片桐はいりのレビュー一覧

  • もぎりよ今夜も有難う

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    この本を読んだ次の日に映画館で映画を観た。
    どの映画館にもいろんな人の思い出がある。私が観に行ったのは都内の大型シネコンだけども、全国にこんなにも魅力的で温かい映画館があるんだな。学生時代、ドキドキしながら入った名画座。すでにシネコンに慣れてた私には戸惑いもあったけど、入れ替え制でなかった空間が妙に心地よかったのを思い出した。映画の話じゃなくて映画館の話。映画館を愛すことで、これからもたくさんの素敵な作品と、街に出会いたい。

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    2023年07月02日
  • グアテマラの弟

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    軽い小説を読むより遥かに面白くドラマティック。異国の馴染めない部分も認めつつ、それでもやっぱりその国の文化への好奇心が溢れ、飛び込んで行き、言葉の壁も超えていつの間にか一緒にタバコをふかし仲良く酒を飲んでいる。
    弟さんの能力色々凄い。

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    2023年05月15日
  • もぎりよ今夜も有難う

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    昔の映画館の話がとにかく面白い。そして豊かな語彙力と表現力にただただ圧倒された。大人が対象の読書感想文コンクールがあったら課題図書にしたい。

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    2023年04月15日
  • もぎりよ今夜も有難う

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    片桐はいりさんの文章もすごく好き!
    私は音光映像長時間集中がだめな人なので、映画はなかなか普段見ないのですが。。。
    そんな私でも映画館にいって映画をあじわいたいと思える1冊でした。
    映画館そのものの魅力、映画のある街の魅力、映画がつくられていく魅力、映画にまつわるとにかく全ての好きと愛が詰まった本でした。
    もう好きとかじゃなくはいりさんの人生そのものなんだなあ映画はきっと、、
    好きをずっと続けていくことも人生になっていくんだなー。

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    2023年04月03日
  • グアテマラの弟

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    演劇のコーナーにあった。が、演劇の話ではない。
    役者の書いたエッセイだからその分類になったんだろうが、異文化間コミュニケーションと家族のドラマをつづったエッセイ。
    独特なセンスの語り口で、読みながら何度も思わず笑い声が漏れてしまう。

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    2023年03月11日
  • もぎりよ今夜も有難う

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    原田マハ『キネマの神様』文庫本の巻末解説を書いているのが、この本の著者・片桐はいり。ご存じの個性派女優だが、この方が映画館育ち(元もぎり嬢、ちなみに原田マハもそうだったらしい)とは、知らなかった。それにこんなに文章が上手くて語りが面白くって、などということもぼくは全然知らなかった。

     そんな元もぎり嬢であるばかりか今もボランティアでもぎりチャンスがあれば映画館に繰り出してしまうという皆様ご存じの本業は女優である片桐はいりによる、映画愛溢れる名エッセイ集。シネコンの現在ではシネチッタ銀座として知られる元・銀座文化というシアター(当時はシネコンではなく名画座という種類の愛すべき映画館であった)で

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    2023年01月09日
  • グアテマラの弟

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    また面白い本に出会ってしまった!

    これだから読書はやめられない。

    俳優片桐はいりさんの旅行記。中南米グアテマラに移住した弟さんを訪ねて行った時の体験記です♪

    まずはいりさんの現地の人とのやり取りや観察眼が素晴らしい!

    それとユーモアたっぷりに紡ぎ出される文章。読みやすくて優しくてとても好き♪

    出張の移動が最も癒される私にとって、旅心をくすぐるどころか爆発させる刺激となりました。

    あー、旅に出たい!

    オススメです!

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    2022年11月07日
  • もぎりよ今夜も有難う

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    もぎり・映画館・もぎり・映画館・もぎり・もぎり…

    片桐はいりさんのもぎり時代の思い出から俳優になるまで、なった後、執筆現在に至るまでの映画館にまつわるもぎり話を存分に詰め込んだ一冊です。

    お茶目でクールでユニークでレトロな文体の面白さと言ったら。
    「わたしのマトカ」ももうすでに読んでしまっているので、あとは「グアテマラの弟」しか残っていないのが寂しいです。

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    2022年11月05日
  • わたしのマトカ

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    気ままに冒険して、食べて、遊んでをしてるはいりさんの旅の仕方が凄く憧れで羨ましかった…
    フィンランドってだけでも憧れなのに、長期滞在はさらに憧れる。

    蕎麦が凄い食べたかったのに、いざ食べるとそうでもないっていうのちょっと分かって面白かった。

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    2022年10月30日
  • グアテマラの弟

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    やっぱりはいりさんのクスッとする文章、好きです。
    あとがきが、本編に関係する知り合いなのもとてもいい。今回は弟さん、「わたしのマトカ」は現地コーディネーターのヒルトネンさんだった

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    2022年10月09日
  • グアテマラの弟

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    メキシコで読み直すと、わかるわかる!というかんじ。本は読むタイミングや場所によってまったく異なる読書体験になるのだな、と再認識できた。
    目に浮かぶイメージがよりクリアで、リアル。
    土地や空気がカラッと乾いているかんじ、日差しの強さ、目に飛び込んでくるカラフルな建物や民族衣装etc。
    ペトラさんの、「人生はあまりにも苦いから、せめてコーヒーだけは甘くするのよ」という一言、人生の名言では?

