蛯谷敏のレビュー一覧
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LEGOの変遷が分かる本。特許切れから始まったレゴの衰退、テレビゲームというライバルの台頭、事業の多角化による経営悪化、原点に戻りレゴブロックへ注力、少しずつ経営改善、レゴのブランド化、といったストーリーで、特に驚きはなく、よくある浮き沈みだなあという印象。あと、会社経営とはなんぞや、みたいな話が多くて、期待はずれ。
ただ、レゴブロックそのものの話はとても興味深くておもしろかった。
レゴブロックは、正解のない社会で生きていくうえで必要な創造力、考えぬく力、を発掘するツールになりえるという話は壮大でしたが、とても共感できました。また、自動車を例に挙げたモジュール戦略ともレゴブロックは結びつきを感じました。他スマートフォン、家電をはじめ、1から全てを作るメーカーは現代には多くなく、組み合わせを競う社会になっているというところから、その本質はレゴブロックと似通っているように思えます。読んでいて、子供のころに異常な集中力でレゴブロックを遊んでいたことを思い出しました。振り返ってみるとあのような体験は他では中々できなかったなあと思います。
久しぶりにレゴブロックやりたいなあ。 -
Posted by ブクログ
レゴブロックがもたらす「秩序」と「自由」が両立する世界観に、人類の生活がより良くなるヒントが隠されているのかも知れない。
この本を読み終わった後に、レゴムービーを観ると、違った視点で楽しむことができそう。
(すべては最高!)
つまりは、レゴファンにお勧めの本。
私がレゴファンになったのは、つい最近なので、レゴ社の歴史も理解することができ、よりレゴが好きになった。レゴの聖地であるデンマークに、いつか行ってみたい。
レゴブロックは、単なる子供のおもちゃの枠に留まらず、教育やビジネスの場で活用されていることに驚いた。(知らなかった…)
・レゴマインドストーム
・レゴブースト
・レゴデュケーション
・レゴシリアスプレイ
・AFOL(Adults Fan Of LEGO)
・レゴ空想
・LEGO STUDIO -
Posted by ブクログ
ネタバレ特許が切れたときに陥った危機やテレビゲームの流行やデジタル機器の流通に伴い子供の可処分時間を奪われたときに陥った危機など浮き沈みが激しいレゴ。最近では子供だけでなく大人向けのレゴシリアスプレイや物理だけでなくデジタルも駆使した遊び、ユーザも巻き込んだ商品企画、サステナブルな商品開発などさまざまな先進的な取り組みを行なっている。レゴは子供を楽しませるものであるがゆえ、その従業員も楽しく仕事に取り組むことを目指している。まだまだ浮き沈みがあるかもしれないが、先進的な取り組みや先行的なエンゲージメント施策等の前捌きな活動があり、今後もトイの王者として君臨していくのではないか。
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Posted by ブクログ
ビズリーチを創り上げ現在はその持株会社であるビジョナルを率いている南を中心にビジョナルグループの人々、グループ事業会社の奮闘について語られる書籍。「問いを立てる」こと、それにより世の中に「新しい価値を次々と」創出していくこと、それには、「変わり続ける」こと、そのために「成長し続ける」ことが重要であることが述べられている。ビズリーチは企業人として、また一般人としてそのサービスを利用している。まだまだビジョナルはビズリーチの会社であるというのが世間一般の認識であるに違いない。しかしながら、他業種含むさまざまな事業へのチャレンジ、それに伴うメンバーへの権限移譲や継承。会社として変わり続ける姿勢が醸成されており、今後のビズリーチ以外の事業の展開に目が離せない。
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Posted by ブクログ
インフラ企業として守りに入っていたヤフーが、スマートフォンの台頭など外部環境の変化を受けて、改革に取り組んだ。
改革の陣頭指揮を執った新経営陣に密着した、現在進行形のケーススタディ。
実際、利益を上げてはいるが将来に向けて変化の必要性を感じている、今回のヤフーのような企業は多いように思われる。
改革に迫られているわけではないが、改革しなくてはならない。
そのような状況では、社員の改革へのモチベーションは上がらず、思うように改革は進まない。
その中で宮坂氏は、行動した。
そして、社長就任から1年後には数値で確実に結果を出した。
ただし、米国大統領の「ハネムーン期間」のように、トップが交代した場合、よっぽどのことがない限りは直後に組織の業績が良くなることは多い。
問題は、それを継続できるかどうかである。
宮坂氏の実力が試されるのは、これからである。
その意味では、本書において実施された各施策が、まだ海の物とも山の物ともつかないのが残念。
できれば今回の改革の結果を踏まえて、10年後くらいに続編を出してほしい。
あえて好意的に言うならば、この本と現ヤフーのテーマである「爆速経営」という空気感を感じるためには、短期に結果をたたき出した期間に絞った物語とする、この書き方が良いのかもしれない。
経営に正解はない。
逆に言えば、前社長の井上氏のやり方も正解と言えるし、現社長の宮坂氏のやり方も正解と言える。
「10倍挑戦して、5倍失敗して、2倍成功する」「大切なのは、誰をバスに乗せるか」「経営は軍議長くすべからず」「経営者が自分の判断に迷うのは、目標が明確ではないからだ」「まず、登るべき山を決める」など、具体的かつ分かりやすい言葉で改革の内容を説明してくれている。
生きていれば、結論は見えない。
正解かどうかはいつだって分からないし、正解にこだわる必要はない。
必要なのは、行動を起こすかどうかということ。
この本に書かれていることは、決して正解ではない。
しかし、自身が行動を起こすうえで参考にはなる。
現在進行形のケーススタディとして、参考になる一冊。 -
Posted by ブクログ
カリスマ的存在感を示していた井上雅博社長から後任を任された執行役員宮坂学氏。
本書は、2012年4月宮坂氏CEO就任以降の新生ヤフーの改革の実像をレポートしたものです。
タイトルは「爆速経営」ですが、その他にも、「経営は軍議長くすべからず」「組織は原理原則で動かす」「アサインよりもチョイスを増やす」といった、ひろく一般の企業においても首肯できるアドバイスも豊富です。もちろん、メインテーマである社長交替後の宮坂新社長が取り組んだヤフー大改革の経緯や背景に関しても、とても分かりやすく描かれていると思います。
ただ、読みやすい分、少々物足りなさも感じましたね。前井上社長のマネジメントスタイルと昨今のマーケットトレンドとの間で、どんな不整合が事実として具体的に生じ始めたのかとか、会社としての経営方針の大転換が、従来からいる社員にとって具体的にどんなインパクトを及ぼしたのかとか・・・、もう少しベタでドロドロした姿も紹介して欲しかった気がします。