【感想・ネタバレ】資本コスト経営のすすめ なぜあなたの会社はPBR<1倍なのかのレビュー

あらすじ

東証が上場企業に対して「資本コストや株価(PBR)を意識した経営」を求める指針を発表した。その背景には、株価が解散価値を下回る上場企業が多数あり、このままでは市場からの退場に追い込まれてしまうという厳しい現実がある。本書では、投資家の期待に応える企業価値向上を実際にどのように行わなければならないか、経営者と実務者に分かりやすく解説する。資本コストとは何か、PBRの改善計画の立て方、そして数字や計画の効果的な開示方法まで、実践的なアプローチを紹介する。

著者はバリュエーション(企業価値評価)の専門家集団を率い、資本コスト経営について上場企業複数社から実際に相談を受け、助言を行ってきた経験を持つ。その経験に基づき、実務として何をすればよいのかを具体的に説明する。東証の要請から時間が経過した今も、多くの上場企業が何をどうすればよいのか分からないという現状に応え、資本コストやPBRの基本から応用まで、経営者が知っておくべき知識を網羅している。

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Posted by ブクログ

βを向上するためには、事業リスクを減らすこと以外に、負債の活用・株式の流通量の増加・非財務情報の開示(これも長期的リスクを減らすことと捉えられるが…)と種々ある。
事業リスクを減らす方法としては、事業ポートフォリオ革新以外に、事業の強靭性をあげる(価格戦略とか)も含む。
となると、事業ポートフォリオ革新と、本業事業で稼げるようにすることが、成長率を上げるとともに株主資本コストを下げるの両方に寄与するので、企業価値向上に効率的なのか。
非財務は流行りの面も否めないし、政策次第では事業の足枷≒事業リスク向上にもつながるか。

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2025年05月13日

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