あらすじ
11月、獅子座流星群の夜。銀河に出逢う放課後のはじまり――太平洋岸の過疎の地方都市・岩江。市内唯一の高校の天文部員、祥兵、雅樹、マリアは、顧問の杏先生と共に夜空が墜ちるような流星嵐を観測した。翌日、彼らの前に現れた転校生の悠美。入部希望だという彼女は「岩江の大人達が隠す地球の秘密を知りたい」と微笑む。地下の大空洞を皮切りに、次々明らかになる鄙びた町の真実。はたして悠美の目的とは?
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筆者もあとがきで書いているように、転校生が宇宙人の手下なんて物凄いベタな設定。それでもテンポ良く読ませるのは素晴らしい筆力。
主人公たちが入隊した地球防衛軍はどのあとどういった展開を見せるのかが楽しみ。
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#日本SF読者クラブ 3年ぶりに第2巻がでたので再読。こういう話だったんだ、と確認。梅田安土郎ってアンドロー梅田(宇宙の騎士テッカマン)からとってるんだよな、CVは確か、故山田康夫氏のはず。
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読み始めたら一気に読みきったくらい、話は面白い...でも、これって登場人物紹介と物語の舞台(背景)の説明じゃない?別の作家さんなら、数ページで済ますこともできるくらいだと思う。今後のストーリーにとっても期待しているけど、読み終わったとき「これでおしまい?」と思ってしまい、ちょっと拍子抜けでした。
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SF。学園。
王道SFライトノベルという感じの設定。
個人的なイメージとしては《涼宮ハルヒ》シリーズに近い印象。
都合の良すぎる展開でサクサク進むので、読みやすい。
キャラクターの個性はあまり感じず。次作に期待。
Posted by ブクログ
表紙に一目惚れして購入。ハヤカワ文庫って多分ニューロマンサーくらいしか読んだことがなくて、そもそもSFというジャンルに関しては生まれたての赤子くらいの知識しかないので、そんな自分がこういう本を読んだらどうなるんだろうっていう興味もあった。
中身はこれぞジュブナイルというか、作者さんが現役最古のラノベ作家を自称してるだけあってストーリーの筋は古き良き王道を直進している。今時のラノベと比較したら間違いなく硬派なものに分類されるのかもしれないけど、自分はその方が好き。小さい頃はこういうシチュエーションに憧れたもんですよ。
文体はSFだからなのかこの人の特徴なのかはわからないけど、登場人物の感情描写より事象や物質の説明に重きが置かれていて、理系!って感じの文章だった。好みではないけれど、慣れてくると歯応えがあって楽しい。あと余談なんだけど、007のゴールデンアイが好きなんですよ自分。小さい頃64で友達と撃ち合いまくったやつ。それに出てくるアンテナが設置されてる天文台の名前をこの小説のお陰で知ることができたので、やっぱ読書っていいよね。
そして手に取った時こそ読み切りだと思ってたけど続きものやんね……シリーズ終了まで追いかける記憶力があるかどうかは俺のみぞ知る。
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とりあえず読む本を求めて、買ったうちの一冊。
にも関わらず半年近く部屋の隅で転がっていた本。
序章はとても美しい。
まさかのMT軽ワゴンで山道を疾走。山頂よりの天体観測。
何かがはじまる予感。
が。全体的に会話の分量が多くて、少し残念。
高校生たちとSFと、という分野では、個人的に『サマー/タイム/トラベラー』が出来すぎな気がする。
とはいえ、この物語は、まだ終わってはいない。
この先どうなっていくのか?は、少し気になるところ。
だけど、「地球防衛軍」じゃなくても、学校の片隅の天文部で──って話の可能性も感じるなぁ。そういう魅力は、登場人物たちにある気はする。
SFじゃなくなっちゃうけどね(苦笑)
☆は2.5点かなぁ?