ダーウィンのレビュー一覧

  • 種の起原 下

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    「種の起源の見解が,一般に受容されるときには,博物学に重大な革命がおこるであろう」
     上巻に続き,自説に対する批判に応える形でダーウィンは自然選択による変化を伴う由来の論理を確かめていきます.化石記録が不完全であること,種によって地理的分布が広大であること.これに対する論説の中に「日本」発見.「・・・これらオーストラリアの植物は・・北にむかって日本まで・・散らばっている.」あの有名なガラパゴスもでてきますが,イグアナやフィンチの絵もなく,下巻では各論もありません.「生命の最初のあけぼのにおいては,もっとも単純な構造をもつごく少数の種類があっただけであって,変化の速度は極度に緩徐であったと思われ

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    2018年02月25日
  • 種の起原 上

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     ダーウィンといえば進化論ですが,本書下巻の最後尾の付録に「進化evolution」とようやく,それも,ダーウィンと同時代の博物学者は生物が環境にあわせて身体を変化させること自体は承知している,という文脈で使っています.その原動力が自然選択なのだ,という言い方です.本編では変化を伴う由来,descent with modificationという表現がよく用いられます.迂遠な言い回しが生真面目に訳出されているので,読みにくいです.ですがおそらく,当時としては平易な語り口で書かれており,現代で一般的な科学エッセイとに相当すると思います.目を引くイラストなどは一切なく,唯一の写真は著者ご本人の肖像写

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    2018年02月25日
  • 種の起源(上)

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    読むのに苦労した。言葉のレベルはそれほど難しくなく、一般書としては楽しめる。だが、しっかりと言葉の咀嚼をしないと理解できない。古典に触れられて良かった。

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    2017年11月09日
  • 種の起源 (まんがで読破)

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    ネタバレ

    このシリーズ、お手軽に全体像が知れるので気に入ってます。

    学校では生物でさらっと、理論(結論)をさらっと習うくらいだけれど
    この航海が大変な時代に、さらに宗教と科学のはざまで
    この理論を発表するのは大変だったのだと、わかりました。

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    2017年06月11日
  • 種の起源 (まんがで読破)

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    種の起源の内容というより、どうやってこの著作が生まれたかという話。でも勉強になりました。本物の種の起源は、素人にも分かる書き方で書かれているのだろうか?一度読んでみたいけどねー。

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    2016年02月22日
  • 種の起源(上)

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    いつかは読まねばと思いつつ先延ばしにしていた本.科学者としてのダーウィンにあらためて敬服できる.ダーウィンの最後の著「ミミズと土」を以前読んだが,種の起源においても,「仮説・思考」「実際の動植物の観察」「他者の文献調査」が入り乱れた後,最終的な結論が筋道だってしめされている.

    一般向けの書として,当時多くの人が手に取ったというところも素晴らしいと思う.

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    2015年08月03日
  • 種の起源(下)

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    下巻もやっとこさ読み終わった。上巻に引き続きダーウィンの偉大さに感嘆する内容だった。くどいと感じるほどに自説や対立仮説に疑問を投げかけ検証しているため、若干の読みづらさはあるけれども。

    実際に読んでみるまでは、種の起源は自然淘汰説により人の起源が猿人類であることを唱える本であると思い込んでいた。
    植物から魚類、鳥類、昆虫など、様々な生物に関してだけでなく、地質学や気候学など話題は多岐にわたる。遺伝の法則がわかっていない時代の著作であるから、分子生物学的な話は出てこないが、それでもこの時代によくぞここまでと驚いてしまう。

    生物学を学ぶ者として、手に取ってみて良かった。
    もっと視野を広げて、様

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    2014年06月22日
  • 種の起源(上)

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    読み終わるまでに結構な時間が掛かってしまったけれど、買ってみて良かったと思える。ダーウィンがいかに偉大であるかが理解できる。

    メンデルによる遺伝の法則の発表より前の著作。自然淘汰説は10年以上温め続けていた持論…遺伝の法則よりもずっと前からこの説を胸の内に秘めていたということ。
    進化論の礎を築き、自然淘汰説を提唱した。凄い…。

    生物学を学ぶ人間として読んで良かったと思えるし、一度は読むべき気がする。

    自分の仮説に真っ向から対立する事例を敢えて取り上げ、それについて厳しく言及し、考察する。そして、特殊な例を排除し、自分の仮説を一般的な形に落とし込む。
    客観的な分析能力の高さ、先見の明は驚異

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    2014年06月22日
  • 種の起原 上

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    ダーウィンの『種の起原』は、予想を超えて、
    ボリュームのある作品である。
    何か、もっと短いものだという印象があったのであるが。

    読み始めて、
    八杉龍一氏の訳がかなり注意して翻訳しているのだと思うが
    なかなか、その中に入り込めない。
    言葉は、ゴツゴツしている。

    この『種の起原』は・・1859年11月に出版されている。
    いまから、約150年前のものだ・・が。
    その『古さ』を感じさせないのは、どういうことだろう。

    博物学というジャンルは、
    今の時代になくなってしまったのだろうか。
    非常に新鮮に感じる・・
    今風に言えば、エコロジストのような感じである。

    地質学、植物学、動物学、人間学・・・

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    2018年03月10日
  • 種の起原 下

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    ネタバレ

    上巻に引きつづき彼の難解で冗長な文章に付き合わされるはめになるのだが、要するに「昔の動物より今の動物が高等であると私は考え、それは生存競争に勝ってきたからだ。」「進化というのは、目的ではなく偶然である。かつ、爆発的に増える。」「退化は、その器官を使わなくなったからで、これも適応進化である。」

