安能務のレビュー一覧

  • 封神演義(中)
    奇想天外なキャラがつぎつぎ登場して、それぞれに必殺技があり、あいまみえて(「戦うこと二十合」とか)散っていく(一道の魂魄が封神台へ飛ぶ)という中盤。いちおうそれぞれのキャラにもバックストーリーがあって、そこにたどり着くまでが軽く描かれる。

    虚空に金鞭で輪を描いてうんぬんという描写もあって、読んでい...続きを読む
  • 封神演義(上)
    完全にイントロダクションだった~!
    ひとまずやっと紂王と対立する側が出てきました、ってところです。
    これから面白くなってくるのかな?という感じ。

    武侠ファンタジー系の華流ドラマが好きな人はハマるかも。
    中巻に続く…。
  • 封神演義(上)
    『封神演義』(ほうしんえんぎ)は中国古代の殷周革命を描いた中国古典文学である。超自然的な力を持った仙人や道士が活躍する。儒教は「鬼神を語らず」とするが、『封神演義』には儒教以前の中国文化がある。明代に成立した。『商周演義』『封神伝』『封神榜』『封神榜演義』などとも呼ばれる。
  • 始皇帝 中華帝国の開祖
    始皇帝に関わる列伝の中では、李斯に興味がある。統一国家を存立ならしめる法体系と運用というソフトウェアを、始皇帝の意を体していたにせよ具体的な姿を与えたという力量は凄まじいものではないか、と思うからだ。
  • 三国演義 第一巻
    羅貫中原作の大河歴史講談をベースに作者が解釈した作品。仁義の人というより中小企業の社長の如く生き抜いていく劉備、豪傑である自分の価値を認めさせる方法を考える関羽、呂布より強く頭の切れる張飛、天才的な槍の使い手にして爽やかな青年趙雲、怪しい術は使え政治家としては超一流だが軍事はヘッポコで軍令書をかざす...続きを読む
  • 春秋戦国志(上)
    <上中下3巻を通してのレビュー>

    中国故事名言の九割以上を産んだとされる春秋戦国時代はまた、国家形態の原型が造られ、諸士百家などすぐれた思想家たちを輩出させた、世界的に稀有な時代でもあった。
    その五百五十年を軽妙に綴る出色の歴史物語。


    春秋時代・戦国時代に関する事柄を一通り読み終えてから本作を...続きを読む
  • 封神演義 導なき道へ
    漫画のおさらい+αっていう感じ。

    太公望があまり出てこない話を読むと、寂しくなるんだよねぇ。。。

    【気になった文】
    「戦争は、大きく重い球のようなものである。転がり出すまでは時間がかかる。しかし一度転がり始めれば、自らの重さゆえにそう簡単には止まれない。止めることはできない。」(『封神演義 導な...続きを読む
  • 封神演義(下)
    商周易姓革命も終盤・・・と思いきや、
    誅仙陣で仙人二大勢力の激突!
    通天教主とその一派、それに野次馬の仙人たちも大挙、
    魂魄を飛ばされるの憂き目に・・・封神榜の数合わせかw
    西岐軍の進撃も各地の関で戦闘が・・・で、
    重要人物も束になってころころ魂魄を飛ばされる(^^;
    で、最終的には紂王の死、商が滅...続きを読む
  • 封神演義(中)
    武成王が西岐へ。追う聞仲。
    で、ここらへんから崑崙山VS金鰲島の仙人のバトル勃発!
    一聖九君のダンジョンみたいな十絶陣を、
    十二大仙が攻略するという展開に(^^;
    人とか仙人とか道士とか、やたら登場し、死にまくります。
    趙公明も聞仲もあっけなく・・・。
    ダンジョン突破(?)も戦闘も、なんだか悠長、冗...続きを読む
  • 封神演義(上)
    演義というので「三国志演義」のような戦国歴史小説と
    思ってたら、とんでもない!
    中国のSFファンタジー長編小説。
    それも、大体の成立は十六世紀半ばで、明の時代。
    日本では足利時代というのには恐れ入る。

