矢立肇のレビュー一覧
-
-
-
-
Posted by ブクログ
トニーたけざきである。「岸和田博士の科学的愛情」 のトニーたけざきだ。身も蓋もない下ネタに科学的かつ物理的見地からアプローチし、その類希なデッサン力であたかも高尚なギャグに見せかける手口を使うギャグ漫画家。そんなトニーたけざきが月刊ガンダムエースで連載をしていたガンダムのパロディまんががついに単行本になった。あのキャラクターが!あの名セリフが!あの名場面が!!「あたしの子供じゃないわよォ!!」と力説するミライさんがおもろくも悲しいのはなぜ?・・・・・・ガンダムでロボットアニメに目覚めたいわゆるファースト世代のツボをつきまくりな短編集です。巻末にガンダムのキャラデザを担当した安彦良和の 2項マン
-
Posted by ブクログ
バニシングマシン4巻。地上で撤退戦をするジオン軍人の生き様死に様の4巻でした。
足利義輝と武蔵坊弁慶のフュージョンとなったグフがかっこいいのだが、ラストがなんとも悲しい。シムスナイパーの狙撃で戦闘力を排除され撃墜されるというのは、ある種戦場のフォークロアのような活躍だったヤーコブ隊に、現実を見せつける一撃。
ヤーコブ隊というか、読者側にかな。
物資を融通してくれた士官とか、戦場での絆のもとに戦い抜く兵士とか、英雄譚になりそうな部分を散りばめながらも、戦争全体の趨勢や物量の前にはなすすべはなし、という冷酷さを見せつけられたように思います。
冒頭からうっすらと戦局の不穏さは描かれているのですが