毎日新聞科学環境部のレビュー一覧

  • 宇宙へ「出張」してきます

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    お医者さんとしての視点での宇宙滞在中の身体の変化や感覚、宇宙実験の様子が書かれていて面白かった

    文字通り客観的な視点に立つことによって見えてくる地球の姿があるというのはその通りだと思った

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    2024年06月02日
  • 宇宙へ「出張」してきます

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    地球帰還後の「紙1枚でも重い」「座るとお尻が痛い」といった感覚の変化、地球生活へのリハビリが、さすがお医者様らしい視点で語られ、面白い。また、ロシア「ソユーズ」宇宙船での離発着時の様子も、興味深い。
    スペースシャトルのように翼がなく、ゆるやかに着陸するのでなく、パラシュートを開いて、ドーンと落ちてくるのだそう。ISSでの実験、日常の暮らし、トラブル対応など、読み応えのあるページの連続だった。

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    2017年06月16日
  • 理系白書 この国を静かに支える人たち

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    情報自体が、既に古いものになってしまっていることを除けば、
    面白い読み物だったかと。

    書き手の意見が全面にさえ出てこなければ、
    好感の持てる文章。

    なにより、勉強したくなるのが、この本の魅力?

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    2010年03月12日
  • 迫るアジア どうする日本の研究者 理系白書3

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     日本はもはや科学先進国ではない!?という感じの本。
    「日本を抜かせ、米国に追いつけ!」と言わんばかりに政策として科学を重要視する、韓国・中国。官僚制が硬直化や、意思決定に長い時間をかけるシステムになってしまった日本と違い、即断即決でバイオ面で猛追撃をかけるシンガポール。

     それに対し、日本に打つ手はあるのか?新聞社が書いているだけの事があり、片方の意見に寄りすぎることもなくバランスよい。

     日本の問題点は、ハード面重視でソフト面が軽視されること。アジアの諸外国と違い、危機感が若者に少ないこと。ハードスキームの硬直化が挙げられるのかもしれない。イノベーションは、異なるバックグラウンド

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    2009年10月07日
  • 理系白書 この国を静かに支える人たち

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    ニッポンでの理系の報われて無さや、研究者の生活について書かれています。
    まあ、理系だからというだけで待遇がわるくなるっていうか、そこは人それぞれな部分も強いと思うのですが、
    それでも、官僚の方々の理科嫌いとかは治ってほしいですね。

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    2009年10月04日
  • 理系白書 この国を静かに支える人たち

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    京大生協で売り上げナンバーワンにもなった一冊です。
    理系の人はとりあえず一度読むべき。
    自分も就活前に何度も読み返しました。
    文理差別やゆとり教育、ポスドク問題など理系にまつわる問題を様々な切り口から多角的且つ客観的にしかも読みやすく纏めた傑作だと思います。

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    2009年10月04日
  • 理系白書 この国を静かに支える人たち

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    毎日新聞科学環境部が、この国の高度経済成長を支えながらも、文系に比べ待遇面などで報われていない「理系」について、多くの人の話を聞きまとめたレポート「理系白書」の文庫版。

    「理科離れ」が叫ばれて久しいが、文系社会の日本における科学技術者の待遇の悪さには本当にあきれる。青色発光ダイオードの中村氏の裁判は有名だが、見えないところでそういった苦汁を舐めさせられた人も数多くいることだろう。
    しかしながら、決して文系だけを責めることはできないのではないか。理科を「経験」としてではなく、ただの「知識」としてしか教えない日本の初等教育。そういった人間が成長し、教える立場に立つことで、この悪循環は繰り返される

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    2009年10月04日
  • 「理系」という生き方 理系白書2

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    理系白書2!

    前作は理系が報われないというセンセーショナルな内容でした。

    今回は、文系、理系という枠決めが生徒達の多様な興味を制限してしまうのではないかと問題提起している。
    この議論はこれまでもされてきたと思うが、「自分は文系だから科学はちょっと…」や「自分は理系だから文章を書くのは…」といった勝手にカテゴリー分けによって頭から無理としてしまう人を警鐘する。

    現代は前世紀のようなカテゴリー化では解決できない問題が山積している。環境問題や生命科学ひとつとってみても、科学だけでなく法や政策などについても知見がなければ解決に至らない。
    多様な知識が必要にもかかわらず、文系理系間に壁が

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    2009年10月04日
  • 理系白書 この国を静かに支える人たち

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    もともと新聞記事のためか、内容は古びて見えることもあるがメッセージは色あせない。この国の人の理系だけに限らない「長いものには…」という姿勢も垣間見える。

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    2009年10月04日
  • 理系白書 この国を静かに支える人たち

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    2003年の出版 「文系優位・理系不利の仕組み」が多様性のない、閉塞社会を築き上げた。その結果、日本はジェンダーから遠い国になってしまった。
    日本が後進国でキャッチアップの時代は、上意下達で硬直した組織=軍隊のようでも「知識の伝承」はできたが、その組織文化では「知識の創造」は成しえない。
    新たなオープンでトライアンドエラーを許容する組織・価値観に転換すべきであったが敵わなかった。
    現在の労働力不足が理系・女性・外国人の登用を進め、既存の組織・価値観を壊していくのを待つ

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    2024年02月24日
  • 理系白書 この国を静かに支える人たち

