ダーウィンのレビュー一覧

  • 種の起原 下

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    402P

    ダーウィンって生物学のイメージだけど、地質学者でもあるんだよね。科学で地学結構好きだからダーウィンの本面白く感じるんだろうな。


    「我々は作用の働きを知り、どんなに深く陸地の表面が浸食されたか、またいかに多くの沈積物が堆積したかを学ぶことによって、過去の時間についての観念を最もよく得ることができるのである。ライエルが十分述べているように、堆積累層の広がりと厚さは、地殻が他の場所で受けた浸食の結果であり尺度である。それゆえ過去の時間の持続期間について何かを理解するためには、積み重ねられた地層の大堆積を自ら調べ、泥を押し流す小川や海岸の断崖をすり減らす波を観察しなければならない。周囲

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    2025年11月05日
  • 種の起原 上

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    446P

    「しかし奇形を何らか明瞭な境界線によって軽微な変異と区別することはできない。一緒に生活している多くの個体中に現れるこのような構造の変化のすべては、極めて軽微であるか非常に顕著であるかにかかわりなく、生活条件が各個体に及ぼす不確定な効果であると見なすことができる。それは同一の寒さが様々な人に不確定な仕方で影響し、身体の状態または体質に応じて咳や感冒、リューマチあるいは種々の器官の炎症を起こすのとほぼ同様である。」

    —『種の起原(上)』チャールズ・ダーウィン著

    「その郷土においてほとんど自由な状態に保たれながら、なお子を産まない動物がいかに多いことか!  これは一般に本能が損われた

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    2025年11月04日
  • 種の起源(上)

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    学術用語が多く、また現代の学説と異なる点もそれなりにあるので、ある程度の生物学・遺伝学の知識を持った状態で読むべき本だと感じた。

    しかし、ダーウィンの生物学への非常なる熱意が伝わってくる。
    遺伝子の存在も、遺伝方法も分かっていなかった時代に、自然観察のみでここまで考察した事実には驚嘆するしかない。たくさんの協力者がいたとはいえ、膨大な実験と観察を凝縮した論証と、その結晶たる進化論。
    創造論が主流であった時代に大きな一石を投じる著書であったことは想像に難くない。

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    2025年06月22日
  • 種の起源(下)

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    難しい表現があり理解しづらい部分は多々あるが、進化論の原理が知れるのは面白かった
    メンデルの遺伝学など、この本が出版された以降の世界では進化論を更に補強する科学がたくさんあることに驚かされる
    また、遺伝や大陸変動など分かっていないことをきっぱり述べるのはダーウィンの性格も起因してるからか科学に対して正直だなと思う

    当時の宗教との対立もまた時代を感じさせる内容であった
    複数の側面から物を見るべきなので創造説の本も読んでみたい

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    2025年02月19日
  • 種の起源(上)

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    農業高校を卒業したくせに今まであまり生物関連の本を読んでこなかった。そんな自分に喝を入れるため『種の起源』に挑戦したが、結果は最高の読書体験でした。
    地球環境に適応し、柔軟に種を分岐させてきたすべての生物の地道な足跡を、強い愛情と探究心を持ってダーウィンは追求する。
    ミミズと土についての著作も読みたい。
    予想外な点
    ・創造説に対しての気配り
    ・読みやすい
    ・優生思想や競争心を煽ることは書いてない。

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    2023年09月10日
  • 種の起源(上)

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    この本は、誰もが知っているダーウィンの「種の起源」ですが、実際に読んでみると、とてもよく研究された本で、めちゃくちゃすごい本だと思いました。
    世の中が「この世は神が作ったという」創造説を信じている中で、生物進化論を科学的に証明した本書は、まさに時代を大きく変えた歴史的な本だとと思いました。
    ぜひぜひ読んでみて下さい!

