火星の人類学者──脳神経科医と7人の奇妙な患者

火星の人類学者──脳神経科医と7人の奇妙な患者

全色覚異常の天才画家、激しいチックを起こしながら巧みに執刀するトゥレット症候群の外科医、みずからを「火星の人類学者」と感じる自閉症の動物学者……『レナードの朝』で世界中を感動させたサックス博士が、患者たちの驚くべき世界を温かい筆致で報告し、全米ベストセラーとなった医学エッセイの最高傑作。

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火星の人類学者──脳神経科医と7人の奇妙な患者 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    原著は1995年刊。いまやメディカル・エッセイの金字塔。インパクトのある『火星の人類学者』というタイトルもいい。16ページのカラー口絵も彩りを添える。
    大脳性色盲、トゥーレット症候群、側頭葉癲癇、開眼手術、サヴァン症候群、高機能自閉症など、オリヴァー・サックスが出会った7つの驚くようなclinica

    1
    2025年09月08日

    Posted by ブクログ

    どなたかの本棚で面白そうだったので、ずっと気になっていた脳神経学者オリヴァー・サックスの一冊目はこちらに。

    利き腕を怪我した場合、反対の手や足でできることが増えることがある。脳の内部でプログラムや回路が変化して、異なる行動様式を習得したのだ。
    このように欠陥や障害により潜在的な力を発揮して躰が再構

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    きっかけは、Jordan Petersonのおすすめ書籍の中にあるのを見つけたこと。

    何かを知るためには、境界領域にあるものを詳しく調べるのが効果的、というようなことを考えた。脳になんらかの障害のある人々のことを知ることは、人間を知ることにつながる。

    自分とすごく異なると感じる人達もいるがー全色

    0
    2025年05月04日

    Posted by ブクログ

    オリバー・サックスのこれまでの著書の中で最も素晴らしかった。世の中には「杉山なお(著) / 精神病棟ゆるふわ観察日記」のような心療内科患者・生理学的障害を持つ患者を動物園のように「観察」する書籍もあれば、この著者のように限界まで「一人一人としての人間」を理解しようと試みる本気が伝わってくる著書もある

    0
    2021年12月04日

    Posted by ブクログ

    26年も前なので、古さを感じる部分はある。
    それを差し引いても、一般読者に”当事者の世界”を触れさせる良書なので星5つとした。

    原著”An antholopulogist on Mars”が出版されたのは1995年、日本語版出版は1997年。
    現時点(2021年)からみれば26年間、精神医学、脳神

    0
    2021年02月26日

    Posted by ブクログ

    この本に登場する人たちは、周囲と違うことで孤独を得たけど、その孤独は想像したこともないような、あざやかな世界を見せてくれるんだ、と思った。

    0
    2019年05月09日

    Posted by ブクログ

    火星の人類学者のようだ。そこの住民を調査して、理解しようという感じです。

    この本で書かれている自閉症患者とまではいかないが、角を三辺ほど削ると私ができあがるような気がする。「自閉症」ではないが「自閉症的性格」なのか?

    0
    2019年01月17日

    Posted by ブクログ

    "トゥレット症候群の外科医、色彩を失った画家、自閉症サヴァン症候群の驚くべき能力や自閉症でありながら動物学の博士号を持つ人など、様々な脳障害を抱えた患者とを脳神経科医のオリヴァー・サックスさんが暖かい語り口で観察し、感じたことを教えてくれる。
    最初にカラーページがあり、色彩を交通事故で失っ

    0
    2018年11月24日

    Posted by ブクログ

    現実があって、感覚を司るfirmwareがあって、感情があって、意識があって、論理があって、memoryがあって、それらがinterfaceによってつながっている。全てのモジュールに対して、多数の人間がもっている類型があり、それらの類型を大きく外れた人間は、病的というレッテルを張られることがある。s

    0
    2015年02月25日

    Posted by ブクログ

    イギリスの医師でありサイエンスライターであるオリヴァー・サックスの1995年のルポです。
    登場するのは7人の人物。
    ①突然全盲になってしまった画家
    ②脳腫瘍のために視覚と記憶能力を失った青年
    ③トゥレット症候群の外科医
    ④中年になって視力を取り戻した男性
    ⑤写真以上の驚異的な記憶で故郷を描き続ける

    0
    2019年01月11日

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