蒼田山のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
エリヤフ・ゴールドラット博士の名前もザ・ゴールというタイトルも知らないままなんとなく読み始めた。ザ・ゴールというタイトルなので、てっきり目標を持つことは大事といった人生訓かと思っていたら想定とは全く異なり、企業がいかに利益を得るかという点に焦点を当てた全体最適のマネジメント理論(TOC制約理論)についての解説マンガであった。ボトルネックを解消することが大事なのはもちろん読む前から分かっていたが、ボトルネックはあくまで現象で悪いものではないという説明が目から鱗だった。具体例が豊富で理解しながらTOC制約理論への理解が深まって読んでよかったと思った。
-
Posted by ブクログ
ネタバレザ・ゴール(コミック版)シリーズの最新作である。今回は企業に導入されたシステムが会社に利益をもたらしているのか、システムの内容が企業ごとにマッチしているのかを企業内で発生する問題をシステムによって解決し、利益につなげることが漫画でわかりやすく解説されている。
会社の利益とシステムのつながりは曖昧であることが多々ある。それをドラム・バッファー・ロープとバッファー・マネジメントという手法によって企業変革のヒントを見つけ出し、利益に繋げていく。
企業では高額なシステムを活用できず、経費を垂れ流している状態がほとんどである。しかし、新たな手法を活用することでシステム費用を短期間でペイしてしまうほ -
Posted by ブクログ
ネタバレザ・ゴール(コミック版)の続編である。1巻で工場閉鎖の危機を救った主人公が出世し、取締役に抜擢された。しかし、業績不振により、傘下の3社を売却せよとの指令が発せられた。売却を阻止するため、傘下3社の問題を解決し、さらに付加価値を付けて売却を見送らせる行動にでた。
1巻で理解した制約理論を単なる生産管理の理論から、あらゆる問題解決に応用できる「思考プロセス」へと発展させる物語である。
思考を整理する手法として、問題等の好ましくない現象を「UDE」(ウーディー)「Undesirable Effects」と呼び、それをリストアップし、因果関係を図にしたのが「現状ツリー」である。現状ツリーが構築 -
Posted by ブクログ
ネタバレ世界的名著、ザ・ゴールの漫画版である。原作は、1984年の発売当時、同書で紹介しているTOC(Theory of Constraints : 制約理論)が日本の文化に一致しているため、日本で翻訳出版されると、貿易の不均衡が加速し、世界経済が破綻すると著者の意向で17年間翻訳が禁じられていた。それほど影響のある問題作を漫画にし、内容を理解しやすいように編集されている。
主人公が務める工場が赤字であるため、上司から3か月以内に経営を立て直さなければ工場を閉鎖すると勧告を受けるところから物語はスタートする。
立て直しの活動をしていると工場特有の問題が多発する。在庫過多や納期遅れである。
理想的 -
-
-
ネタバレ 購入済み
従業員が幸せになり会社も儲かる
前回のコミックスで自社の工場を改革した主人公が、今度は儲かっていない3つの工場を売却の危機から救うストーリー。そんなにうまくいくものかと思わずに、読んでいたみたら面白いかもしれないですよ。
-
ネタバレ 購入済み
あの、ザ・ゴールのコミックス版
全世界で大変多くの人に読まれた、ザ・ゴール。その本のコミックス版がこれだ。ビジネスで学ぶことがコミックスで学べるなんて、楽しいじゃあないかと思えれば良いね。
-
-
Posted by ブクログ
製造業について興味があり、生産管理の本質が分かるかなと思い選びました。漫画なのでサラッと読むことができ、メッセージが理解できます。
ボトルネックとか、全体最適というキーワードは知っていましたが、工場の非生産性との関係が最初は分からなかったです。
しかし読み進めているうちに、たしかにボトルネックを把握して、その生産能力を市場の需要と合わせる(全体最適化する)と工場の生産性が最も高くなるなと納得しました。
ITで言う、ネットワーク、ハードウェア、ソフトウェアのうち、ボトルネックとなる技術とITの発展は一致してしまうという話と、一緒ですね。ボトルネックに対する自分の理解が深くなりました。
-
-
-
購入済み
ゴールとは何か
ゴールは何か。
全体最適を目指す上での制約は何か。
どこを見据えるかで結果はかわっていくのかもしれません。
シンプルだからこそ大切な視点だと思います。