片桐はいりのレビュー一覧

  • もぎりよ今夜も有難う

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    長編小説の間にちまちま読み進めていた片桐はいりさんのエッセイ。
    小林聡美さんの著作でもそうだったけれど、『かもめ食堂』のサチエさんとミドリさんそのままなお人柄が感じられます。

    平成ですら「レトロ」と呼ばれてしまう現代。平成前期生まれな私からすると、「本当に昭和ってこんなことが……?!」と驚くエピソードが多かったです。笑
    おおらかで、人々に余裕と希望があって……。こんな時代に、さぞ映画館は夢のような存在だったことでしょうね。
    各エピソードのタイトルは映画をもじったものになっていますし、作中にも本当にたくさんの作品が出てくるのですが、まだまだ観たことのないものばかり。もっとたくさんの作品に触れた

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    2024年06月02日
  • わたしのマトカ

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    かもめ食堂、という映画でフィンランド ヘルシンキへ行った時の旅行記が中心のエッセイ
    ちなみに、マトカとは、フィンランドの言葉で旅という意味らしい

    片桐はいりさんという女優さんは映画でも個性的で素敵!
    日本とフィンランドの映画の作り方や、そこに携わる人々の違いなど、おもしろかった。
    すべて自分で体験したエピソードで正直な感想に
    笑えたり、感心したり。

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    2023年12月10日
  • わたしのマトカ

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    最近フィンランド関連の本を読むので、その流れで興味を持って読んでみた。
    旅のエッセイみたいなもので読みやすかった。

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    2023年12月01日
  • わたしのマトカ

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    「マトカ」とは、フィンランド語で「旅」という意味だそうだ。
    フィンランドといえばムーミンの生まれた地。
    無愛想でリアクションの薄い人々は、その中に温かな人情をもっている。
    「かもめ食堂」という映画の撮影で行ったらしい。
    この映画を見て、片桐さんが見たフィンランドを味わってみようかな。

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    2023年08月06日
  • もぎりよ今夜も有難う

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    「映画館の出身」を自称する俳優・片桐はいりによるエッセイ。彼女が銀座文化劇場(現・シネスイッチ銀座)でもぎりのアルバイトとして勤めた日々や、これまでに訪れた日本各地の映画館(現役、廃業済みを問わず)について等がユーモア溢れる文章で綴られている。また、書名・各章名・文庫版あとがき題名はそれぞれ映画題名のパロディーになっていて楽しい。

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    2023年02月16日
  • わたしのマトカ

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    片桐はいりさんの旅のエッセイ。
    今回の舞台はフィンランド。
    映画「かもめ食堂」の撮影場所となったフィンランド。
    映画を観る前に本を先に読んでおきたかった。
    グアテマラの弟のエッセイも良かったけれども、今回も片桐はいりさんはどこでもいつでも変わらず片桐はいりさんのまま過ごされているのだな、と。
    笑いもちょっと毒もあったりと、裏表のない人柄に引き込まれます。

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    2023年01月03日
  • もぎりよ今夜も有難う

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    テレビで拝見する機会はありますが、独特な空気感を持っておられると個人的には思っていました。
    なので、「片桐はいり」というその独特な?ブランドが、何をベースに構築されているか、興味があり拝読しました。

    読んでの感想…とりあえず映画やもぎりに対する愛が溢れています。
    私自身、映画は子供が観たいものを同伴でシネコンにはよく行っています。ですが、いわゆるザ映画館に行きたい気持ちになりました。
    それは、片桐さんの文才?によるところなのかもしれません。
    個性が滲み出る言葉のチョイスや言い回しが伝える力に変わっているのかなと思いました。

    とりあえず、今後テレビなどで片桐はいりさんを目にすると、気にせずに

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    2022年10月16日
  • もぎりよ今夜も有難う

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    本当に好きなこと(映画、映画館)に没頭した青年時代、本当に幸せそうに語っている。「宝物のような七年間」(P12)とあるとおり。仲間もみな映画好きというのもよい。そういう環境は確かに幸せ。

    銀座の映画館の劇場も良いが、下北沢でせまい芝居小屋の客席にぎゅうぎゅうにおしこんだり他の客を飛び越えたりしながら詰めていくのも、うなづけるし懐かしい感覚。(p81)
    酒田のグリーンハウスという独特な劇場も語られている。そういう地域性も、ほんとうは面白いのだろう。(p192)
    あとがきにもあるとおり「この町に映画館はありませんか?」という問いかけから始まった出会いも多かろう。そういう、町をみるにあたってのユニ

