毎日新聞科学環境部のレビュー一覧

  • 「理系」という生き方 理系白書2

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    大学受験、就活、企業などの様々な場面での理系、文系の区別が生む問題点を非常に広い角度から捉え、問題提起している一冊。
    大学に問題もあるけれど、中学、高校での教育制度にはやはり改善の余地があると思います。
    理系であれ、文系であれ、知識の偏りは社会に歪みを生むことは間違いない。

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    2011年10月11日
  • 理系白書 この国を静かに支える人たち

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    「理系人への応援歌」

    理系を志す人たちの夢の実現を手助けするためにも、あえて理系の世界の厳しい現状を伝えています。

    生涯年収における「文高理低」の文理格差、ポスドク問題、理系人材の多様な進路、理科教育など・・・様々なテーマについて書かれています。

    新聞の連載記事をまとめたものなので、ここに書かれている内容が理系の置かれている現状の全てだと思わないようにする必要があると思います。

    しかし、理系の、特に研究者を志す人は一度は読んでおいた方がいいのではないかと思います。

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    2011年01月06日
  • 理系白書 この国を静かに支える人たち

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    やっと読みました!


    研究者がお金ないとか、日本のシステムが遅れているとか、そういう現状を知ることが出来たけど、それよりも研究者の方々がみんな、没頭して、夢中になっている様子がとても輝かしかった。
    アーティストと一緒ね!

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    2010年09月27日
  • 理系白書 この国を静かに支える人たち

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    ■書名
    理系白書

    ■筆者
    毎日新聞科学環境部

    ■内容
    「理系」は報われない。

    平均的な「文系」より数倍の勉強時間を必要とする。
    社会に出てからも新たな技術開発のために日夜勉強を
    続けていかなければならない。

    しかし、その「理系」のおかげで、日本は技術立国として
    高度成長期を走りとおし、世界第2位の経済大国となった。

    一見すると「文系」より活躍している。
    役に立っている。

    が、報われない。

    ・給料が低い
    ・管理職になれない
    ・勤務時間が長い
    ・閉鎖的空間に追いやられる

    「理系」に対する評価が社会の評価が低いのである。
    (アピールが足りない、文系の方ががんばっている!という意

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    2010年06月24日
  • 理系白書 この国を静かに支える人たち

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    この本のように定量的に理系の不遇を示してくれることに意義があるのだと思う。読み物としても面白い。文理選択前の学生さんには、サラッとでも流し読みするよう勧めたい。

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    2010年04月01日
  • 「理系」という生き方 理系白書2

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    「理系白書」が、理系の不遇を書いた本であるのに対して、こちらは、高校から文理分けする事による文理の溝をクローズアップした上で、理系が文系就職する場合や、博士がどのように過ごしているか等をまとめている。

    記事のまとめであるので、非常にすっきりしており、資料も充実しているので、まぁ読んでも損はないかと。

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    2009年10月04日
  • 迫るアジア どうする日本の研究者 理系白書3

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    2009/1/17 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
    2009/4/16〜4/20
    毎日新聞社の科学環境部による理系白書の第3弾。
    今回は、アジアの生産力・技術力アップを受けて、日本のこれからを説いている。山中先生のiPS 細胞という大ホームランの話から始まって(このあたりはまだ夢がある)、日本の理系の研究者や若い人たちの置かれている状況を、理系の真っ只中にいる私に言わせていただけば、もう何年も前からわかっている話を取材をもとに構成している(まあ、噂レベルや感覚とは違って数値的な裏づけはあるものの)。アジアに技術を盗まれたくない、というのも一理あるし、どんどん教えてあげればよい、というのも又

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    2009年10月07日
  • 迫るアジア どうする日本の研究者 理系白書3

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     ビジネスセミナーに一緒に参加した理系学生に教えてもらった本。
    技術者の立場・視点から描き下ろしている本。

     営業職ではあるが、メーカーに関わる自分にとっては、今後の製造メーカー、いやむしろ
    日本における”危機”とか”警戒心”を感じさせてくれる本。
     中国、インドなどの国々から優秀な技術者が多く輩出される中、日本の技術者の未来とは。

     日本における技術者の匠を多くしていくためにも、国レベルにおける政策が必要であるし、
    今後はアジア諸国をそういった方面で牽引していきながら、日本の強さ・誇りを示していく必要がある。

     個人が実力を発揮できない社会構造、転身や挑戦における失敗による立ち直れない

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    2009年10月04日
  • 理系白書 この国を静かに支える人たち

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    彼等なくては、いまの日本はなかった。そんな「縁の下の力持ち」的な存在な彼等の現状に焦点をあてた毎日新聞によるルポ。つい先日『高学歴ワーキングプア』を読んでたら、多少重なる箇所もあり、ますます日本がつくる制度に不安を覚えた。文庫でも2006年発行、単行本は2003年発行で、現状というにはちょっと古いかもしれないが、あまり変わっていないのでは・・。やっぱりうちの身近の制度では文理が分かれるのが当たり前で、教育関係の学部学科も相変わらず文学部となっていますし・・。理系についての評価が客観的に書かれているし、新聞社の文章のため読みやすく、且つ面白かったです。

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    2010年05月23日
  • 「理系」という生き方 理系白書2

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    毎日新聞に連載されていた理系白書をもとに発行された。
    1作目が大判だっただけに、2作目は文庫版で求めやすい価格で発行されたのもありがたい。
    文系・理系の間に横たわる壁とは?文理に分離している高校教育を受ける高校生たちの心境とは?
    文系職種に就職した理系大学卒業者の生き方とは?
    ポスドク問題、博士号取得後の多彩な生き方について、
    これからの科学技術教育のあり方は?
    科学と教育と社会とのつながりについていろいろ考えさせられる一冊である。

