水瀬ケンイチのレビュー一覧
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■ 25年の重みを、驚くほど軽快に読む
名著を多く残された山﨑元氏を師と仰ぐ著者が、四半世紀にわたる自身の投資生活を振り返った一冊。25年という長いキャリアの重みがありながら、語り口はまるで良質なブログを読んでいるかのように軽快で、ページをめくる手が止まりませんでした。
■ 難しい理論は不要。大切なのは「マインド」
本書の素晴らしいところは、小難しい専門用語や複雑なテクニカル分析の理論を一切必要としない点です。その代わりに、投資を続ける上で本当に血肉となる「マインドセット」や、実践的なアドバイスが随所に散りばめられています。
■ こんな人におすすめ
「投資に興味はあるけれど、何から始めていいかわからない」「難しい本は挫折しそう」という方に、まさに最初の一冊として強力におすすめしたいです。肩の力を抜いて、賢者の知恵を分けてもらえる良書だと思います。 -
Posted by ブクログ
私の投資のバイブルである、『お金は寝かせて増やしなさい』の著者である水瀬ケンイチさんの新作です!
山崎元さん共著の『ほったらかし投資術』も有名ですよね!
初っ端からネタバレしており、このタイトルの「彼」とは、山崎元さんのことなんですねー。山崎さんは投資の世界でも賢者だと思っていますので、その方が「賢者の投資術」と仰っていたのなら、つまり、そういうことですね。
今回の新作は2部構成になっていますが、前半の1部は水瀬さんの投資の歴史を全体的に見ることができて、なんというか、一言で表すと『水瀬さんのファンブック』のようなものでした。投資に絡んだ水瀬さんの歴史なんですが、結構プライベートなことにも触れられていて、私のようなファンからしたらありがたい限りです!
ファンダメンタル分析における「織り込み済み、という名の逃げ道」というのはめちゃめちゃ納得感がありました。「織り込み済み」というのは株価に影響のある要因が、すでに株価に反映されていることを表す言葉で、
予想が当たった!→ファンダメンタル分析通り。ニヤリ。
予想が外れた!!→織り込み済み。ニヤリ。
いや、結局結果論でしかないやないかい!!!
私もこういう経験があって、ファンダメンタル分析は辞めました。ファンダメンタル分析は極めれば投資精度が上がるかもしれないのですが、かなり時間を消費してしまうので、目的が投資を楽しむことならいいけど、それ以外ならインデックス投資が合理的だよね、という結論になっちゃいますよね。投資は自己責任なので、自分が納得できる投資をするのが一番だと思います!
「全世界株に投資をすると、自動的に通貨分散になる」
なるほど確かに!全世界株1本しか買っていないのに、自然と為替リスクまでも減少してるなんて、尚の事オルカン一択だなーと感じました。昔はこんなに低コストで良い投資信託をネットで手軽に買うなんてできなかったらしいです。ありがとうネット証券。
本の終盤で、増やしたお金の取り崩し方が書かれていました。ここまでは他の投資本にも書かれていますが、投資で増やしたお金をどう使うのか?さらに踏み込んで、「投資の終活」についてまで書かれていました。ここまで事細かに書かれていたら、自分の投資の判断に迷った時は1部の水瀬さんの歴史を読んで、手法に迷った時は2部を読んで勉強すれば、ほったらかし投資で困ることがないような、そんな1冊に仕上がっていたと思います。
あとがきの最後の最後で、伏線(?)をきれいに回収していて水瀬さんのユーモアを感じる素晴らしい幕引きになっていました。 -
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投資を成功させるコツは『長期・分散・低コスト』であることがよく分かった。
NISAつみたて投資枠でオルカンなどのインデックスファンドを買い続けて、後は「ほったからし」することが資産を確実に増やす一番簡単で確実な手段であることが本書を読むと理解できる。
著者山崎元さんは他の著書で、極めてリスクの低い金融商品として国債変動型10年を勧めていた。自分で調べてみて良さそうなので購入してみた。
半年に一度、利息が振り込まれるので6ヶ月連続して購入し、10年間毎月利息が受け取れるようなスキームにした。
変動型10年の利率は1%で税金で2割引かれるので受け取りは年0.8%ほど...