    商王朝の紂王に妖狐妲己が絡むことで、朝廷は乱れ、
    仙界から姜子牙(太公望)が封神の責任者を任じら...続きを読む
  • 封神演義(上)
    人間界・仙界・天界と話が壮大。そして宝貝に道術と、まさにRPGですな。仙人も1500年毎に殺しをしたくてたまらなくなるという設定も、なかなかです。これから本格的に仙術合戦が始まるな~。
  • 三国演義 第二巻
    行動は、すごいオーソドックスなのですが、印象がちょっと普通と違うところは、登場人物が、メチャクチャ、ドライなところですねぇ。
    これは、現代人ぽいといってもいいかも。

    まあ、昔の人が純真だったなんてことはないかもしれないので、本当は、こんなものだったのかも。
  • 三国演義 第三巻
    赤壁あたりということで、孔明が、大活躍。
    けっこう、賢いのをひけらかす若さみたいなのもかいてあって、そういう解釈のしかたもあるなぁと笑ってしまいました。

    安能三国志は、あくまで、武将たちの三国志なんだなぁと思います。
  • 三国演義 第一巻
    「封神演義」の安能さんということで、けっこう宝貝がとびかう妖怪大戦争みたいな「クワン」みたいな三国志を期待していたのですが、けっこう普通。

    うーん、これこそ正しい「演義」という感じなのかなぁ。
    人の思いのこまかいところは、安能版らしく、ちょっと皮肉な感じですが、ストーリーの運びは、めちゃくちゃオー...続きを読む
  • 封神演義(上)

    誤字多いです

    内容は文句なしですが、誤字が多いです。おそらくOCRの訂正漏れ。
    まだ上巻の半分しか読んでませんが、それでも8箇所見つけました。
  • 春秋戦国志(上)
    筆者が言い切る「春秋戦国時代は、中国4千年史におけるただ一度の黄金時代」という歴史感にはただただ、共感。

    かくのごとく、伸びやかにしたたかな時代をよく捉えていると思う。

    しかし、乱世ゆえ登場人物が多いのが難点。
  • 春秋戦国志(上)
    読み物としてはなかなか面白い。
    ただ、著者がなんと言おうが『十八史略』をもとにした時代小説であることに変わりはないので、これをもとにして史実は語れない。
    たとえば、有名な言葉に「臥薪嘗胆」という言葉があるが、これは『十八史略』に出てくる宋代あたりに流行った造語なようで、『史記』や『呉越春秋』などの歴...続きを読む
  • 封神演義(上)
    ジャンプコミック(以下WJ)の原作(?)ということで手に取ってみた。
    日本の古事記のような感じで、中国神話として読める。
    WJでは書かれない部分や、採用されていない部分なんかが脱線感覚で読めて楽しい。
    地名や、人物・歴史に多少の先行知識がある分読みやすかった。

    けど、結構厚い上にあと2冊あるのが大...続きを読む
  • 封神演義(下)
    とりあえず、登場人物が死にすぎる(苦笑
    気に入った人物があっけなく死んでしまうと、やっぱり凹む。

    革命を終えて朝歌を凱旋する場面と、最後に並ぶ名前を見ると、
    長かったこの物語も終わるんだな、と感慨もひとしお。
    一人一人を思い出しながら余韻を楽しむ。
    漫画版も好きだが、これはこれで面白かった。
  • 封神演義(下)
    前半は中巻に引き続き、太公望率いる東征軍が朝歌に向けて各要所に攻めかかる。新しい敵将と道士が出てきては、東征軍らと戦い、最終的には封神台に封じられる。このパターンが繰り返されるので、ちょっと飽きが来てしまいました。「もう少し予備知識があれば良かった」と今更後悔。

    後半は面白かったです。紂王の最後の...続きを読む