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    2023年01月20日
  • 種の起源(下)

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    下巻では、生物の緻密な観察に加えて、主に地質学などの地理的条件を交えて「自然選択説」に関する論証を重ねている。

    有名なガラパゴス諸島の生物についての考察がメインであると勝手に想像していましたが、実際は少しだけ登場するだけだったので驚きました。

    「自然選択説」は誤った解釈に用いられることが多いですが、ダーウィンが本当に伝えたかったのは「全ての生物は共通の祖先を持ち、環境に応じて姿形を変えながら少しづつ変化を遂げてきた」ということを理解しました。現代の「生物学」の幕開けを感じる大作でした。

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    2022年03月15日
  • 種の起源(上)

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    現在の生物学の土台を創り上げた言わずと知れた名著。生命の創造説が主流の時代の中、長年に渡って生物の観察を続け、論証を重ねる事で導き出した「自然淘汰説」。この学説は、現在でも様々な分野に大きな影響を与えている。

    生物進化に関する本を複数読んできて、恥ずかしながら本書を読んだ事が無かったので読みました。遺伝子に関する知見がない中で、ここまで壮大な生物進化に関する学説を唱える事が出来た彼の偉大さを改めて実感しました。

    続けて下巻を読みます。

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    2022年02月23日
  • 種の起源(下)

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    Unlimitedで読んだ上巻がよかったので下巻を自費で購入。

    地質学まで踏み込んで、進化の途中段階が見つからないのはなぜか、を解説。さらに、古い地層には原始的な種が見つかり、基本的に原生の種は出てこない。

    とにかく驚くのは、メンデルの遺伝の法則も、大陸移動説も知られていない時代に、かなり核心をつく考察を行っていること。

    なぜそれができたのかは、自然についてじっくりと向き合ってきたからだろう。20代のうち6年も費やしたビーグル号の航海も大きく影響したはずだ。

    進化論に異論は多いが、彼らがダーウィンほどに自然と向き合っているのかは疑問に思う。

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    2021年09月21日
  • 種の起源(上)

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    専門家のための学術的なものでなく一般向けであるとのことである。
    以前から読みたかったのだが、それを知って読むことにした。丁寧で細かく分かりやすい。文章の後に気がついたことがあったら、注意書き、説明も怠らない。現代では知られていることのまとめ書きになるわけである。
    適応しつつ対処していくことにつきるということだろうと思うのである。
    読み終わった後も確認したくなったときのために手元に置いておこうと思う。終わりの“本書を読むために”もとても興味深いことが記してある。

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    2021年01月31日
  • 種の起源(上)

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    私的ベスト5のうちの1冊。チャールズダーウィンの人間性に触れる事ができる名著だと思います。訳者の渡辺正隆さんの補足がわかりやすく、岩波文庫版より字も大きく読み易いです。

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    2021年01月04日
  • 種の起源(下)

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    言わずと知れているが、未だ必ずしも正しく理解されていないところがある、ダーウィンの主著。

    本書は、ダーウィン自身が述べるように、その全体が大きな1つの論証となっている。
    すなわち、生物の起源を説明する理論として、自然淘汰説がいかに正しく、他方で創造説がいかに誤っているかを、膨大な論拠をもって論じている。
    自説への反論をも「難題」として詳しく検証し、分からないことは分からないと明言する姿勢は、極めて潔く、「科学的」である。

    全体を通して、創造説と闘いながら、生物の起源に見事なロジックで迫っていく、ダーウィンの強い意気込みが感じられる。

    下巻末の「解説」では、ダーウィン以降の生物学の発展に触

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    2016年05月11日
  • 種の起源(上)

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    上下巻、あわせて1ヶ月以上、毎日読み続けて遂に読み終えた。内容・分量ともにお手軽な本ではない。でも面白く読める。

    実験で証明できる訳ではない生物の起源。それを論証に論証を重ねて示していくという生物学のスタイルは、とても新鮮に思えた。今の世はちょっと実証主義に偏りすぎているように感じていたこともある。

    進化論は過去・現在・未来の認識を変えてくれる。壮大なスケールの生態系の一部である我々、に気づかせてくれる。ビジネスパーソンは全員必読、というある推薦文を見て読み始めたのだが、その理由も自分なりに理解できた。

    まだ遺伝の法則も分かっていなかった時代のダーウィンの成果。このバトンを受け継ぎ、DN

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    2016年04月15日
  • 種の起源(下)

