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カーニバル・ナイト作戦により、ノブは和紗結希に連れ去られ、長い一夜が明けた。星南学園一帯での戦闘は一切報道されなかった。だが、失意の榊の耳にノブの声が届く。──「わたしはここよ、あなたはどこ?」。奪還を誓う榊たちは、ノブの居場所を厚木基地と断定し、ふたたび果てしない追跡を開始するが……。超能力少女は覚醒するのか。そして、せまりくる決戦のときを前に明かされる、この世界が直面しているおそるべき真実とは。永遠の名作シリーズ、衝撃の完結編。
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Posted by ブクログ
さてとノブは何処に跳んで行ったんだろう?中学生の時も分からなかったし、大人になって再読してもわかりませんでした。 しかし和紗少尉の最期って、あんな呆気なかったっけ?涙しながら読んでたから数ページに渡ってエンディングが語られていたようなイメージを自分で作ってたは。しかし、この読後の喪失感は何度読んでも...続きを読むなんとも言えません。日本最古のラノベは、答も解決もなく疑問と落ち着かなさを残して終わるのです。だから古典たり得るのでしょう。
懐かしい。切ない。この読後感は中学生だった当時、衝撃だった。改めて読んで、これはこういうラストシーンだからよかったんだと思った。最後の榊のエピソードにあの世代の少年のいろんな感情が詰まっている。だから、こんなに後を引く。
他のレビューを拝見していると、やはり「この終わり方」に対する不満や納得のいかなさをちらほら散見するので、無粋は承知で。 名言はされていませんが「ハレーション・ゴースト」の登場人物たちに関係がある人物が、「スターダスト・シティ」という別の作品に登場しています。 続編、というわけではないのですけ...続きを読むれど、こちらもまた新装版を切実に希望しています。 ……で。 あああああ、終わってしまった…… というのが、最初の感想。というか実感。 リアルタイムで読んでいたときは、とにかく許せなかったノブの選択が(だからこそ、何年たっても鮮烈に記憶に残っているのだけど)、今だとすんなり納得できてしまうのが口惜しい。 ある意味でノブは、榊たちより一足お先に、それこそ星の速さで未来へ――― 大人になってしまったのだろうなあ、と。 そんな感想になってしまうのが、また悔しい。
最終巻。 結局、活躍するのは沖田なんだけど。榊がいなけりゃ始まらないけど、スターターなだけなんだよね。目標は決めるけど、実行は他の人。 ま、主人公ではあるか。 終わり方は、どうにもいただけない。 哀しくないか。 ノブが一人で爆発して、おしまい。榊がノブにしてやれたことって、なんだったの?ってことで...続きを読むす。 ノブの活躍期待してたけど、あんな風ではなかったかな。 表紙みたいなハッピーエンドがいいじゃんね。
ライトノベルの源流とも呼ばれる笹本祐一の妖精作戦シリーズ、その完結編が本作。 連れ去られてしまった主人公(?)榊の恋人ノブを救出するため脇役(?)沖田を中心に厚木基地へ乗り込む四人。相変わらずの無茶っぷりと軍事知識が読んでいて楽しいです。 しかし締め方は予想外でした。途中からどうやって終わり...続きを読むにもってくのかと思いながら読んでいましたが、まさかビターエンドで終わるとは‥。 ただ、最終章のエンディングはとても良かったです。非常に余韻のある、それまでの煌めきに対する喪失感と、希望が感じさせられて心を揺さぶられました。
笹本祐一が1985年に発表した"妖精作戦"シリーズ完結編。誘拐された小牧ノブを取り戻すために立ち上がる榊たちですが…最終巻もハチャメチャな展開が続きます。そして、舞台は再び宇宙へ。が、この唐突な終わり方は想像しませんでした。ハチャメチャな超展開が待っているのかと思ったら、まさかこ...続きを読むんなことになるとは。今までの展開が賑やかだっただけに、このラストは余計に虚脱感が押し寄せます。本作を読んで、自分のほうがもっと上手く書けると思った当時の若者が、今作家さんだったりするんですかねと、あとがきを読んでいて感じました。
ラノベかと思ったらSFだったでござる。 私の中で、著者はライトノベル作家ではない。それはなぜかというと、特定のキャラクターに関する過剰な思い入れ、萌えが少ないのだ。むしろ物語という世界の中での立場はみな平等である。 ある意味シビア。
発刊時のリアルタイムで自分が中学生だったら、ショックだったろうなあ。 ライトノベルの元祖と言われることもある四部作ですが、元祖でこの結末……。物語は順を追って進化していくわけじゃなくて、その瞬間の閃きと才能で生まれるんだなあ、と思いました。
妖精作戦最終章。 お気楽極楽な彼らの冒険は、思わぬ苦味と共に幕を下ろしたのでした。 当時これがどれほどのインパクトであったのかは分かりませぬ。 作品が溢れる今となっては、追体験することも難しいでしょう。 しかして影響の広さを整理する事はできます。 「涼宮ハルヒの憂鬱」「イリヤの空、UFOの夏」...続きを読む「レインツリーの国」・・・ ラスト・レターから25年。個人的には、太陽系全域に「アイ・ラヴ・ユー」と 愛を囁いた某超大作の行く末が判明するまでは死ねません。 一方そのころ笹本先生は、往時の夢をかなえて、宇宙海賊モノを 書いていたのであった。しかも女子高生。しかもミニスカ。
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