片桐はいりのレビュー一覧

  • もぎりよ今夜も有難う

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    片桐はいりさんのエッセイ集。
    想像どおりの人柄でした。
    映画が映画館が大好きで、誰に対しても平等、態度を変えないそんな彼女の映画館にまつわる話は映画の作品に絡められている。
    懐かしかったり、知らなかった映画館の世界を知れて楽しかった。
    芸能活動をされていても、もぎりのお仕事も機会があればされていたなんて知っていたら行ってみたくなる。
    これは他のエッセイも読みたくなります。

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    2022年12月20日
  • グアテマラの弟

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    ガイドブックなどに載るような
    「情報」ではないグアテマラの魅力を感じる一冊

    この本のおかげで、グアテマラ、アンティグアに出会い
    その魅力に魅せられ
    2月にアンティグアへ行ってきます

    どんなところか
    実際に自分の足でその地を踏み
    自分の目で見て、現地の人々の息吹を感じられるのが楽しみ

    「わたしのマトカ」に続き
    片桐さんの魅力的な文章で綴られる滞在記は
    読者をその地へ誘う不思議な力がある

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    2022年12月12日
  • グアテマラの弟

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    全く知らないし行こうと思ってなかった国のことを、片桐さんのユニークな表現でとても身近に魅力的に感じることができた。

    私も兄がいてだいぶ離れて暮らしているが
    なんかほんのちょっとだけ切なくなって
    次会った時はもうちょっと話そうと思った

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    2022年12月01日
  • わたしのマトカ

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    片桐節炸裂で笑った〜。「かもめ食堂」みどりさん役の片桐さんは、こうやってフィンランド生活を送っていたんだ。何の予備知識もなくヘルシンキの街に放たれ、空っぽの袋を持ってタイムサービス!ひと月限定、思い出つめ放題のフィンランドエッセイ。

    ○まずい上にアルコールが強いサミルアッキ・ウォッカを人に例えて「ブスな上に乱暴だ」、味が強い割に何にでも合うイェーガーマイスターを「ブスだけど性格が良い」と言ったり。
    ○知らない街に行くと、頑なに地元の乗り物に乗りたがる。小銭レベルの冒険が大好き。同行の友人は、そんな片桐さんの方針を嫌って、途中から別行動に。旅を共にする人を選ぶのは難しい。人にはおのおのの、町と

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    2022年09月19日
  • グアテマラの弟

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    「わたしのマトカ」よりこっちの方が好きです。よりプライベートな面が垣間見えた気がします。それにしても弟もなかなか吹っ飛んだ人物ですね。グアマテラってこの本読むまで情勢や文化について全く知りませんでした。

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    2022年07月14日
  • グアテマラの弟

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    高学歴(大学院まで出た)の弟が世界一周旅行に出掛けたきり日本に帰って来ない!
    どうやらグアテマラって国にいるらしい。
    既に妻子持ち!?
    もう出だしから面白すぎて、あっという間に読み終えてしまった。その間は終始、ラテン音楽の軽快なメロディーが流れているようだった。

    確かに衛生面は微妙で、治安も微妙だけれども、笑顔の絶えないコミュニティに飛び込み、目一杯楽しむ筆者の姿が伝わってきた。異文化に敬意を払うことって、まさに筆者のような行動なんだろなあ。

    そして読後のコーヒーがとても美味しく感じた。

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    2022年06月20日
  • グアテマラの弟

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    女優の片桐はいりさんがグアテマラに住む実弟との出来事を書いたエッセイ。
    10年以上前の本なのに全く古さを感じさせない。
    メキシコもいいけどグアテマラにも行きたくなった、そんな1冊。

    コーヒーに砂糖をたっぷり入れる義妹が、それに顔をしかめるはいりさんに「人生はあまりにも苦いから、せめてコーヒーだけは甘くするのよ」と一言。確かになぁ。

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    2022年05月21日
  • グアテマラの弟

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    グアテマラについて知ろう
    と、私は今まで思わなかった

    やはりコーヒーの生産地のイメージが大きくて、
    それ以上もそれ以下もなく、
    大きな興味は抱いてもいなかったー

    でも、はいりさんが書くグアテマラは
    色彩豊かで
    人の温かみも感じて

    家族のにぎやかさ、近所の人とのやりとり、市場のいい意味でごちゃごちゃした感じ、民族衣装の鮮やかさ、火山や温泉地について、などなど

    グアテマラがどんどん私の中で立体的になっていった

    はいりさんのすごいと思うところは、
    主観で体験談を書いていると思いきや
    俯瞰して周りの人の様子まで捉えていること

    これは俳優のスキルなのかーー

    ますます魅力的な人だ

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    2022年04月21日
  • もぎりよ今夜も有難う

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    映画館を箱として楽しむ、という趣味自体が新鮮ですが、大変奥深く、自分では知ることのできない映画の世界をいいとこ取りで知れてお得な気分になりました。
    文章も読みやすく、ほのぼのとしています。
    片桐はいりさんのような感覚の鋭さで観察したり楽しめたりしたら日常が豊かになるだろうなと羨ましく思いました。

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    2022年02月19日
  • もぎりよ今夜も有難う

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    記録。
    雑誌で連載していた時の短編集。
    読んでいると、自分も映画館の旅をしたような気持ちになれる本。
    今やTOHO等キレイな今風な作りの映画館が当たり前だけど、この本からは映画の懐かしい〜においや熱気が感じられる。平成生まれなので行った事はないけれど。笑

