは、読者次第ということであろう。

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    2018年10月14日
  • 新編 悪魔の辞典

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    強烈な風刺本。
    女性にはまさしく敵ともいえるような本ですね(笑)
    だって扱いがあまりにもぞんざいなんですから。
    こうやって書いている私もまあ、女ではありますが。

    辞書よりも最後に出てくる
    彼の生涯のほうが魅力的に
    感じるかもしれませんね。
    そう、彼の最後はまさしく謎…

    人を選びます。この本。

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    2011年07月17日
  • 新編 悪魔の辞典

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    辛辣な風刺批判で有名だったビアスらしいですね。悪魔の…というのは人の心や影。辞典を手に取ってみたら「幸福」を引いてみてください、納得しますから。

    辞典の中には当たり前ですが現代人に馴染みない単語も多々あります。気分転換程度にめくるにはうってつけの本ではないでしょうか。

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    2010年06月15日
  • 新編 悪魔の辞典

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    中学生の時に読んだ本。
    友達、の欄にかかれてある「都合のよい大きな船」という表現(だったと思うけど)に、当時の私は衝撃をうけたのを覚えています。
    友達に裏切られた裏切った、が自分の世界の大きな出来事だった学生時代。悠々と泳ぐ大きな船のはかなさや切なさを知っていたからこそ、その皮肉めいた表現に思わず苦笑いしたのでした。

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    2010年03月20日
  • 新編 悪魔の辞典

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     A・ビアスは世の中を再定義したといっても過言ではない。ただし、毒気が多すぎる気はするが。
     「退屈な人間――聞いてもらいたいときに話をする人間」はその典型であろう。人間はみな自分の世界観を持たなくてはならない。本書は、読む人が自分なりの再定義をする作業を手助けしてくれるだろう。
     ちなみにA・ビアスがペンネームで使ったのが、「Fiend:冷笑家」です。

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    2009年10月04日
  • 新編 悪魔の辞典

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    風刺と機知に富む社会批評で、アメリカ草創期のジャーナリズムで辛辣な筆を揮ったビアス(一八四二‐一九一三)の箴言警句集。芥川龍之介の『侏儒の言葉』にも大きな影響を与えた。名訳の誉れ高い旧訳にさらに手を入れ多くの新項目を加えた決定版。

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    2009年10月04日
  • 新編 悪魔の辞典

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    たった数行で物事の本質を的確に表してしまう。
    しかも冷ややかなユーモアを持って。

    100年ほど経った今でも十分通用する言葉の数々。

    憧れの詩人です。こんな仕事をしてみたい。

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    2009年10月04日
  • 新編 悪魔の辞典

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    皮肉とユーモア溢れる約300ページ。かなり好きな一冊。始めから終わりまで通して読むもよし、暇な時適当に開いたページをフムフムと読むもよし。新しい智恵がここに。

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    2009年10月04日
  • 新編 悪魔の辞典

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    「あらゆる災難の中で、最初で最もすごいもの−」コレは、「誕生」の項に書かれた説明。全編、風刺に満ちた文章で満たされています。キリスト教や書かれた当時のアメリカの世情がわかればもっと楽しめるのだが。

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    2009年10月04日
  • フランクリン自伝

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    アメリカの父の一人といわれるベンジャミン・フランクリンの回顧録。勤勉さや正直に生きることの大事さを伝えている。またアメリカ国民の元々の性質を理解するにも良いとされていたため読んでみました。

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    2025年05月11日
  • 新編 悪魔の辞典

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    ネタバレ

    時代が違うのでピンとこないもの、皮肉といえば皮肉だけど当たり前すぎてさほど面白くないものが結構多く、意味がわかってからするめのように面白く感じるものも少し、声を出してふふっとなるのは3割くらいかな。
    本書によると私は低能である笑
    おんな、口軽なこと、敵意、などの項目では女性への偏見たっぷりで女の私からしたら苛つく内容だった。対して、男性について語る時は自虐ネタなので差を感じる。まぁ著者が自由に語る本なのだから仕方ないが。
    単体の本として読むというより、創作のネタ帳として使えそうだ。


    悪党
    市場へ出す箱づめのいちごと同じで、人目を引くように並べ立てたもろもろの素質を、つまり、上等な奴が一番上

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    2025年07月19日
  • フランクリン自伝

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    気持ちが良いほどの勤勉さ、無欲。
    言うのは簡単だけどやるのは難しい。
    自分をもう一度見直してみようと思える1冊です。

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    2022年10月10日
  • 新編 悪魔の辞典

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    数多くの追従を生んだウィットに富んだ歴史的パロディ本。
    しかし現代人の感覚からすると、ビジネス版悪魔の辞典など現代版が感覚的に腑に落ちると思われる。
    古典の名作として☆3つ。

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    2022年03月10日
  • フランクリン自伝

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    デール・カーネギーの『人を動かす』に記述のあったアメリカ資本主義のキーパーソンであるフランクリン自伝を手に取ってみた。恐らく原文ではとても素晴らしいことを書いてあるのだろうと思うも、自分には直訳風の日本語訳が合わずしっくりいかない。原文を読めるような語学力がないのが残念。中でも有名らしい十三得を記す。毎日自問しこれを習慣化していくべしとの事。
    いきなり食べ過ぎなワタクシである。
    ≪十三得≫
    第一  節制…飽くほど食うな、酔うほど飲むな
    第二  沈黙…駄弁を弄するな
    第三  規律…物は場所を決め、仕事は時間を定めよ
    第四  決断…なすべきことをなさんと決心しべし
    第五  節約…浪費するな
    第六 

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    2019年03月10日
  • 新編 悪魔の辞典

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    辞典の形をとった随筆で知識の宝庫
    この本自体が135ページの「造語」に
    値するのかもしれない
    毎回開いたどこから読み始めても問題なし
    暇つぶしの知識のお散歩に連れ立つのに
    適しているとも言えそうだ

    無駄な知識に興味のない私には退屈だけれど
    134ページの「象の鼻」などは
    ユーモアを楽しめる人ならば
    この本を読みこなしたことになれるだろう
    しかし呉れ呉れもこの世をはかなんで
    高い崖から身を乗り出さないように
    お願いします

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    2015年06月15日
  • 新編 悪魔の辞典

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    これは痛快にして悪魔。
    相当の皮肉屋さんだ。ふふっと笑ってしまう。
    諧謔がある。風刺がある。
    現代ならミニブログ系SNSで持て囃されるのかも。

    皮肉とは真実を不愉快に言い表すことだ、っていうのを耳にしたことがある。まさにそういう言葉のオンパレード。表現の在り方の幅を見せつける。

    もちろん辞書として編まれているのでどこからでも読める仕組みになっている。

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    2014年11月05日
  • 新編 悪魔の辞典

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    とかくこの世は生き辛い、という辞典。

    ここまで厭世感みっしりだと、ふくれっつらの子供のような可愛らしさも感じます。

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    2009年10月04日
  • 新編 悪魔の辞典

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    噂にたがわぬブラックジョークの数々。この辞典というか辞書に載ってる意味の方が、正しい意味であるものも多いかと。…分厚さに、興味ある単語以外はとばしとばししながらでしたが(笑)活字アレルギーの方にはキツイけど、綺麗ごとが嫌いな方にはかなりオススメです、…私みたいな。

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    2009年10月04日