川島蓉子のレビュー一覧
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ネタバレほぼ日の手帳は自分も使っていて、そのページ下の今日の一言が面白く、ずっと、コラムは昔の女性の古典作品だと思っていた(いといじゅりだと勘違い)。
アイデアの質や発想を大事にしつつ、組織のなかで話し合い、より良いものへ高めていく。
みんなでやろうと判断したら着実に実行する。
社員同士が互いに学び、感謝しあう信頼関係を作ろうとしている。のがほぼ日の経営らしい。
すごい!
大きな利益を確保することやプロセスの効率化で生産性を上げることが目的になりがちで、買い手や社員の論理と離れることを疑問視しているのに、あえて株主からの要求に縛られる上場を選んだり、と行動規準がわからず、何だか密談を覗き見している気 -
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今は亡き雑誌「広告批評」の創刊者、天野祐吉を評して、「広告」を「文化」と「経済」に分け、まったく「経済」観点で「広告」を語らなかったことが、「広告批評」の存在意義であった、と言い切った人がいました。2009年、今から10年前、休刊になったのは「広告」を「文化」的側面から論ずる価値が減じたから、だと。その「広告批評」のスーパースターが糸井重里であり、コピーライター イトイは時代の寵児でもありました。今ではあまり呼ばれない「文化人」というジャンルの人として発する光はキラキラまぶしかったなぁ〜。しかし、活動のフィールドを広告制作者という立場から「ほぼ日刊イトイ新聞」というメディア運営という場所へ移し
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誰でもしってるイトイさん。
「おいしい生活。」だけではなくて、
バブルがはじけても、
ネット時代になっても、
スマホが普及しても、
いつでも、ずっとなにか面白そうなことに絡み続けているイメージがあります。
クリエイターとしての才能がすごいのか、
周りを固めるスタッフの力がすごいのか、
すごさの中味はわからないでいましたが、この本を読んで「ほぼ日」という会社の中味、そしてそこにイトイさんがどう関わり続けていっているのかがよく分かりました。
いいなぁ、こういう会社、と思うところがあちこちに。
身の回りでおもしろそうなことを拾って歩くだけでは、小さいサイズから変われない。でも、小さいとこ -
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ほぼ日の経営について。
ほぼ日が上場したニュースを見た際、
その意外性に驚きました。
なんか逆じゃない?と。
それで読んでみたこの本。
事業、人、組織、上場、社長。
企業の根幹のそれぞれについて、糸井さんが
ぐるっとまるっと語られています。
しかも、たまにダジャレつき。
(わたし、「すいません経営」で吹きましたw)
謙虚で俯瞰されてる姿勢が、重たくイヤミにならないのが
糸井さんのすごいところ。
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・「人がうらやましがるようないい考えをだして、実行すること」がかっこいい。
・消極 -
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ネタバレ未来研の川島蓉子さんが、3名の経営者(CCCの増田さん、伊勢丹三越の大西さん、伊藤忠の岡藤さん)、3名のデザイナー(佐藤可士和さん、和田智さん、石井裕さん)と対談し、それぞえれの考える「デザイン」を引き出していく。それぞれのトップランナーが語る内容から『デザインの本質を考えるヒント』をたくさん貰える良書。
デザインの重要性が声高に叫ばれる今日この頃だが、日本で言う「デザイン」は危うさが伴っている。すなわち、斬新さに偏った『一時的な見た目の新しさ』を求めることに終始しがち。しかし今考えなければならない「デザイン」はそうではない。どのような未来を創りたいかの「ビジョン」を『デザインする』ところから -
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ネタバレCCCの増田さん、可士和さん、三越伊勢丹の大西さん、Audiのデザイナーだった和田さんなど、デザイナー側、経営側の両方から、デザインについてのインタビューを採録。それぞれいろいろ成し遂げてきた人だけに、おもしろい。80年代デザイナーは奇抜なものを作らされていたと。そこに、普遍的なものはなく、普通をいかにデザインするかだと説く和田さんの意見に納得。その和田さんの話にちょっとでてくるが、Jinsで眼鏡をデザインした。外を見る眼鏡でありながら、自分自身が見えるウェアラブル眼鏡。見た目はきわめて普通に見えるところがカレの言うデザインなのだろうと思う。
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ネタバレ[ 内容 ]
常に人でにぎわうデパートの食品フロア=「デパ地下」。
老舗の伝統に最新の流行、昔ながらの定番もあれば、各デパートが知恵をしぼり工夫をこらした「ここでしか買えないもの」もある。
絶えずリニューアルが繰り返され、トレンドを発信し続けるデパ地下は、人々の生活に密着しながら、ファッション化・カジュアル化してきた。
時代のニーズに合わせて進化を続け、訪れた人をわくわくさせる売り場、その人気の秘密はどこにあるのか?消費者の視点から見た「活用法」も織り交ぜながら、デパ地下の魅力に迫る。
[ 目次 ]
時代とデパ地下、私とデパ地下
第1部 なぜ今、デパ地下なのか(「デパ地下」は日本発;デパ地下