蛯谷敏のレビュー一覧
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組織を以下に変容するかというテーマで非常に参考になった。しかも、企業変革論の第一歩である、危機感の醸成というテーマからではないところが面白かった。10倍挑戦し、5倍失敗し、2倍成功する。201X年に利益倍増と登る山を決めた。理念の再定義、目標の設定、具体的な戦略。孫正義も、経営者が判断で迷うのは、目標が明確でないからだと言っている。
異業種タッグにおいて、CCC社長増田氏が、軍議長くすべからずと言っている。軍議はやればやるほど不安が増える。結局やめようとなってしまう。
宮坂氏のやり方はリクルートに似ている。自分が井上さんのような凄い経営者ではないから、みんなに裁量権を与えて進めた。ポイントは人 -
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【読書メモ】
●大切なのは、誰をバスに乗せるか
●改革とは、組織の中で浮くこと
●まず、登る山を決める。多くの経営者が自分の判断に迷うのは、目標が明確でないからだ
●宮坂流のマネジメントの本質「組織は原理原則」で動かす。意思決定の拠り所となるルールを公開し、社員に周知させた上で事業を進める。管理型のマイクロマネジメントではなく、社員が自律的に動く、ルールに基づく権限移譲型のマネジメントを目指す。例えばサービスの番付制度
●結局、マネジメントとは人に結果を出してもらうことが仕事
●経営は軍議長くすべからず
●誰からも嫌われない会社とは、熱烈なファンやユーザーを持たない会社
●まず -
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元ヤフーCEO、その他数々の輝かしい実績により多くのビジネスパーソンから尊敬される小澤隆生さんの珠玉のインタビュー。
これはすごい!めちゃくちゃ勉強になるー!!と思って、この感動をみんなに伝えなきゃ!つって。えっほえっほ言って。感想を書き出したんですけど。
あれなんか、むずい。これ伝えるの。
要約して書くと、ごく普通のことを大声で言ってる人みたいになっちゃう。
言ってしまえば普通のことを、めちゃくちゃちゃんとやろうぜってことになるんだけど。
そのちゃんとやるの部分がすごいんだけど。
なんて言いったらいいのこれ。
小澤さんのやってきたこと、
エピソード込みでインプットしないとこのニュアン -
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LEGOの変遷が分かる本。特許切れから始まったレゴの衰退、テレビゲームというライバルの台頭、事業の多角化による経営悪化、原点に戻りレゴブロックへ注力、少しずつ経営改善、レゴのブランド化、といったストーリーで、特に驚きはなく、よくある浮き沈みだなあという印象。あと、会社経営とはなんぞや、みたいな話が多くて、期待はずれ。
ただ、レゴブロックそのものの話はとても興味深くておもしろかった。
レゴブロックは、正解のない社会で生きていくうえで必要な創造力、考えぬく力、を発掘するツールになりえるという話は壮大でしたが、とても共感できました。また、自動車を例に挙げたモジュール戦略ともレゴブロックは結びつきを -
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レゴブロックがもたらす「秩序」と「自由」が両立する世界観に、人類の生活がより良くなるヒントが隠されているのかも知れない。
この本を読み終わった後に、レゴムービーを観ると、違った視点で楽しむことができそう。
(すべては最高!)
つまりは、レゴファンにお勧めの本。
私がレゴファンになったのは、つい最近なので、レゴ社の歴史も理解することができ、よりレゴが好きになった。レゴの聖地であるデンマークに、いつか行ってみたい。
レゴブロックは、単なる子供のおもちゃの枠に留まらず、教育やビジネスの場で活用されていることに驚いた。(知らなかった…)
・レゴマインドストーム
・レゴブースト
・レゴデュケーション
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ネタバレ特許が切れたときに陥った危機やテレビゲームの流行やデジタル機器の流通に伴い子供の可処分時間を奪われたときに陥った危機など浮き沈みが激しいレゴ。最近では子供だけでなく大人向けのレゴシリアスプレイや物理だけでなくデジタルも駆使した遊び、ユーザも巻き込んだ商品企画、サステナブルな商品開発などさまざまな先進的な取り組みを行なっている。レゴは子供を楽しませるものであるがゆえ、その従業員も楽しく仕事に取り組むことを目指している。まだまだ浮き沈みがあるかもしれないが、先進的な取り組みや先行的なエンゲージメント施策等の前捌きな活動があり、今後もトイの王者として君臨していくのではないか。
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ビズリーチを創り上げ現在はその持株会社であるビジョナルを率いている南を中心にビジョナルグループの人々、グループ事業会社の奮闘について語られる書籍。「問いを立てる」こと、それにより世の中に「新しい価値を次々と」創出していくこと、それには、「変わり続ける」こと、そのために「成長し続ける」ことが重要であることが述べられている。ビズリーチは企業人として、また一般人としてそのサービスを利用している。まだまだビジョナルはビズリーチの会社であるというのが世間一般の認識であるに違いない。しかしながら、他業種含むさまざまな事業へのチャレンジ、それに伴うメンバーへの権限移譲や継承。会社として変わり続ける姿勢が醸成
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インフラ企業として守りに入っていたヤフーが、スマートフォンの台頭など外部環境の変化を受けて、改革に取り組んだ。
改革の陣頭指揮を執った新経営陣に密着した、現在進行形のケーススタディ。
実際、利益を上げてはいるが将来に向けて変化の必要性を感じている、今回のヤフーのような企業は多いように思われる。
改革に迫られているわけではないが、改革しなくてはならない。
そのような状況では、社員の改革へのモチベーションは上がらず、思うように改革は進まない。
その中で宮坂氏は、行動した。
そして、社長就任から1年後には数値で確実に結果を出した。
ただし、米国大統領の「ハネムーン期間」のように、トップが交代