八杉龍一の作品一覧

「八杉龍一」の「種の起原」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 種の起原 上
    4.0
    1~2巻1,276~1,353円 (税込)
    自然淘汰と適者生存の事実を科学的に実証して進化論を確立し、自然科学の分野においてはもちろん、社会観・文化観など物の見かた全般に決定的な影響を及ぼした著作として、この『種の起原』の名を知らぬ人はないであろう。底本には一八五九年の初版を用い、最終版たる第六版までの各版の異同をくわしく記した決定版である。

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ユーザーレビュー

  • 種の起原 下

    Posted by ブクログ

    402P

    ダーウィンって生物学のイメージだけど、地質学者でもあるんだよね。科学で地学結構好きだからダーウィンの本面白く感じるんだろうな。


    「我々は作用の働きを知り、どんなに深く陸地の表面が浸食されたか、またいかに多くの沈積物が堆積したかを学ぶことによって、過去の時間についての観念を最もよく得ることができるのである。ライエルが十分述べているように、堆積累層の広がりと厚さは、地殻が他の場所で受けた浸食の結果であり尺度である。それゆえ過去の時間の持続期間について何かを理解するためには、積み重ねられた地層の大堆積を自ら調べ、泥を押し流す小川や海岸の断崖をすり減らす波を観察しなければならない。周囲

    0
    2025年11月05日
  • 種の起原 上

    Posted by ブクログ

    446P

    「しかし奇形を何らか明瞭な境界線によって軽微な変異と区別することはできない。一緒に生活している多くの個体中に現れるこのような構造の変化のすべては、極めて軽微であるか非常に顕著であるかにかかわりなく、生活条件が各個体に及ぼす不確定な効果であると見なすことができる。それは同一の寒さが様々な人に不確定な仕方で影響し、身体の状態または体質に応じて咳や感冒、リューマチあるいは種々の器官の炎症を起こすのとほぼ同様である。」

    —『種の起原(上)』チャールズ・ダーウィン著

    「その郷土においてほとんど自由な状態に保たれながら、なお子を産まない動物がいかに多いことか!  これは一般に本能が損われた

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    2025年11月04日
  • 種の起原 上

    Posted by ブクログ

     訳がいいのですんなり頭にはいってくる。だだし、挿絵があったらもっと理解が進むと思われると残念である。原本には挿絵がなかったのであろうか。訳本だけだとわからない。
     古典として読む価値があるし、読みやすい本である。

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    2012年04月18日
  • 種の起原 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    進化論を提唱した、ダーウィンの名著。
    彼の文章は中々回りくどく、難解であった。

    ただ一つ言いたいのは、彼は「創造論者」を避難してはいるが、決して「キリスト教」を攻撃してはいない。
    彼が進化論の根拠とするのは、「今知られている動物が、絶滅した動物に比べて少数であることを考えれば、少しずつあゆみがあったと考えるのが当然である。自然は多様性を浪費するが、改革は節約する。自然は飛躍しない。」と述べる。

    また古代ギリシャのアリストテレスの著書「自然学」において、自然選択の原理の萌芽を見て取ることができるとする。それは「例えば歯が噛み切るように、または草をすりつぶすようにできているのは、そのた

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    2011年10月02日
  • 種の起原 下

    Posted by ブクログ

    生き残る強い種(個人・家族・組織)になるためのヒントがあるかもしれないと思い、購入しました。
    内容も勉強になりますが、「神が人間を創造した」と皆が信じていた時代に、全く異なる理論を構築・主張して世間を納得させたという事実に感動を覚えました。

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    2009年10月04日

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