水瀬ケンイチのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
インデックス投資について書籍やブログで発信を続けてきた水瀬さんの集大成的な本だと思う。ご自身の人生、投資の経験、金融の理論についてかなり踏み込んで書かれている。冒頭に少しだけ登場する「茶髪の女友だち」ってもしかして…と思ったら最後に再び言及があって思った通りだったので笑った。
リーマンショック時の仲間の豹変や匿名掲示板でのバッシング、心身の負担の大きい部署への異動、投資も人生も順風満帆とはいかない。一寸先は闇、何が起きるかわからない。不測の事態を乗り越えるのに必要なのは、ブレない信念と生活を防衛できる資金。お金=幸福ではない。でもお金は人生から不幸を遠ざける助けになってくれる。25年間インデックス投資を続けて億の資産を築いたのは本当に凄い。お金の不安から解放され、現在も会社員として勤務し、仕事を頑張りながら投資情報の発信を続け、趣味を楽しみ、会いたい人に会いに行く生活からは50代にして人生をクリアしてしまったかのような圧倒的強者感が漂う。
自分は現在9年目のインデックス投資家。今では9年前の何倍もの金融資産がある。ほぼFIを達成したような額にまで達した。そうなれたのは水瀬さんと山崎元さんのおかげだ。『ほったらかし投資術』をはじめとする、お二人の書籍やブログやコラムがあったからインデックス投資を知り、始め、継続することができた。人生の恩人として感謝している。
インデックス投資なんて毎月積立設定したらあとはほったらかすだけだから簡単だと思われるかもしれないけれど、市場が好調でも不調でも、欲を出さず、周りのノイズに惑わされず、初志貫徹で継続するのは決してたやすくはないよ、と当事者の一人として思う。高配当株や暗号資産やゴールドへの誘惑を断ち切って、もっと言えばS&P500ですらなく、「長期・分散・低コスト」の基本姿勢のもと全世界株式を積み立て続けるのは、知識に支えられた信念がなければできることじゃない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレそろそろ老後資金をどうしようかと思っていたところ、投資関連のポッドキャストの話し手さんがオススメしていたので読んでみた。素晴らしかった。目から鱗。結論。ネット証券会社に口座を開き、百数十万円預金に残して今すぐ残額を売買手数料なしで信託手数料0.2%未満の全世界株インデックス投信に注ぎ込むべし、とわかりました。イデコ、ニーサも活用すべきもわかりました。あとは放置で何もしなくても良いと。年間では最悪注ぎ込んだ額の30%ダウンもあるかもしれないが、平均4%の上昇期待で10-20年後からの老後資金に使っていけば良いと。気分的にも知識的にもためになりました。ドルコスト平均法は、分割して購入することの理論なんですが、それよりかは待っている資金の機会損失の方が問題だと。すぐ始めるべき、ということがこの本のキモの部分と諾しました。
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Posted by ブクログ
「「人の行く裏に道あり花の山」という有名な投資格言があります。株式市場で利益を得るためには、他人とは逆の行動をとらなくてはならないという格言です。一般的な投資の常識では、他人の先回りをしたり、裏をかいたりする必要があるとされています。」
—『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術 (朝日新書)』山崎 元, 水瀬 ケンイチ著
「FIREを目指す若い人には、金融資産の形成ばかりを重視して、自分の人的資本に対して過小投資になっていないかという可能性が心配になることがあります。また、お金には有効に使えるタイミングというものがあります。 旅行、趣味、スポーツ、美味しいワイン、芸術鑑賞など、若い時分に楽しむことが後にも有効だったり、良い思い出が長く残ったりする性質の支出対象は少なくありません。世の中には、中年以降では、使えなかったり、使っても有効でなかったりする支出対象が多数あります。お金は、単に増やすだけではなく、有効な時に使うことが大切です。」
—『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術 (朝日新書)』山崎 元, 水瀬 ケンイチ著
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Posted by ブクログ
※Audible会員 聴き放題の対象
プロローグ 私がたどり着いた「寝かせてお金を増やす方法」
第1章 金融のど素人でもプロと互角以上に叩ける「インデックス投資」
第2章 寝かせて増やすインデックス投資の実践法
第3章 おすすめの金融機関とNISA・iDeCoの実践ガイド
第4章 始めるのはカンタンだけど続けるのは意外と難しい
第5章 涙と苦労のインデックス投資家20年実践記
第6章 貴重情報!インデックス投資の終わらせかた
➡︎『学び』
インデックス投資の「出口戦略」がとても重要
・年齢やリスク許容度に応じて資産の比率を見直す(リアロケーション)
・資産を取り崩すときは「定額」ではなく「定率」が基本。下落時の影響を抑えられる
意外と見落とされがちですが、出口戦略を知っているかどうかで、将来の安心感が大きく変わりますね。
エピローグ 寝かせて増やすことはつまり人の未来を信じるということ -
Posted by ブクログ
生活防衛資金とは、リストラ・長期入院・災害などなにが起きても、自分と家族の生活をしっかり守るためのお金です。目安としては、「生活費の2年分」を、銀行預金など流動性の高い金融商品で確保することが望ましいと考えています。
私も以前は、新しいインデックスファンドが登場する度に、「乗り換えようか?
