北國浩二のレビュー一覧
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田舎暮らしに憧れてしまう本でした。
父への嫌悪が、田舎のゆったりとした時間の流れと、その中での交流で浄化されていくように感じました。
事実はその通りにとらえず、実態に目を向けなければいけないと強く感じました。
嘘はいけないけれど、時には嘘を突き通した先に幸せが続くこともあると思わせられる作品でした。Posted by ブクログ -
最後の1行
良い意味でやられました。
いい嘘も世の中には必要かなと思いました。それがたとえ他人や自分を傷つけたとしても信じる者があれば。本作が6月に映画公開されますが、楽しみに待ちたいと思います。Posted by ブクログ -
訳あって認知症の父親を介護することになった女主人公。かつて事故で死なせてしまった息子と重なる年頃の記憶喪失の少年と出会い、暮らすことになるが…
認知症を持つ家族の苦悩、虐待やいじめなど読んでいて苦しい場面がたくさん。
ほっこりするシーンもあるけど、いつまで続くんだろう…と不安になりながらも没入感...続きを読むPosted by ブクログ -
単純明快。おもしろかった。
弁護士と裁判官のその世界でしかわからないようなつながりがなんとなく伝わってきて、裏情報みたいでほほえましかった。Posted by ブクログ -
息子を亡くす辛さ、虐待される辛さ、認知症になってく辛さ、嘘をつきながら…でも幸せな時間。
どうかどうか絶望的な終わりはやめてねと、思いながら読み進めました。なるほど、ね。Posted by ブクログ -
認知症のお父さんの介護のために帰ってきた
絵本作家の女性のお話
事故にあった男の子を助けたがどうやら記憶喪失
らしい
そこで女性は・・・
タイトルにあるように嘘によって築かれた幸せは
いつまで続くのか?
終盤の展開、そしてラスト・・・
ちょっと読んでみてほしい
2024年映画公開らしくそのタイミング...続きを読むPosted by ブクログ -
血の繋がりとはなんだろう…本当の家族とは…。5歳の息子を亡くした千紗子は、認知症を発症した厳格な父の元に仕方なく行く、そこで親から虐待されて川から流されてきた記憶の無い少年を犯罪だと知りつつ、自分の子だといい暮らし始める。この手の物語は辛い結末になると不安のまま読んだが、最後は涙が止まらなかった。解...続きを読むPosted by ブクログ