ダーウィンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ミミズによる腐植土の形成はとても長い時間を要し、大きな結果をもたらすという点が自然淘汰による進化と重なっていて面白い。
渡辺先生の訳はわかり易いことで有名なので、今回も読みやすかった。しかし、かなり頻繁に出てくる計測値の単位が日本人に馴染みのないポンド、ヤード、オンス、フィート、インチ、エーカー、マイルなので非常にストレスで途中で読むのをやめたいと思うほどであった。稀にカッコ書きでグラムなどに変換されているが、ほとんど助けになっていない。原著を忠実に翻訳したい気持ちからだろうが、かなり頻繁に計測値が出てくる本書でそれを貫くことは読者への配慮を著しく欠くものである。この点が解消されれば、もっと楽しめたと思うので残念であった。 -
Posted by ブクログ
ダーウィンがミミズの研究をしていたことは知っていたので、本書を読んでみることにした。
ダーウィンがミミズに関心を持ち、ロンドン地質学会で「腐植土の形成について」という発表をしたのが1837年のこと、そして本書を出版したのは亡くなる半年前の1881年であるから、実に40年以上にわたり、ミミズの観察、研究を続けてきたことになるのだから、これはスゴい。
田舎育ちなので子どものころはミミズを良く見たものだが、そう言えば最近とんとミミズを見かけない。そんな身近にいたミミズがこんなにすごい働きをしていることを、本書を読んで改めて知った。
「適度な湿度がある地域ならばその地表は腐植土で覆われている。その腐植土層の形成にはミミズが貢献している」というのがダーウィン自らが言う本書のテーマである。
ミミズの感覚や習性を知るために、ミミズを飼育して光を当てる、音を聞かせる、いろいろな葉を与えるなどしたり、巣穴の入口を塞ぐためにミミズがどのような方法を用いるかをいろいろと試してみるなど、いろいろな実験や観察を行う。
また、ミミズがどの程度の量、土を地表に運ぶのかを、いろいろな場所や、古代の遺跡、建造物において測定を試み、できるだけ正確な量を推し量ろうとするところなどは、正に科学者の振る舞いだ。
ダーウィン自身ももちろんいろいろな調査をしているが、自分の子どもたちや親戚の人たちの協力を得ているのはとても微笑ましい。また、多くの協力してくれるナチュラリストがいたのも、いかにもこの時代のイギリスだ。
自然界の驚異や不思議さをいろいろと感じながら本書を読んだ。 -
Posted by ブクログ
個々の種は一つの地域だけで生み出され、その後そこから過去と現在の条件のもとでその移動能力と生存能力の及ぶ限り遠くまで移動した。
かつては連続的だった多くの種の分布が地理的な変化や気候の変化によって分断されるという出来事が地質時代に間違いなく起こっている。
創造の中心は一つか複数か
決して交雑を起こさない生物を考えてみよう。私の学説によればそのような種は他の個体や変種とは決して混じり合わないが相互に取って代わりながら改良されてきた変種の系列の子孫である。そうだとすれば変更と改良が継続して起こることで生み出される個々の変種に蔵する全ての個体はただ一組の親の子孫ということになる。
「創造の中心はただ一つ」とする学説に対する深刻な難題。
ー分散の手段
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個々の種から生み出される変異した子孫は自然界の中で可能な限り多くの異なる居場所をしめようとすることから、それらの形質はどんどん分岐していく傾向があるということだった。その他個体数を増加させると同時に形質を分岐させている生物には分岐の程度や改良の程度が遅れている先住民に取って代わって根絶させてしまう傾向が常にあることも示そうと試みた。 -
Posted by ブクログ
自分の守備範囲とあまりに違いすぎて理解できない、というより頭に入ってこないというのが正直なとこでした。
ああ、そうだ、俺は「生物」嫌いで「化学」選んだんだったよ。。。
そもそもなんで読もうと思ったのかというと、最近読んだビジネス書に立て続けに名前が出てきたからです。
ダーウィンの功績は、それまで「創造説」(=それぞれの種は環境に合わせて神が創りたもうた)を覆し、それぞれの種が自然淘汰や変異を繰り返し、今の形になってきたということを証明した(?)ことだそうです。
読むきっかけとなったビジネス書に無理矢理こじつけるのであれば、今残っている企業も昔から今の形ではなく、変化する仕組みを持っていたということでしょうか。。。
下巻も頑張れるか心配です。 -
Posted by ブクログ
メキメキと売場面積を伸ばしている(と思っているのだけれどどうだろう?)「まんがで読破」シリーズ。『種の起源』なんてどうやって漫画化するのかなーと思っていたら、なんてことはない、ダーウィンの伝記的な漫画でございやした。
とはいえ、随所に『種の起源』での主張が解説されていたり、具体例におとしこんだ説明がなされていたりと、なんとなく『種の起源』を知るためにはヨサゲな本。っていうか「解説」まで漫画で描かれているんですねー、おどろきまんぼー。
そしてガラパゴス諸島に行ってみたくなった。どうやって行くんだろ? 誰かつれてってー! 現れて、私のフィッツロイ!!
【目次】
プロローグ
ダーウィン
エピローグ
種の起源 解説