どうしようか?」といつも悩んでいました。
結論から言います。
現在(2024年1月)のコスト水準であれば、すでに投資した分はそのまま置いておいて、今後積み立てる分から新インデックスファンドに乗り換えるだけでよいです。
東日本大震災の被災地では、対面の窓口がある銀行では各行とも本人確認が取れれば、通帳や印がなくても現金を10万円程度引き出せるような臨時措置が取られていました。
ネット銀行ではこうはいきません。
平常時に、預金金利が少しばかり高いからといって、キャッシュの全額をネット銀行にすべて入れてしまうと、いざというときに出金できない目に遭います。
出口戦略としては、ポートフォリオの債券比率を高めて(II株式比率を減らして)保守的な資産配分に変更します。
人は加齢とともにリスク許容度が下がっていくものだと考えるのが自然です。であれば、加齢とともにポートフォリオの資産配分も、リスク許容度の低下とあわせて保守的に変更していけばよいということになります。
加齢による自分のリスク許容度の低下に合わせて資産配分を見直すといっても、リスク許容度の変化は性格や感じ方にもより「ざっくりこのくらい」という定性的な決め方になる面が多分にあるからです。
そこで、定量的で実用的なひとつの目安があります。
米国には「100から年齢を引いた割合で株式を持て」という教えがあります。もし自分が30歳であれば、100-30=70%の株式を持つ(30%の債券を持つ)。60歳であれば、100-60=40%の株式を持っ (60%の債券を持っ)という具合に考えます。
どのように資産を売却していくのがよいのでしょうか。
まず大前提は、所定の資産配分比率を崩さないように取り崩すことです。つまり、ポートフォリオ全体と同じ資産配分で、インデックスファンドなどを売却するのです。
定率であれば何%で取り崩せばよいのか。これは、運用資産額と必要金額によって人それぞれ違うでしょう。目安として、『ウォール街のランダム・ウォーカー』では保有資産の4%を取り崩す「4%ルール」をすすめています。
取り崩し期間について、実際に取り崩しをされているベテランのインデックス投資家に教えていただいたコツがあります。取り崩しの期間は、なにも毎月でなくてもよく、半年に1回とか、もっと言ったら年に1回という取り崩し期間でも構わないというのです。 -
匿名
購入済み面白かった。
漫画でちょくちょくわかりやすく解説いれてくれたので、すんなりと話が入ってきた。
インデックス投資を投資の入り口として使用って思えた。 -
Posted by ブクログ
投資について王道の主張。これから始めようと思う方は参考になるでしょう。初心者の入門書としても有用な一冊。一方で、すでに投資を実践されている方が読んでもトイレトレーダーのあたりは聞いたことややったことある!と言う意味で共感できるエピソードが読めるのではと思います。この数十年で株にまつわる手数料がすごく下がったのはその時代からコツコツインデックスを積立て来られた先人のみなさんの実績があるんだなと思わされました。
■どの銘柄に投資すべきかが
本書には書いてありますが、真新しくありません。王道ですからね。それは、タイトルの「彼」である、山崎元氏や厚切りジェイソン氏の本にも書いてあるのと同じです。違う視点から読みたい、知識を更に増やしたい場合は彼らの本も読んでみるのもおすすめです。評価も高いですよ。
■相続について
もっと詳しく知りたかったな。相続する・される側で同じ銀行口座をもっていないとできないとか、結構事前準備が必要なのではということを聞いたので。
■しっかり資産をためて
このあと著者はどうするんだろう。もちろん生活には苦労しないでしょう。ですが、著者的に派手な生活をするわけでもないでしょうし、寄付するためにコツコツ溜めたわけでもないでしょう。
自己啓発本や他のお金の本でも言われることですが、若いうちにお金を使って得た経験や思い出が、体が動かなくなったときに宝ものになるとか、感動は若いうちしかしないとかあるそうです。使い道が気になりました。 -
Posted by ブクログ
これまでは4分割で株と債券、国内と海外などのポートフォリオを組んで、ときどきリバランスをする、などというのがデフォだった気がするのですが、今回書かれているのは、
NISAやiDeCoなどを最大限に利用して、
p42
「「リスク資産」は全て全世界の株式に投資するローコストな(手数料の安い)インデックス・ファンド(「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」など)に投資する」
以上!
といういたってシンプルなもの。
いいですね!