まずは毎月千円受け取れれば合格と思って、シュミレーションしてみると、一口25万円が必要だったので6ヶ月連続で25万円を購入した。
銀行に預けているよりは良しと思っている。 -
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投資のやり方を増やす本ではなく、投資への向き合い方を整理してくれる本だった。
投資は「リスクを買うこと」と割り切り、
企業の成長や経済を予測しなくてもいい。
自分にとって最適なリスクを取り、
その対価としてリスクプレミアムを得る。
そのための原則が「長期・分散・低コスト」だと、
とてもシンプルに説明されている。
特に印象に残ったのは、
投資は「やらなければいけないもの」ではなく、
やると有利だと思った人がやるものだ、という考え方。
投資を義務のように捉えていた自分には、
肩の力が抜ける一文だった。
また、バンガードの低コストの理由や、
ボーグルヘッズの10則など、
投資判断だけでなく資産形成全般に通じる
考え方が整理されている点もよかった。
投資に不安がある人や、
情報を追いすぎて疲れてしまった人にとって、
「考えすぎなくていい」という納得を与えてくれる一冊。
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ほったらかし投資についての、著者や山崎さんの他の著書も読んだ上で、本書を読むことでインデックス投資の優位性についてより納得することができた。
また、著者が始めた頃に比べて圧倒的にインデックス投資が容易にできる現在の環境が有難く感じた。
[覚えておきたいこと]
☆オルカン: 個人向け国債 変動10年=8:2
(外国債券は為替の影響を受けるので不要)
生活防衛資金は多めに生活費2年分を目標に。
☆ 「なぜほったらかしでも株価は上がると言えるのか?」
→ 資本主義経済の拡大再生産は人間の豊かになりたいという欲求をエンジンにして企業価値の長期的な上昇と株価上昇をもたらす。(リスクプレミアムはこの結果として表れる。)
→ シーゲル博士による200年間の過去の実績。(インフレ調整後で年率6.6%のリターン)
→行動経済学の観点から見ると、投資家が自分の予測能力を過大評価する「過信バイアス」や、利益と比べて損失に対する心理的影響が約2倍大きい「損失回避バイアス」、最近のできごとを過大評価する「直近性バイアス」などによる損失を避けることができる。
☆ 「毎年の資産残高✕4%」の定率取り崩しがオススメ。
→相場の状態により取り崩せる金額が毎年変わってしまうことと、下げ相場時や資産全体の残高が減ってきた場合に取り崩せる金額が減少するデメリットはあるが、定額取り崩しのデメリットである相場が安い時にたくさんの資産を売却してしまうというリスクを回避できることで資産寿命を長く維持しやすい。(4%は30年程度を想定しているので50年なら3.5%に)
順番はNISA口座より課税口座から先に。含み益や株価を気にするのではなく、所定の資産配分を維持できるようにバランスよく売却していく。
☆金投資や暗号資産投資をしない理由→ 株式や債券といった市場規模の大きい資産に投資することで、「資本主義経済全体の拡大再生産」に乗っていくという考え方に基づいた投資方針だから。
金は、配当や利息を生まない資産で、それ自体が価値を生み出すものではない。価格が上がるとしたら、希少性や投資家の不安心理によるもので、それは経済成長とは別のメカニズム。暗号資産も金と同じような位置づけで、価格の上下は投機的な動きによるもの。
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ネタバレほったらかし投資術の著者によるインデックス投資に至る経緯説明の本。限りなく5つ星に近い4つ星。経験談だからそこそこ面白かったり考えさせられたりした一方で投資的にはほったらかし投資術の補完的な内容程度とややおのろけ話と投資以外の金の扱いについて少し説教臭い話が入ってないかというところも。みなせさん的にはチャート分析もファンダメンタル分析も全く唾棄すべき方法だったみたいでインデックス投資じゃないとダメでしょ、という結論にちとそれは極端かもと少し引いてしまったところだが、無駄に時間が他の方法では掛かるもんなんだなというのは納得した。ここに至るまでの努力は涙ぐましく、こんなに勉強されたんだな、と尊敬の念は強くなった。なぜS&P500(米国主要株)ではダメでオルカン(全世界株)なのか?なぜ世界債券の投信は考慮しないのか?についてはほったらかし投資術の本で疑問だったが、こちらの書籍で水瀬さんなりにオルカン&変動国債でやりたい理由が理解できた。