吉田利子のレビュー一覧
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ネタバレ1.引き寄せの法則
思考がすべてを引き寄せる。望むことも、望まないことも。望むことを引き寄せるために重要なのは、創造しているときに自分が自分に満足していることで、わたしは自分自身を眺めて確かに満足していること。
2.意図的な創造のプロセス
望むことの逆のことを考えてしまうときは、感情のナビゲーションシステムを使い、自分が考えていることが、自分の意図と一致していない、ネガティブな気持ちになるときは、その考えから離れればいい。私が考え、信じ、期待したことが実現するということを頭に叩き込み、自分の思考をプラスに向ける。
3.許容し、可能にする
願うことの実現が可能だと信じて認めること。ありのま -
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例えば、生来の盲目の患者が、いきなり視力を回復した話。
まあ、それはほんとに良かったですね〜、と健常者は祝福する。しかし当の本人はいきなりいろんなものが見え始めたから、かなり混乱して、とても気持ち悪い。あまりに今までの生活と違うので、早く元の世界に戻りたくてしょうがない。
そして、その願いは叶う。また突然、盲目になった。まあ、それはなんと言葉をかけていいのか… と健常者は思うが、本人はいたって快適のようだ。
良かったとか残念とか、そういうことは傍観者の価値観でしかない。
そう、これは余計なお世話なのだ。
いきなり世界がモノクロになった画家の話や、見たものを細部までなんでもかんでも -
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これまで5回ぐらいは読んだ気がする。
それなのに、僕は全然この本の本質を読み解くことができていなかった。
きっとそれまで僕のレベルが追いついてなかったのだろう。
それまでしていた勘違いが消え、見えなかった概念が見えるようになった感じがする。
レベルの高すぎる専門書、とでも言おうか。
前置きでヒックス夫妻は、「特に難解でもなければ単純でもなく、ここに書かれているのは実践的で先端的な情報」と書いているのだが…あえて言おう、難解であると。
それまでも同著者の引き寄せ関連の本、ロンダバーン氏のシークレットシリーズを何度も読んでいたのだが、今回の読書でかなりのことが理解できた。 -
Posted by ブクログ
人間の脳がいかに可塑的で適応能力があるかをわからせてくれる本。脳の障害はある意味で突然変異と同じ意図で人類がわざと発生させているのではないかとさえ思わせる。ひとつの短所は長所と裏返しでしかなく、その意味で知的障害は当人にとっては大きな苦痛を与えるが、人類の長い歴史にとって必要なことなのかもしれない。
火星の人類学者ではもし人造人間が出来たら彼女のようになるのかもしれないと少しぞっとしたが、そのような彼女に対して著書と同じように抱きしめたい感情になった自分に複雑な思い。
本書の症例は特殊な状況ではあるが、あとがきにもあるように、じつは「人間が置かれた普遍的な条件」を拡大させて見せているにすぎない -
Posted by ブクログ
これはほんとに良く出来た医学ノンフィクションだった。内容忘れたら訳者のあとがきにうまいまとめがあるので、それを参照してほしい。一応一言でまとめておくと、以下の7つ。?色盲になってしまった画家の話?記憶が1960年代で止まって更新できなくなってしまった男の話?トゥレット症候群(チックのような行動や発言をしてしまう病)の外科医の話?40年全盲だった男が視力を回復した話?少年時代を過ごした村の記憶がとめどなくあふれだしてしまう画家の話?自閉症(サヴァン症候群)の天才少年画家の話?自閉症の天才動物学者♀の話(火星の人類学者)全て質の高い物語だが、なかでも出色は?、?、?。?の男の父親が死んだ時のエピソ