内容は基本ルールを腑に落ちるように、実践しやすいように、細かく例をあげて説明してくれています。
p23
「嫌な仕事を、仕事だと割り切れることもまた、経済的に独立した人の強さの一つ」
p37
「男性は女性よりも約45~67%程度多く売買を繰り返す傾向にある」
p45
「「最大限許容可能な損失額の3倍」までに、リスク資産の投資額を抑える必要があります」
p46
「1年後に「3分の1の損」と「4割の儲け」という広い範囲で変動しながらも、「平均的な投資のリターンは年率5%だ」と考えたうえで、リスク資産に「金額でいくら」投じてもいいか」
p57
「「無リスク資産」は、「個人向け国債変動金利型10年満期」と「1人1行1000万円以内の普通預金」
p58
「「リスク資産」は”全額”「全世界株式インデックス・ファンド」」
p58
「三菱UFJ国際投信の「eMAXIS SLIM 全世界株式(オール・カントリー)」」
p58
「投資とは「買ったり・売ったり」することではなく、「持っていること」です」
p63
「確定拠出年金の運用対象は、自分が持っている資産の中で「期待するリターンの高い対象」を割り当てる」
p63
「確定拠出年金での運用商品の選択肢は、「全世界株(日本含む)」、「全世界株(日本除く)」、「先進国株(日本除く)」のいずれかに該当するインデックス・ファンドが、ほぼ唯一の正解」
p99
「SBI証券のiDeCo講座のおすすめ商品
「SBI・全世界株式インデックス・ファインド」
p111
「期待リターンに関しては、「過去の延長を将来の予想とする」アプローチは全く役に立ちません」
p114
「S&P500よりも世界株(日本除くでも)の方が明らかに優れている」
「日本株を含む世界株の方が僅かながらリスクが小さくなるはず」
p115
「世界株への投資が、日本株を含むもので91点、日本株を除いたもので90点、S&P500は85点に近い80点台前半の点数」
p125
「買った株式をお金の必要が生じるまで一切売らない」
「「投資は勝ち負けではない」、「売り買いすることではなくて、持っていることが投資なのだ」
p126
「銀行でリスク資産を運用するのは100%ダメ」
p127
「手数料の高い投資信託やラップ運用(ファンドラップ)などを選ぶのは絶対に止めて」
p128
「セールスマンの力を甘く見てはいけません」
「毎月分配型の投資信託や、ファンドラップ、外貨建ての生命保険など、手数料が高く、持たない方がいい資産」
「これら三つの商品は、かつて金融庁が「金融レポート」(平成27事務年度版)で、問題があるとして取り上げたもの」
「即刻解約して、ほったらかし投資術に編成し直すことをお勧めします」
p129
「投資の三原則とは「長期・分散・低コスト」」
p132
「投資にあっては、実は「リスクを買う」ことが本質なのだと割り切るのがいいと思います。企業の利益や経済の成長を「予測」する必要はありません」
p133
「投資教育にあっては、割引現在価値とリスク・プレミアムについて理解させること」
p134
「自分にとって適切な大きさのリスク分だけ株式を保有し続けて、リスク・プレミアムの実現を期待する」
「マーケットに居続ける」以外に、この上昇を手にする方法がありません」
p148
「「運用のリスクは、リスク資産への投資額で調整する方が、運用商品の選択で調整するよりも効率的である」」
「低金利の現在、内外の債券に投資することは非効率的」
p150
「為替のリスクがあるのに、高いリターンが期待できないから外国債券への投資はしなくてもいい」
p151
「ほったらかし投資ではいわゆる「損切り」は不要です。損切りの癖をつけてしまうと、ほったらかし投資では儲けにくくなります」
p175
「『波瀾の時代の幸福論ーマネー、ビジネス、人生の「足る」を知る』」
幸福の要素
「1.自主性ー自分の人生を自分で決められること。
2.関係性ー家族や友人など親しい人たちと良い関係でいられること。
3.能力を活かすー与えられた才能や自分で獲得した能力を活かし、学びたいと考え、学ぶ努力を続け、人の役に立つこと。」
p176
「『ウォール街のランダム・ウォーカーー株式投資の不滅の真理』」
「『敗者のゲーム』」
「"Do the right thing"「全てにおいて正しいことをしよう」」
p176
「「自己決定」「自分が人から承認されて自分も人に良いことをしているという相互性」「自分はプラスに変化しているという成長の実感」」
p181
「数時間掛けて仕組みづくりを行い(1日は掛かりません)、その後は1年に一度、1時間ほど掛けてポートフォリオのリバランス(目標比率に戻すこと)」
p184
「市場全体に幅広く投資し持ち続ける「バイ&ホールド」は、他の多くの投資手法に対し一貫して良好なリターンを得ることができるという「真実」」