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    2022年06月27日
  • グアテマラの弟

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    面白かった!
    ただ、
    ・片桐さんのファン
    ・アンティグア経験者
    どちらかに該当しない限りキビシイのでは?と思って読んでいた。(大きなお世話でしょうが)

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    2022年05月29日
  • もぎりよ今夜も有難う

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    文章がとても読みやすく、スッと入ってくる。
    昔の映画の楽しみ方やカルチャーを知れて、今の映画との違いやお互いの良い面悪い面など知れて面白かった。
    また各章のタイトルを名作のオマージュしたタイトルになっているところも好きでした!

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    2022年03月17日
  • もぎりよ今夜も有難う

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    ネタバレ

    「グアテマラの弟」「わたしのマトカ」とはいりさんのエッセイを手にしてきた以上、本書「もぎりよ今夜も有難う」を手にしない訳にはいきませんでした。

    はいり節が本作も全開です。

    「映画」「映画館」にまつわるはいりさんの愛が詰まっています。

    「映画館の出身です!」と自分で言えるはいりさんは学生時代から映画館でもぎりのバイトをしていたそうで、仕事の合間をぬって訪れた地方都市の映画館へも足をのばされているとのこと。

    いやぁ〜愛ですなぁ。

    「一日もぎり」のはいりさんにどこがで会える日を楽しみに。

    説明
    内容紹介
    映画「かもめ食堂」の初日挨拶で、シネスイッチ銀座の舞台に立ったとき、かつて銀座文化で

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    2022年02月13日
  • もぎりよ今夜も有難う

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    片桐はいりさんが女優となる前から愛してやまなかった、映画と映画館。
    昔は劇場としてそこで「もぎり」として働いていたのだそう。

    時代の変化と共に変わっていく劇場ともぎり。
    けれど、そこには変わらないものもある。
    はいりさんと映画、そして劇場とそこへの愛が詰まった一冊だった。

    「有難う」「有難う」と言い続けたら、有難いことがかならず起きる。

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    2022年01月03日
  • もぎりよ今夜も有難う

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    女優・片桐はいりさんが学生の頃、映画館でもぎり嬢としてアルバイトしていた頃のエピソード中心のエッセイ集。
    彼女の視点が面白いです。

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    2021年10月31日
  • もぎりよ今夜も有難う

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    2021年4冊目。
    大好きなはいりさんのエッセイを読むのは3冊目。
    あたたかくてやさしく、ユーモアのある語り口で、心がほっこりします。
    映画館にまつわるお話が次々と。
    はいりさんの思い出話や旅先での出会いなど、どれも素敵で魅力的です。
    特に、深谷シネマが出てきたのにはびっくり!
    はいりさんが身近なところに来ていたなんて、嬉しくなりました。
    また、空港での読書エピソードが印象的でした。

    なかなか遠出ができない今だからこそ、本の世界に旅するのもいいですね。
    身近に空港がないので、代わりになる場所はどこかしら。

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    2021年04月15日
  • もぎりよ今夜も有難う

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    もぎりの視点から描かれる映画、というより映画館談義。地方に出掛けたら必ず映画館を探し、そこから思わぬ出会いが始まって…好きだからこそ見えてくるドラマが沢山あるのだなと気付かされた。

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    2021年01月10日
  • もぎりよ今夜も有難う

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    銀座文化(現シネスイッチ)でもぎりバイトしていた7年間を、はいりさんがとびきりの文章とユーモア感覚で振り返る、映画愛…いや、映画館愛に満ちた一冊。現在も地方に行くたび、個人経営の古い劇場には飛び込んでいってしまうという旅行録も楽しい。
    もう本は出されないのかしら〜。文筆家としての片桐はいりさんのファンです! あ、、もちろん俳優としてもだけど

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    2020年11月28日
  • もぎりよ今夜も有難う

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    片桐はいりさんがもぎりのバイトをしていたことは知ってたので、気になって読んでみました。
    片桐さんは謎多き人ですが、これを読んでとても魅力的な方だと感じました。
    映画を心の中心に据えながら、旅を、食を、日々を楽しんでいます。すてき。
    各話のタイトルが映画をもじっているのが面白い!
    映画旅、読書旅、したいなぁ…。

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    2019年08月17日