なぜインデックス投資がこんなにうまくいくのかについては前著もこちらもうまく説明できていないのでは?と思ったが、故山崎さんとは資本主義経済の拡大再生産云々と議論されたとあとがきにあったりで、それができたらノーベル経済学賞級の話で誰もが納得する理論がはっきりしたらほんとに世界中のほとんどの人達がインデックス投資を始めてしまうかもという話なのかも。実は地球ポートフォリオ理論というxにある元家電製造会社員さんの話が私には参考になったよ、とここでは書いておいた上で、ますますオルカン投資中心にやってみるかと気持ちを強くした。まあ、歳も歳なので8資産均等投信もある程度手を出してる。もっとオルカンの比率を上げて8資産均等投信の方を水瀬さんのいう国債の代わりにすれば良いのかな?とか考えたりした。
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もう頑張らない!『お金は寝かせて増やしなさい』が教えてくれた、心の平穏を取り戻す投資法
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『ほったらかし投資術』を読んで、「もっと背景を知りたい!」という知的好奇心から、著者の原点とも言えるこの本を手に取りました。
でも、読み終えた今の気持ちは、意外にも「もっと頑張ろう!」ではなく、「あ〜、安心した…」という心の平穏でした。
「毎日の株価チェックに一喜一憂…」
「新しい投資法が出るたびに、そっちの方が良いのかも?と気になる…」
そんな"投資疲れ"を感じている方、いませんか?
情報を集めるほど、選択肢が増えて逆に動けなくなる。私も少しそんな状態だったかもしれません。
この本が教えてくれるのは、難しい売買のテクニックではありませんでした。
それは**「お金に色をつけて、それぞれの役割をハッキリさせる」**という、とてもシンプルで、でもすごく強力な考え方です。
「これは万が一のための生活を守るお金」
「これは将来のために、のんびり育てていくお金」
この仕分けができただけで、心に一本の太い芯が通ったような感覚になりました。どっしり構えられるから、日々の細かい値動きに振り回されなくなるんです。
なぜインデックス投資がいいのか、その「根っこ」の部分がストンと腑に落ちたことで、「寝かせておく(ほったらかす)」ことへの漠然とした不安が、確かな自信に変わりました。
投資をこれから始める方の最初の教科書として、もちろん最高の一冊です。
でもそれ以上に、私のように「色々な情報に触れて、逆に投資迷子になってしまった人」にこそ、読んでほしい。きっと、心のモヤモヤが晴れて、進むべき道がクリアに見えてきますよ! -
Posted by ブクログ
【目的はお金を増やすことではない】
水瀬さんが投資生活25年で歩んできたリアルが表現されており、興味津々で読ませていただきました。
わたし自身はインデックス投資の最大のメリットは、手間がかからないことだと思っています。お金を増やすことに時間を費やして、費やしたほどの見返りがないのであれば、できるだけ時間をかけずにそこそこのリターンを得る方がよいと考えます。
インデックス投資はまったくといっていいほど手間がかかりません。積み立て設定をしてあとは放置プレイです。自動的に投資信託が買われ、自動的に資産が増えていく感じです。歩みは遅いですが、特にはじめの3~5年間はマイナスになったりしますがそのあとの伸びしろは大きいです。時間をかけてゆっくりと増えていきます。
企業の財務状態を調査したり、株価のチャートを見て売買のタイミングを考えたりする必要はありません。そんな時間があれば家族と過ごしたり、映画を見たり、本を読んだり、友達とキャンプへ行ったり、充実した時間を過ごすことができます。
投資はお金を増やすことが目的ではなく、増えたお金で経済的自由を手に入れ、自由な時間を手に入れることが目的だとわたしは考えています。
本書はお金が増えた後の取り崩しに関しても述べられています。
人により取り崩し方が異なってくると思いますが、定率で取り崩すことを推奨されています。
わたしも定率で取り崩すことには賛成ですが、わたしの場合、取り崩して75歳で資産を使い切ることをねらっています。さらに、75歳まで年金受給は繰り下げ、75歳からは年金だけで生活することを考えています。(わたしは厚生年金ですので、できる技かもしれんませんが・・・十分すぎる年金がもらえる)
この方法によりDIE WITH ZEROを成し遂げることができます。死んでしまうと天国へは1円も持っていけませんし、「争続」問題もなくなります。なんせ1円も資産がないのですから。