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    2021年01月20日
  • グアテマラの弟

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    星3.5

    片桐はいりが、ずっと半分行方不明状態だった弟を訪ねて行った先は、中米のグアテマラの都市アンティグア(世界遺産)だった。
    そこで、現地の女性とその連れ子のフェルディナンドと暮らす弟。
    一家で営むスペイン語学校にはいろいろな人が出入りしたり、食後必ず取るシエスタ(昼寝)など、日本では味わえないまったりした空気がただよっているのだった。

    ずっと音信不通だったのに、父親が病に倒れた後は献身的に看病を続ける弟。グアテマラの人のように、家族を何より大切に思う様子が伝わってきた。
    片桐はいりの人柄にも読んだらみな好感を持つだろう。

    文庫本の解説をその弟さんが書いているが、それがまたよかった。

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    2025年11月24日
  • グアテマラの弟

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    ラジオで紹介されていたからだったか、手に取った。
    グアテマラに行ったこともないけど、この本を読んで俄然興味が湧いた。
    姉と弟のビミョーな距離感がいい。

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    2025年11月11日
  • グアテマラの弟

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    連絡先だけを残してグアテマラに渡り、古都アンティグアで家と仕事と家族を得た、片桐はいりさんの弟さんにまつわるエッセイ。

    中米って響きというか、そこに根付くラテンの人々って凄く魅力的なイメージ。

    本書に登場するアンティグアの人たちも物凄く魅力的で、特に大と小のフェルナンドが大好き。

    それになんと言っても片桐さんのワードチョイスというか、表現の仕方がしっくりきて本当に好きだなーって思う。

    グアテマラなんてコーヒーの銘柄くらいの認識だったけど、グアテマラ富士(ボルカン・デ・アグア)や温泉など、日本文化に通ずるところもあって、勝手に親近感が湧いた。

    私が中米に足を踏み入れることはあるのだろう

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    2025年09月23日
  • わたしのマトカ

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    グアテマラの弟が面白かったので、読んでみた。映画かもめ食堂も観たことがあったので興味深く読んだ。フィンランド人の無表情や変わった食べ物、サウナ文化など面白く読んだ。フィンランドに行く機会があれば再読したい。本としてはグアテマラの方が何倍も面白かった。それはハプニングが多かったからであろう。

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    2025年09月04日
  • もぎりよ今夜も有難う

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    映画のお話ではありませんが、夜の住宅展示場を街に見立てお芝居をするというアイディアや一日読書の旅の様子が興味深かったです。

    映画のことお芝居のこと読書のこと。皆どこかでつながっている気がします。

    映画を観て、本を読んで、時々お芝居を観に行って。そんな心豊かな生活。私も見習いたいと思いました。

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    2025年08月08日
  • わたしのマトカ

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    「かもめ食堂」フィンランドロケの滞在の日々のエッセイ。生活習慣、気質の違いなど興味深く楽しく読みました。
    フィンランド流の“なにもしない”を学ぶべきと心に決めた、はいりさんでしたが、持ち前の考察の深さと好奇心旺盛で、ぼおっとする瞬間さえない行動力でした。
    フィンランドの家には欠かすことのできないサウナ、暖炉ではなくてペチカ、農場体験とムーミン谷博物館、興味が湧きました。

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    2025年06月13日
  • わたしのマトカ

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    映画の撮影で一ヶ月滞在した、森と湖が美しい国フィンランドで出会った温かい人たちとの穏やかで思わず笑顔になってしまう、貴重な体験が詰まったエッセイ。


    片桐さんの綴る言葉や考え方がとっても身近で、フィンランドの美しい景色や今目の前に広がっているであろう情景が、目を閉じるとありありと思い浮かんだ。

    特に印象に残っているのがファーム・ステイ。

    ファームステイ先には何があるの?という片桐さんの質問に、「トランポリンがあるよ」って答えたヒルトネンサンに思わず笑った。

    実際はトランポリンを楽しむ余裕もないくらい唯一無二の滞在になっていて、旅先では観光地巡りもいいけど、こういうのも魅力的で

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    2025年05月12日
  • わたしのマトカ

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    映画かもめ食堂を見て、フィンランドという国に興味を持ち始めた頃、ふと立ち寄った古本屋で見つけた本。運命的な出会いだった。
    片桐さんらしいユーモアと、皮肉と、愛らしさがたっぷり詰まった本!

    そこから数ヶ月後、私のフィンランド愛が高まり、ついにフィンランド旅行が実現した。

    旅の道中でも読んだが、とても楽しかった。

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    2025年03月04日
  • グアテマラの弟

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    前作の「わたしのマトカ」に続いて読みました。
    グアテマラという中米の国があることを初めて知りました。そこに住む片桐さんの弟さん。寡黙でありながら、おおらかな雰囲気の人であることが伝わってきました。

    このおおらかさが、外国で行きていける素質なのかなと思いました。あまり細かいことを気にせず、あるがまま全て良し、という精神を私も学びたいです。

    弟さんは大学の夏休みにメキシコから南米に放浪の旅に出かけ、それでグアテマラに出会い、移住までしてしまうのだから素晴らしい行動力だと思います。

    自分も外国を旅したらそのような住みたい国が見つかるだろうか、そこはどんな国だろう、と想像したら旅に行ってみたくな

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    2024年11月15日
  • わたしのマトカ

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    かもめ食堂が好きなので、そのロケでのエッセイとTwitterで見つけたのが理由で買ってみた。
    行ったことがないけれど、フィンランドの風景が目の前に広がるようだった!
    ただもう少し映画のエピソードが含まれていると期待していたので、そこは残念なポイントではあった

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    2024年11月07日