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    毎日新聞連載の書籍化。如何に日本で理系が雑に扱われているかというのが、これでもかというくらい例示されてます。
    個人的には高等教育無償化は理系限定でよろしいかと。

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    2017年07月11日
  • 宇宙へ「出張」してきます

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    面白かった。生の声が分かりやすく書いてあり読みやすかった。
    私は宇宙兄弟やその他諸々の本や漫画を読まずにこの本を読んだので、
    より面白かったと思うかもしれない。

    2016年10月の名古屋市科学館プラネタリウムのテーマが
    「国際宇宙ステーション」。それを見た後にこの本に出会って、
    即買った本。鉄は熱いうちに打って正解だと思う(笑)。

    宇宙には興味あるし、第三次選抜やサバイバル体験は面白そうだと思った。

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    2016年10月26日
  • 宇宙へ「出張」してきます

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    一気に読めた。途中で記者のカザフスタン日記のようなものがあったが、この本にとっての必要性がわからなかった。その他は興味深く面白かった。

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    2014年01月04日
  • 迫るアジア どうする日本の研究者 理系白書3

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    二〇〇六年、中国人研究者の発表論文数は米国に次いで世界二位となった。引用された論文数や引用回数では、まだ日本が多いものの、理学分野では抜かれるのも時間の問題だ。工学分野においても、韓国をはじめとする電機メーカーに、シェアで抜かれている。日本人研究者は、今何をすべきなのか。

    研究室の先輩が置いていった本。科学技術が国を支える上で大事、しかし日本に置ける科学者技術者の扱いが低い。という一作目と似た内容。海外に技術者が流出していき、日本の国力が下がる。それを防ぐにはどうしたらいいかという話。色々な話があり読み応えがあった。
    理系白書の三冊は(特に高校生に)是非ともすすめたいと思える本であった。

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    2012年10月28日
  • 「理系」という生き方 理系白書2

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    日本では、理系と文系の選択を高校でしなければならない。これは受験に有利だからだ。その結果、大人の科学知識は欠如し、日本企業の技術力は低下している。給与、待遇が有利だと文系職種を選んだ理系卒業者は、文系カルチャーの企業社会のなかで、どう生きるのか。科学の意味を問う。

    研究室お先輩が置いていった本。これは高校教育に対する警笛という印象が強い。母校では文理分けられるのが三年生の頃で一年二年の間に現代社会・地理・日本史・世界史、生物・化学・物理、数学Cを全部やった。当時は受験に使わないし……と適当に済ませてた部分が多分にあったのだが、なんやかんや受験に使わない勉強も大事だと気付いたのは大学入ってから

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    2012年10月28日
  • 理系白書 この国を静かに支える人たち

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    日本の高度経済成長を支えながらも、文系優位の社会で、その存在がかすみがちな「理系」。深刻な科学離れが叫ばれるいま、その地位、報酬、研究、カルチャー、教育、結婚など、理系のすべてを初めて浮き彫りにした渾身のレポート。果たして、理系は報われているか?〈第1回科学ジャーナリスト大賞受賞〉

    研究室お先輩が置いていった本。理系は報われないとはよく聞く話。とくに理系女子は大変。高校一年の秋ぐらいにこういう本を読んでいればな……と思った。それでもまず間違いなく理系に進んだけれども。この本が出てから10年ほどたったけれども、多少改善されたとはいえ、なんやかんや日本は今でも技術者に対する扱いはまだ悪いと思う。

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    2012年10月28日
  • 宇宙へ「出張」してきます

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    東大理Ⅲに現役合格、卒業後、附属病院の外科医として活躍中、脳天に稲妻が落ち(?)、宇宙開発事業団が募集する宇宙飛行士に応募。
    結婚して2人のお子様にも恵まれ、まさに油が乗り切ったといっても過言ではない状況の中での選択であった。
    なんてバイタリティーに富んだ方なのだろう。
    お人柄が滲み出ている笑顔も素敵である。
    お母様は飼っていたインコが死んでしまった時でも、胸を開いて、心臓や肝臓など体の構造を説明したというのだから、古川さんの好奇心の強さはお母様譲りなのだろうと思った。

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    2012年07月24日
  • 宇宙へ「出張」してきます

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    ネタバレ

    宇宙での生活(睡眠やトイレ)や帰還後のリハビリなどの話が興味深かったです。
    古川さんの語りのところは良いのですが、3分の1?もっと多くの部分は毎日新聞の記者の方の目線で書いてあったので少しがっかりしました。
    上手い文章でなくとも、古川さんの生の声のような文章が読みたかったです。

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    2012年07月07日
  • 宇宙へ「出張」してきます

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    お医者さんで35歳からの宇宙飛行士挑戦とは!

    多分古川さん自身のお人柄のよさや
    努力への姿勢ももちろん胸を打つけれど、
    同時に奥様、お母様などの周りで支えた方々も
    とても人柄のいい方なんだろうな~と
    じーんとしました!

    無重力空間でふわふわしながら眠ってみたい~

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    2012年06月18日
  • 理系白書 この国を静かに支える人たち

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    ネタバレ

    研究者の娘がいるので。ちょっと心配しつつ理系女子を興味深く読みました。
    大変だね~。でも、楽しそうでもあるし…。再読しよう…。

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    2012年05月12日