片桐はいりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。
もぎりの思い出、もぎられていた当時の映画館の思い出、訪れた全国各地の映画館の思い出…どれもこれも興味深く、一抹のノスタルジーがありました。
読みながらにまにましつつも、切なくなります。
はいりさんがもぎりをされていた、都会のきらびやかな映画館も素敵でしたが、
地方の、廃墟だったり現役だったり復活したりする映画館もすべてわくわくします。
こんなところに映画館!な施設がいくつも登場していて、しかも歴史がすごい。
それと同時に、連載されてた頃から10年以上経っていてその間にコロナ禍があったので、今どれだけ残っているのかと思うと切ない。。。
「映画もお芝居も闇の特産物なのだから、それを育む暗闇は有害無害あらゆる物を含んで肥えていたほうがいい。」(「愛と劇場の日々」)
4Kや音響などシネコンの良さはあるけれど、歴史あるレトロというか…な映画館も、単館系の映画館にも良さはあります。
映画の作品名をもじった各タイトルも好き。『贅沢な骨』懐かしい…
片桐はいりさんのエッセイ好きだなぁ。 -
Posted by ブクログ
フィンランドの景色や住む人たちがつくりだす雰囲気を、文章からとても感じられるエッセーだった。
出会った人、街、部屋、自然・太陽の描写などフィンランドを感じる読書体験。
フィンランドの人たちが持つゆとりのある感覚(自分にも他人にも余裕をみせられる)が素敵。著者は東京で過ごす日本人であり、日本人から見えるフィンランド人との、時間感覚の違い(日本人の余裕のなさ)や、味覚の違い(サルミアッキ、トナカイ肉、じゃがいも、そばとかニラの話とか)などが新鮮で面白かった。ほとんど日本にいる自分から見ると、この本で一緒に大冒険をしてきたような気分。世界は広い!
ps.カンボジアはフランス領だったのでフランスパンも絶品なのは学び、気になる! -
Posted by ブクログ
難しい本の読書が続いて、気楽に読めるものを、と考えて浮かんだのがこちらの本でした。前に2度くらい読んでいて、とても楽しく面白く読めた印象が残っていました。読書慣れしていない人でも読みやすいと思います。エッセイって、読みやすくて魅力的なものが多くて良いなと思います。
旅好きな片桐さんが、映画「かもめ食堂」の撮影で滞在した、フィンランドの日々について語るエッセイです。私はこの映画「かもめ食堂」も大好きで、何度も見ています。片桐さんの文章から、フィンランドの優しくて面白い文化が伝わってきて、外国や旅っていいなと思って、この後数冊は旅エッセイの本(沢木耕太郎の深夜特急、角田光代さんの旅エッセイなど)を読んで過ごしました。その感想もまた書こうと思います。
脱線しましたが、特にサウナの話が好きです。片桐さんの周りでは不思議なことがよく起こる気がします。旅向きの人だと思います。この次の「グアテマラの弟」も面白いです。「もぎりよ今夜も有難う」は持っていないのでほしいな〜と思っています。