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    2009年10月04日
  • 理系白書 この国を静かに支える人たち

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    新聞の記事が元の題材なので(※記事を再編集したものがこの本)、語り口が単調だったりいささか話や事実に省略が見られたりはします。が、それでもこの本は優れている。
    みんなね、理系の実態を知らなさ過ぎる。「技術立国」とかつては謳われたこの国は今どうなっているのか。内容が専門的だったりするので読むのに時間はかかりますが、一読の価値アリです◎

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    2009年10月07日
  • 「理系」という生き方 理系白書2

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    高校生の頃、自分には文系しか選べないと思った。自分の興味関心が高校の科目の区分だと明らかに文系に偏っていたから。簡単にいうと、理系の科目は不得手だった。「地学」は好きだったけど。でも、大学に行って、興味をもった現象は「文系」で培った?知識だけでは解明することが難しく、必要な基礎知識は物理だったり、数学の統計的な考え方だったり…大いに困った。何事においても、物事に対して、柔軟に、先入観無しで、かつ、感情に左右されず、論理的に考え、取り組める。これができる人は、ああ、なんてすごい人!それに、ちょこっと、想像力があって、行動力が伴ったら、もう、天下無敵!これらが、私の場合は、無い物ねだり。でも、全て

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    2011年09月26日
  • 宇宙へ「出張」してきます

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    ソユーズが、熱で溶け落ちる為に強化プラスチックで覆われていると初めて知った。宇宙からの帰還は、厄介で、映画やアニメのようにはいかない事を思い知らされる。星間航行を考えると、人工重力は、必須だろう。

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    2021年12月03日
  • 宇宙へ「出張」してきます

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    見た目通り,いい人なんだなあ~1964横浜に生まれ、中学受験で鎌倉の栄光学園で学び、野球に熱中する一方、高校2年で祖父・叔父の仕事ぶりを見て医師を目指し、東京大学理系第Ⅲ類に入学。医学部を出て東大付属病院で研修を積むが、34歳でNASDAの募集に応じ、3名に残った。間もなく順番が回ってくると思いながらも、エンデバーの事故で見送られ、2011年ソユーズでISSへ行った。168日間、様々な実験をこなし、地球に帰還すると、宇宙人から地球人に戻るリハビリに苦労する~人の良さが滲み出てくるような好人物だなぁ。なかなかお母さんがユニーク

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    2013年06月14日
  • 宇宙へ「出張」してきます

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    友人からの勧めで読んでみた。
    なにより、古川さんのあったかくて柔らかな人柄が一番印象的。TVなどで見る彼からもその雰囲気は伝わっていたけれど、周りが声を揃えて言う彼の評価には、微笑ましいものを感じた。
    こんな人と宇宙を旅できたらどんなに楽しいだろう、と思えるのは、きっとそのせいだろうな。
    宇宙での出来事、行くまでと帰ってきてからの苦労は半端ないもの。そしてそれをクリアできる身体能力と頭脳はとてつもないもの。かっこいい。
    私たちが宇宙旅行できる日も遠くないよね。いつも見ている星空が、あの空が、どんな風に映るのだろう。行ってみたいわ。

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    2012年11月07日
  • 宇宙へ「出張」してきます

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    ロシア宇宙船での帰還は海面ではなく地表ということもあって想像するだに恐ろしいのだけど、それを楽しむ余裕はさすがとしか。

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    2012年06月30日
  • 「理系」という生き方 理系白書2

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    世界史問題等の未履修問題で自分の高校を振り返ってみると、理科総合の読み替えをやっていました。正直にいうと教科書見る限り、中学時代に知っていたり他の科目のコピペがほとんどのつまらない内容だったので別に高校に文句はないのですが。あんな内容の教科書を作るような教育をなんとかしてくれることを期待します。

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    2011年04月20日
  • 「理系」という生き方 理系白書2

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    前作を読んでからかなりの時間が経過してしあっているため、前作との比較はやりにくいけれど、確か前作は理系研究者たちの現状に焦点を当てていて、今回は文理分け教育の弊害について焦点を当てている・・といいたいところだけど、けっこう前作と内容はかぶっている気がするし、特に何かが進展したわけでもないし、前作よりは内容がちょっと薄くなってしまっているようにも思える。でも、面白いことには変わらない。このままの教育方法では日本は育たないと思うし、経済協力開発機構の調査の結果の、日本の正答率の低さにはショックを受けた。私も理数が苦手で諦めてしまったくちなので、逃げてしまった過去の自分を思い出したり、そして今の自分

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    2010年05月23日
  • 「理系」という生き方 理系白書2

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    本書は高校の文理選択の功罪から始まる。文系人間、理系人間に完璧に分けることが弊害をもたらしていることから述べられ、文から理へ、理から文への転身が難しい硬直した制度も問題視する。文理どちらの教養も身につけた人達の活躍も語られている。バブルの頃の就職が理系にとって(給料面から)厳しいことから、理系人間の文系会社への就職傾向が高まった。しかし、理系としての素養が会社経営にも生きてきている。結局は両刀使いがよいのだ。科学技術立国の日本を憂える理科離れから、理数系に対する教育政策がいろいろ施行されている。つまるところ、後手後手なんだな。また揺れ戻りが起こる・・・そんな気がする。

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    2010年05月16日
  • 迫るアジア どうする日本の研究者 理系白書3

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    "飛躍するアジア どうする日本の若者たち"

    【選書理由】
    仲のいいブロガーさんが読んでいたから。

    【感想】
    「これから世界はどうなっていくのか」について知りたかったのに、
    得たのは研究者として大切にしなければならない姿勢。
    研究者に限らず、日本人はもっと自分をアピールした方が、
    いいのかもしれない。

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    2010年03月22日