笹本祐一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今回は、宇宙人の遺物を保管している倉庫で見つけた日本人形を媒介にしたファーストコンタクトもの。
ぶっちゃけ最初から最後まで超地味に進んでいくから、宇宙人の大艦隊と壮絶なバトルみたいな話が好きなひとには退屈だと思う。
ちなみにこの作品の地球防衛軍の人たちはホントの意味でのリアリストなので、テクノロジーレベルが段違いな相手とは戦おうとはしないし、出来る限り穏便に対処することを旨としているみたいだから、宇宙人の大艦隊との壮絶なバトルなんていう話はシリーズ最後まで起こらなさそう。
第1巻を読んだのが2年くらい前なので、背景とか登場人物とか完全に忘れていたけど、日本人形の謎を解いていく展開がミステリ小説 -
Posted by ブクログ
ソノラマ文庫版からの再読。
下巻の描写がより細かくなっていて楽しい。
笹本祐一がラノベ作家の走りと聞く違和感がある。
いや、いいのか。萌えを走りとする小説ではないという意味でのライトノベルなら問題ない。
笹本祐一の小説に出てくる人物たちは、物語の中の役割をきっちりと果たす。無駄にきゃーきゃーいうだけのお邪魔虫や、悪意しかない薄っぺらい悪人など出てこない。リアクションは薄いけれど、きちんと生きている人物が出てくる。
唯佳なんてヒロインの女子高生なのに萌えの欠片もない。むしろジャックやアレックスのほうが萌えキャラである。
モーパイをきちんと読んだことないんだけど、解説を読むと気になる