野口真人のレビュー一覧
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凄まじくいい本。
読みやすい、分かりやすい、納得感満載。
著者は企業価値評価をしているファイナンスのスペシャリストらしいんですが、その企業価値評価を個人にも当てはめて評価していて「わたしはいくら?」ということが分かるように説明してくれているんです。
そんなところがおもしろい。
例えば、
「ある人がふとキックボクシングをやりたいと思い立ち、AジムとBジム、どちららのジムに通おうか迷っているとして、
Aジムではレベルの高いトレーナーが教えてくれて、高度なテクニックや深い考え方を学べ、付きっきりで教えてくれて月会費が1万5千円。
Bジムでは簡単に教えてくれるが後は各自で動いてく -
Posted by ブクログ
ネタバレとってもわかりやすいファイナンスの入門書。
価格のないものに値段をつける,企業価値を判断するといった手法がわかりやすく解説されている。
人間は取引をする動物だ,犬は骨を好感しない(アダム・スミス)
コスト積み上げの価格設定は売り手の都合であって,買い手の価値判断(価格評価)を考慮していない。原価法は」「いくらで買うべきか」という適正価格を反映していない。
バランスシート上の資産は「見せかけの資産」に過ぎない。本当の資産価値はお金を稼ぐ力(キャッシュフローを生み出す力)なのです。よく資産は人・もの・金といいますが,バランスシート上の資産には人が含まれていない。
企業価値を評価する場合に -
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企業の意思決定を「選択」という視点から説明し、コーポレートファイナンスの基本的な考え方をわかりやすく解説した一冊。タイトルの通り、企業経営とは常に「あれか、これか」という選択の連続であり、その判断を合理的に行うための枠組みとしてファイナンスの考え方が紹介されている。
本書では、投資判断や資金調達といった企業の意思決定を、コーポレートファイナンスの基本的な概念を通じて整理している。難しい数式や専門的な理論というよりも、企業経営の中でどのように意思決定が行われるのかという実務的な視点から説明されており、ファイナンスの入り口として理解しやすい内容だった。
企業は常に限られた資本の中で意思決定を迫 -
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ファイナンスの考え方を素人にも分かりやすく説明してくれる。具体例が多いためイメージが掴みやすい。
コストアプローチ 原価法
価値は原価や人件費など、コストの総和によって決まる
マーケットアプローチ 取引事例比較法
すでに存在している他のモノの市場価値によって、そのモノの価値が決まる
キャッシュフローアプローチ
そのモノがこれから生み出すお金の量によって、そのモノの価値が決まる
会計とファイナンス
バランスシートでは無形資産(ブランド力、人材、特許、ノウハウ)は現れない
人、モノ、カネの順はファイナンス的な価値の序列に従っている
ファイナンスでは出費・利益が増えても、価値が減 -
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ファイナンス理論について素人にもわかりやすいように例えを交えながら解説されている
正規分布や標準偏差など基礎の基礎まで説明しているので、数学苦手な私でも理解できた。
ファイナンスにおける価値計算、価値の計算の要素である時間・金利・リスクの考え方、MM理論、現代ポートフォリオ理論、CAPM理論、オプション理論の概要が理解できて初心者向け
・印象に残った残ったところ
企業も人も価値判断の基準はいくら資産があるかではなく、将来のキャッシュフローの大きさ
投資しない、転職しないなど、行動しないことにもリスクが存在するため、どちらがアップサイドリスクが大きいか分析してとるべき行動を判断することが大事 -
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【価値のない現金】
借金があってもいくら稼ぐ力があるかに着目する。
借金してキャッシュフローがより増える方向なら良い方向ということですが、借入金の利息以上には利益を出す必要があります。
キャッシュフローも常に安定して見込めるわけではないのでそれを含めて見積もる必要があります。
転職や起業をせずにそのままでいることは、現在の会社に残るというリスクを取っていることになるのです。現在の会社に残ることはリスクが無いわけではないのです。
どちらにしろリスクをとっていることに変わりがないのであれば、ボラティリティーの大きな方をとるのも人生かもしれません。