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    チャールズ・ダーウィン『種の起源』と
    川端康成の『山の音』を平行して読み上げました。
    『種の起源』は言わずと知れた近代生物学の礎となった大著、
    方や。あの山本健吉をして「戦後日本文学の最高峰」と言わしめた名品です。

    実を申し上げますと、『種の起源』は学生時代から何度か挑戦し、
    いつもその難解さに断念していました。
    それが、光文社古典新訳文庫版でやっと読み終えることができました。
    原書を読んだことがないのでよくわかりませんが、
    翻訳家によりますとダーウィンさんは悪文で有名なんだそうです。
    だから、英国国教会が「あなたを誤解し、最初の我々の反応が誤りだったために
    まだ他の人々があなたを誤解してい

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    2015年07月25日
  • 種の起原 上

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     訳がいいのですんなり頭にはいってくる。だだし、挿絵があったらもっと理解が進むと思われると残念である。原本には挿絵がなかったのであろうか。訳本だけだとわからない。
     古典として読む価値があるし、読みやすい本である。

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    2012年04月18日
  • 種の起原 上

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    ネタバレ

    進化論を提唱した、ダーウィンの名著。
    彼の文章は中々回りくどく、難解であった。

    ただ一つ言いたいのは、彼は「創造論者」を避難してはいるが、決して「キリスト教」を攻撃してはいない。
    彼が進化論の根拠とするのは、「今知られている動物が、絶滅した動物に比べて少数であることを考えれば、少しずつあゆみがあったと考えるのが当然である。自然は多様性を浪費するが、改革は節約する。自然は飛躍しない。」と述べる。

    また古代ギリシャのアリストテレスの著書「自然学」において、自然選択の原理の萌芽を見て取ることができるとする。それは「例えば歯が噛み切るように、または草をすりつぶすようにできているのは、そのた

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    2011年10月02日
  • 種の起源(上)

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    ようやく読み終わった。3週間もかかってしまった。

    種の起源は、以前から読みたいな~とは思いつつ、素通りしていた本。ようやく手に取り、時間はかかったけど、読破して、若干気持ちがいい。

    ダーウィンについては、「進化論を唱えた人」ぐらいのイメージしかなかった。そして、批判されまくっている(キリスト教だけではなく、学者にも)人というぐらいのものだった。

    読み始めて最初の3分の2ぐらいは、正直とても退屈だった。っていうか、わたしの知識不足?よくわからなかったり、同じことがクドクド書いてあるように感じたり。そういうわけで途中で眠ってしまったり、だるくてやめてしまったりして3週間もかかってしまったのだ

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    2011年07月11日
  • 種の起源(上)

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    言わずと知れた古典の代表、ダーウィンの「種の起源」です。

    全ての生物は今の形、性質を与えられたという創造論を科学的に否定した最初の人がダーウィンです。

    生物は自然淘汰と呼ばれるメカニズムによって、今の「種」に分化、進化してきました。


    進化論は今や当たり前となっていますが、知っているだけで理解していなかったということが、読んでみてよくわかります。


    何億年も前には、単純な生物が生息していて、それがだんだん進化して魚になったり、鳥になったり、哺乳類になったり、人になったりしたんでしょ。

    人類の祖先は猿だったんでしょ。

    といったことは漠然と知っていても、どういったメカニズムなのか、つま

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    2010年05月20日
  • 種の起原 下

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    生き残る強い種(個人・家族・組織)になるためのヒントがあるかもしれないと思い、購入しました。
    内容も勉強になりますが、「神が人間を創造した」と皆が信じていた時代に、全く異なる理論を構築・主張して世間を納得させたという事実に感動を覚えました。

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    2009年10月04日
  • 種の起原 上

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    生き残る強い種(個人・家族・組織)になるためのヒントがあるかもしれないと思い、購入しました。
    内容も勉強になりますが、「神が人間を創造した」と皆が信じていた時代に、全く異なる理論を構築・主張して世間を納得させたという事実に感動を覚えました。

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    2009年10月04日