    勘違いしないでいただきたいのは、進化は目的によるものではない。キリンの首が長いのは、高いところの草を食べるためではなく、たまたまである。爆発的に増え、環境に合うものだけが生き延びた。これが適応進化である。ただ結果的に見れば、「環境の目的に沿うように進化しているように見える。」ので、アリストテレスまではそ

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    2012年08月18日
  • 種の起源(下)

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    「成長」して「繁殖」すること、繁殖とさして違わない意味での「遺伝」、生物を取り巻く条件の間接的および直接的な作用と用不用による「変異性」、「生存闘争」を引き起こし、その結果として「自然淘汰」を作用させ、「形質の分岐」と改良面で劣る種類の「絶滅」を強いる高い「増加率」。自然の闘争から、飢餓と死から、われわれにとって最も高貴な目的と思える高等動物の誕生が直接の結果としてもたらされる。

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    2011年06月17日
  • 種の起原 下

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    本名がチャールズ・ロバート・ダーウィン。
     自分ではロバート(だか、ロベルトだか)をつかわなかったそうです。

     わりに読みやすいのは無夜がこの手の「遺伝」とか自然淘汰が大好きだからでしょうか。
     1990年に発行となっているので、和訳が合うってこともあるのでしょうか。
     これはもう、進化に関するテキストですね。
     起源ではなく、起原。どちらも同じ意味ですけれど、無夜は原より源の方がなんとなく好きです。
     内容を……書くととりとめがありません。ので、やりません。
     読むのに時間がかかりました。岩波で上下本、だいたい400ページ×2ってとこですね。
     それでもとても読みやすい。ですが、実りがあっ

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    2011年05月24日
  • 種の起原 上

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    言わずと知れたダーウィンによる生物学における世界古典の傑作。
    環境について語るなら、まずこの一冊を・・・ということで、いつかは読みたいと思っていた。

    この本を自分の頭で理解し消化しようと思うと、生物学についてのある程度の知識も必要では?という難しさは感じる一方で、生命の神秘さ、生態系というものの尊さを感じずにはいられない。

    ダーウィンは、公の仕事としてアメリカへの航海から動物学の著作をまとめ、地質学の本を出版。そして、1856年に種の起源について大著の執筆に着手したほか、地質学、植物学、人間学に及ぶ巨大な業績を残したという。

    「自然選択」の作用や「進化論」といった尊い研究結果をムダにしな

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    2010年10月10日
  • 種の起源 (まんがで読破)

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    種の起源がとても分かり易く説明されています。

    決して神の存在を否定するわけではないことが妙に強調されてますね。妄信して思考を停止するのを辞めようという訴えには共感を持てました。

    そもそも、神の定義がわからなくなってきました。
    なので逆に、妖精が創造したという考えのがしっくり来たり。

    面白いです。
    今までのまんがで読破シリーズで一番面白かったです。

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    2010年09月08日
  • 種の起原 上

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    論文、という感じの内容。非常にとっつきにくく、平易な言葉に置き換えたものを出版してほしい。種の起源について軽く知りたい方にはおススメできない。

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    2009年10月07日
  • ミミズによる腐植土の形成

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    ミミズによる腐植土の形成はとても長い時間を要し、大きな結果をもたらすという点が自然淘汰による進化と重なっていて面白い。

    渡辺先生の訳はわかり易いことで有名なので、今回も読みやすかった。しかし、かなり頻繁に出てくる計測値の単位が日本人に馴染みのないポンド、ヤード、オンス、フィート、インチ、エーカー、マイルなので非常にストレスで途中で読むのをやめたいと思うほどであった。稀にカッコ書きでグラムなどに変換されているが、ほとんど助けになっていない。原著を忠実に翻訳したい気持ちからだろうが、かなり頻繁に計測値が出てくる本書でそれを貫くことは読者への配慮を著しく欠くものである。この点が解消されれば、もっと

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    2025年01月19日
  • ミミズによる腐植土の形成

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     ダーウィンがミミズの研究をしていたことは知っていたので、本書を読んでみることにした。
     ダーウィンがミミズに関心を持ち、ロンドン地質学会で「腐植土の形成について」という発表をしたのが1837年のこと、そして本書を出版したのは亡くなる半年前の1881年であるから、実に40年以上にわたり、ミミズの観察、研究を続けてきたことになるのだから、これはスゴい。

     田舎育ちなので子どものころはミミズを良く見たものだが、そう言えば最近とんとミミズを見かけない。そんな身近にいたミミズがこんなにすごい働きをしていることを、本書を読んで改めて知った。
     「適度な湿度がある地域ならばその地表は腐植土で覆われている

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    2024年06月27日
  • 種の起原 下

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    絶滅した種とそれよりもっと古い種、祖先の状態と現在の状態との間において中間的な結合環が見つからない問題について、地質学的記録の不完全さを原因としているが(230頁等)、ここだけ説得力が弱い気がした。

    付録として、初版から第6版までのダーウィン説に対する批判への反論が加えられている。

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    2024年12月30日
  • 種の起原 上

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    「利己的な遺伝子」を読む前に急いで読み始めた。

    が、読みにくい。私が門外漢だからか、読書力が足りないのか、訳がよくないのか。目が文字面を滑ってしまう。

    原本は6版まであるそうだが、これは初版の翻訳。

    自然選択(淘汰)説を提唱したことで有名。だが、ウォーレスとの共著の形で発表された論文をもとにした著作であることや、ダーウィン以前にも自然選択説を示唆する学者がいたことが記されている。

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    2024年12月30日
  • 種の起原 上

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    開始:2023/6/5
    終了:2023/6/20

    感想
    観察の末にたどり着く結論。しかし現代の観点からすれば間違いもままある。それを加味して翻訳することの困難さを思い知る。

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    2023年06月20日