ミギーのレビュー一覧

  • カラクリ荘の異人たち4 ~春来るあやかし~

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    “「おい、兄さん」
    手を放したら壊れる、と太一は思った。
    何だって、壊れるのだ。誰かとの絆とか、関係だとか。そんなものはある日突然、簡単に狂って壊れて、失くしてしまえばもう戻らない。
    確かなものなんて、何ひとつない。
    どうせ失うのなら最初から、他者との関わりなんてなくていい。誰も何も自分には関係ないし、どうでもいい。誰かの気持ちなんてわからなくていい。わかりたくない。
    ――そう、思っていた。ずっと。
    母親との絆すらあんなに呆気なく消えてしまうのなら、他の人間との関係なんてもっと脆いに違いない。だから、いつも心のどこかで信じてなんかいなかった。誰かが、自分のことを想ってくれるなどとは。
    やっとわ

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    2010年04月22日
  • チェリーブラッサム (角川つばさ文庫)

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    ミギーさんだ!ミギーさんだ!相変わらずかわいい絵だな〜!と読む前からテンションあがってました。笑
    絵とお話や文体のやわらかさがマッチしすぎてやばかった。わくわく楽しいはなし。永春さんかっこよすぎる。坊主萌え!><

    でも読んでからハテ山本さんってこんなお話書くひとだっけ? ってなりました。
    なんかもっと大人でどろどろ恋愛もの書いてるひとだと思ってました

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    2012年01月23日
  • カラクリ荘の異人たち3 ~帰り花と忘れ音の時~

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    “―――君は他の人のことなんか、何も見てないよ。
    自分が何を見ていなかったのか、もう一度考えたらわかるだろうか。
    ずっと先延ばしにしていた、その答を見つけられるだろうか。
    (家に……)
    太一は唇を噛んだ。
    (家に帰ろうか)
    父とその再婚相手に、家に帰ってもう一度会ってみよう。
    空栗荘に来てから初めて、太一はそう思った。”

    溶けた雪女にとりつかれた太一が色々なことに気付き初めている話。
    雪女は、あれかな、今はやりのツンデレかな(多分違)
    健気に頑張る采奈も好き。
    この物語はあと一冊で完結だと。
    采奈には幸せになってほしい。
    でも鈍い太一が好きだ。

    “「あ、編み目とかとんでるしっ」
    太一は

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    2010年03月24日
  • カラクリ荘の異人たち ~もしくは賽河原町奇談~

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    イラストと話の内容がマッチしているなぁと思った。

    霜島作品は初めて読むし、ミステリーのイメージがあったが今回はファンタジーだった。

    作品の世界観となる賽河原町は、その名の通り面白い所だし、主人公が下宿する空栗荘の住人も不思議な人ばかり。

    知っているだけでも、後二巻はあるはずだから今後が楽しみ。

    >それにしても、ミギーさんのイラストを久しぶりにみた。相変わらず独特。

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    2009年10月04日
  • チェリーブラッサム (角川つばさ文庫)

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    “「重大発表だ」
    こういう切りだし方ははじめてだな。どうせ今日から菓子は御法度とか言うんじゃないの。
    「今日、3月31日をもって、お父さんは会社をやめた」
    「……え?」”

    父親のとんでもない宣言、「便利屋をしよう」という言葉から展開していく物語。
    ……かなぁ。
    実乃の気持ちが痛いほどわかった。
    ミギーさんのイラスト素敵。

    “「私、自分がきらい」
    「なんで?」
    「……ひがみっぽいんだもん」
    「そうか、そうか」”

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    2010年03月24日
  • レオとマブ ~ふたりはさらざんまい~ 【電子限定カラー収録&おまけ付き】

    購入済み

    さらざんまいのアニメにハマって買いましたが、ぶっちゃけ内容がよく分からない……買わなくても良かったかな
    全部が中途半端

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    2019年11月22日