全体的に、言葉は優しいが、耳が痛くなる話が多い。大事なことは「完璧主義をやめろ」という一点。この本自体が「ほどほどの合格点」で世の中に出たものという感じ。
ただ、完璧主義で生きてきた人間としては、完璧主義をやめること(ほどほどで満足すること)は非常にストレスで、疲れる。半日は頑張れるが、だんだんこれでいいのか?と不安になってきて、揺り戻しで、完璧にやらずにはいられなくなってくる。
研究からの引用が少ないためにかえって読みやすく、主張がスッと入ってくるのは良いところ。
男性目線なところに、時々違和感を覚える。