片桐はいりの作品一覧
「片桐はいり」の「わたしのマトカ」「グアテマラの弟」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「片桐はいり」の「わたしのマトカ」「グアテマラの弟」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
天の橋立・城崎温泉・舞鶴・静岡の映画街と行ったことのある場所がたくさん出てきて、エピソード内のはいりさんの郷愁に引きずられるように、懐かしさに浸った。
もぎりのある映画館に行ったことはない。映画館に行くとその作品と向き合う時間になるから、その分駄作には怒りたくなるし、いいものが観れた時は世界に感謝するし、逆に家でも真剣に観れた作品の時は、なんで映画館に行かなかったんだろうと過去の自分を責める。昔のままではいられず、均質化していった映画館だけど、特別な場所なのは変わりない。
いつかはいりさんがもぎりする映画館に行ってみたいし、大森を歩いてらっしゃるのに遭遇したい。
Posted by ブクログ
中学以来口をきいたこともないほど疎遠になっていた2歳違いの弟。音信はしばらく途絶えていたが、地球の裏側にいることが判明。どうやら家族もいるらしい。その弟の状況を見にグアテマラまでゆくことになる。
最初の頃は国際電話でしかコンタクトできなかったのに、ファックスやインターネットなど通信手段の進歩につれて、ふたりの心理的距離もどんどん縮まってゆく。やがて日本の家族とグアテマラの家族のご対面、その交流のエピソードがおもしろい。
『わたしのマトカ』はフィンランド一色だったが、本書は中米グアテマラ一色。すっかり現地の色に染まった片桐はいりが目に浮かぶ。