安能務のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
たまに私的三国志ウェイヴが来るので、手軽に手に入るものを片端から読んだりするのですが。個人的にはこれがお気に入り演義で、何度も読み返しています。この著者が前記で語っている、「三国志の世界」を楽しめば良いのだ!という部分に全面的に共感しています。ごちゃごちゃ難しいこと言わずに皆で楽しめばいいじゃーん。
小説の体裁としては色々微妙なんですが、テンポの良さが小気味良い。いきなり長々と詩が入ったり、いきなり人が死んだりするテンポがすごく「らしい」感じです。昔、岩波で注釈と首っ引きで読んだ時のテンポに似てる。人物の解釈も、ドライでクサくなくて好みです。