リサ・ランドールのレビュー一覧
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ダークマターと彗星と恐竜、これらは(本文中で著者も語っているが)、自分の中の5歳児の心を魅了する。もちろん私も大好きなテーマだ。加えて、リサ・ランドール博士の著書は読んでいて楽しい。「ワープする宇宙」を読んだ時も、物理の楽しさを味わった(内容は難しかったけど)。本書は難しい理論も数式も出てこない。でも宇宙の構成から恐竜まで見事に解説する。しかもランドール博士が提唱するDDDM理論は、私の中の5歳児の心をくすぐる。銀河の中に薄いダークマターの円盤が存在することで、定期的な生物大量絶滅を説明できることにワクワクした。科学書だけど、読んでいて面白い。ランドール博士の筆力と翻訳者の実力に脱帽だ。
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Posted by ブクログ
なんとも心惹かれるタイトルではないか。
恐竜絶滅はチクシュルーブ・クレーターをつくった隕石によるものだ、ということになっているのが、なぜダークマター?
まあ、風が吹けば桶屋が儲かる、とかバタフライエフェクトのような気もしないでもないが、太陽系外のオールト雲にある小さな天体がダークマターによって影響を受けて軌道を変え、地球にむかってきたのでは、という説を、科学的に、そして結構わかりやすく説明している。
太陽系は天の川銀河を約2億4000万年で一周しており、その間、銀河平面を上下に移動する、という動きがポイント。銀河平面にはダークマターが集まっており、普通の物質とダークマターによる二つのディスク、 -
Posted by ブクログ
リサ・ランドール博士の本は初めてだったが読みやすくてユーモラスで好印象。素粒子標準理論などは知ってる前提で書かれてるので、ニュートンや図解シリーズを読んでおくことがオススメされる。
標準理論では多様な素粒子の存在が確立されているが、ダークマターにも多様な種類があるのでは?というアイデアはとても斬新で、そのモデルが観測とうまく一致しているのは衝撃的。銀河の回転運動に太陽系の垂直動作も加味されているとは知らなんだ。 素人的なデタラメだが、引力で引き合う通常物質、斥力を増大させるダークエネルギーがあるなら、ダークマターは一定距離以内で斥力、一定距離を離れると引力って特性を持ってるのかも、と考えてみた -
大野和基 / ジェニファー・ダウドナ / デビッド・A・シンクレア / リサ・ランドール / ジョセフ・ヘンリック / ジョナサン・シルバータウン / チャールズ・コケル / マーティン・リース / ジョナサン・B・ロソス3.0 (7)
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主に生物学に対するトピックをまとめた書。生物を専門とする人向けというよりは、専門ではない人間が生物のトレンドを知る際に有用な書という印象。
クリスパー・キャス9により任意のゲノムの編集が可能になった今、その将来の展望について語ってくれる(倫理というよりは生物よりの視点)。
また、進化論についても新しい視座を与えてくれる。生物は環境によって大枠を決定されていて、多様性は細部の偶発的な変異によるものと唱えるコケル氏と、環境への適応方法は多数あり、その適応方法が多様性を生んでいるという主張のロソス氏の対比は面白かったが、ロソス氏の意見に対するコケル氏の反論を聞きたかったところ。 -
大野和基 / ジェニファー・ダウドナ / デビッド・A・シンクレア / リサ・ランドール / ジョセフ・ヘンリック / ジョナサン・シルバータウン / チャールズ・コケル / マーティン・リース / ジョナサン・B・ロソス3.0 (7)
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大野和基 / ジェニファー・ダウドナ / デビッド・A・シンクレア / リサ・ランドール / ジョセフ・ヘンリック / ジョナサン・シルバータウン / チャールズ・コケル / マーティン・リース / ジョナサン・B・ロソス3.0 (7)
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大野和基 / ジェニファー・ダウドナ / デビッド・A・シンクレア / リサ・ランドール / ジョセフ・ヘンリック / ジョナサン・シルバータウン / チャールズ・コケル / マーティン・リース / ジョナサン・B・ロソス3.0 (7)
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大野和基 / ジェニファー・ダウドナ / デビッド・A・シンクレア / リサ・ランドール / ジョセフ・ヘンリック / ジョナサン・シルバータウン / チャールズ・コケル / マーティン・リース / ジョナサン・B・ロソス3.0 (7)
Posted by ブクログ
様々な分野で活躍する科学者へ時事について質問しているインタビュー集です。
世界が今注目しているAI開発や宇宙科学や遺伝学の進捗について、様々な畑からの見解が綴られています。
生物学的進化であればゲノム編集、工学的進化であればサイボーグ技術や脳ダウンロードに進むのだろうと考えます。
不老不死は脳ダウンロードで叶えられ、身体能力向上はゲノム編集とサイボーグ技術を合わせることで叶えられると期待しています。
私自身は肉体を改造して新たな人類となることに恐れはありませんが…、皆さんは如何でしょうか。
今後の人類の在り方について考えさせられる一冊。 -
大野和基 / ジェニファー・ダウドナ / デビッド・A・シンクレア / リサ・ランドール / ジョセフ・ヘンリック / ジョナサン・シルバータウン / チャールズ・コケル / マーティン・リース / ジョナサン・B・ロソス3.0 (7)
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ネタバレ<目次>
プロローグ科学の発展がもたらす人類の新たなる進化
1ジェニファー・ダウドナ ゲノム編集はヒトの希望か
2デイビッド・シンクレア 人生200年時代の到来
3リサ・ランドール 目に見えない宇宙の秘密
4ジョセフ・ヘンリック 人類は自己家畜化に陥っている
5ジョナサン・シルバータウン aiに料理はできるか
6チャールズ・コケル 物理法則に制限される生命
7マーティン・リース 世界大戦が起きれば数分で終わる
8ジョナサン・ソロス 宇宙に知性は存在するか
エピローグ進化論は科学の範疇を超える
世界の科学者が考えていること
P98料理が外部の胃として機能して -
大野和基 / ジェニファー・ダウドナ / デビッド・A・シンクレア / リサ・ランドール / ジョセフ・ヘンリック / ジョナサン・シルバータウン / チャールズ・コケル / マーティン・リース / ジョナサン・B・ロソス3.0 (7)