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    2022年09月08日
  • グアテマラの弟

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    片桐はいりさんがこれほどまでの文筆家とは知らず、正直仰け反った。余りにも読ませる力があるのでフェルナンド小とのやりとりや、グアテマラに別れを告げる場面、亡き父親の思い出等思わず熱い涙がこぼれるほどだった。『そのたばこ、あたしのと交換しない?』酒とタバコを酌み交わす海外ナンパ術を披露するあたり、かなり外交的で肉食系でカッコイイ女。勝手に『かもめ食堂』の役柄のイメージのままで読み出したので良い意味で覆された。御本人の知的でアツくカッコイイ内面に触れつつ、グアテマラ旅行が出来る本。スゴい。

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    2022年05月08日
  • グアテマラの弟

    無料版購入済み

    片桐はいりさんのセンス溢れる文章が素敵です。語彙が豊かでリズムがあって、知らない国についても知ることができて、いい本に巡り会えました。

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    2022年09月30日
  • グアテマラの弟

    購入済み

    片桐さんの書く本は、たとえ(比喩)が多く、その言い回しが絶妙。テクニックではなく、センス!ずっと読んでいたくなるし、どれも読後感が良い。

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    2021年04月10日
  • グアテマラの弟<豪華立読み版>

    購入済み

    グアテマラの弟

    旅をしたくなりました。両親に会いたくなりました。家族のことをふと思い浮かべました。
    初めは片桐はいりさんの弟さんは向井理さんでした(映画の影響です)が、はいりさんの文章でだんだんと本当の弟さん、奥さん、ご両親をイメージすることができました。
    はいりさんのポジティブな雰囲気を感じ取り、わたしも前向きに日々を過ごそうという気持ちになりまさした。
    一日一日を大切に精一杯過ごしているようなはいりさんのように一瞬一瞬を過ごしたいと思いました。

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    2017年04月10日
  • もぎりよ今夜も有難う

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    みずからの出自を問われたら、「映画館の出身です!」と胸張ってこたえたい。そう語る著者の映画館にまつわる思い出話。
    もぎり時代の思い出、旅先で出逢った映画館のこと。

    片桐はいりのエッセイはこれが3冊目ですが、毎度のことながらその真っ直ぐな言葉が胸に響きます。様々なことに心が奮える様がそのまま真っ直ぐ入ってくるんですね。
    だからこのエッセイを読むと映画館で映画を観たくなります。映画館という空間そのものを楽しみたくなります。ああ、素敵です。

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    2021年07月23日
  • グアテマラの弟

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    タイトルに惹かれて読んだ。
    想像以上に面白かった。グアテマラに住む一時疎遠になっていた弟家族を訪ねる旅のエッセイである。家族のこと、食べ物に対する執着心、グアテマラの治安、人間関係などについて綴られている。ちょっとした旅行気分が味わえた。そして未知の料理煮込みのペピアン、アチョーテ、メレンゲで野菜を揚げたもの、そしてポヨ・カンテーロというプライドキチンなど。どれも美味しそうであった。
     治安や経済状態は悪そうだが、あるいはそうだからか人間関係が濃そうで面白そうだった。
    わたしのマトカも読んでみたい。

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    2025年08月30日
  • わたしのマトカ

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    片桐はいりさんが映画撮影で滞在したフィンランドについての旅行記。
    はいりさんはすごく行動力があって、撮影の合間にいろいろなことをするのでいろいろなことが起こる。文章が上手で、どのエピソードも面白い。
    自分の旅行と比べて、明らかに行動力が違う。一人で知らない国のクラブとか行かないもんな。。。
    タンペレも訪れていて懐かしかった。ムーミン谷は自分も行ったが、黒い河や黒ソーセージなどは知らなかったし体験の質が異なっている。流石です。

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    2025年08月28日
  • わたしのマトカ

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    フィンランドの景色や住む人たちがつくりだす雰囲気を、文章からとても感じられるエッセーだった。
    出会った人、街、部屋、自然・太陽の描写などフィンランドを感じる読書体験。
    フィンランドの人たちが持つゆとりのある感覚(自分にも他人にも余裕をみせられる)が素敵。著者は東京で過ごす日本人であり、日本人から見えるフィンランド人との、時間感覚の違い(日本人の余裕のなさ)や、味覚の違い(サルミアッキ、トナカイ肉、じゃがいも、そばとかニラの話とか)などが新鮮で面白かった。ほとんど日本にいる自分から見ると、この本で一緒に大冒険をしてきたような気分。世界は広い!

    ps.カンボジアはフランス領だったのでフランスパン

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    2025年07月12日
  • わたしのマトカ

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    井上咲楽ちゃんのフィンランドvlogのコメント欄でおすすめされてたいた本。かもめ食堂を撮影していた1ヶ月間のエッセイ。
    狼の群れへ、仕事が嫌になったら読み返して心を落ち着かせようと思った。

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    2025年06月08日