青柳碧人のレビュー一覧

  • 浜村渚の計算ノート 5さつめ 鳴くよウグイス、平面上

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    今回は、魔方陣、鳩の巣原理、パップス・ギュルダンの定理、放物線の話。

    魔方陣の話は、平面から立体へ思考を展開させるところが面白い。

    鳩の巣原理では、数学をもっと学びたいという子供達が出てきたところに新鮮味があった。やはり教師との出会い、教え方によって子供達がその学科を好きになるか、嫌いになるかが別れてしまうんだよな。思い当たる節は幾つもある。鳩の巣原理は考え方がエレガントで好きだ。

    パップス・ギュルタンの定理については、面白いのだが物語自体には無理があるのではないか。

    京都の街を座標平面として活用する事はまぁ普通。放物線と直線の”接点”に事件の”接点”を重ねたところが、数学的ウィトというところか。

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    2014年05月04日
  • 浜村渚の計算ノート 3さつめ 水色コンパスと恋する幾何学

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    キューティーオイラーが、いい悪役になってきてて今後がさらに楽しみになった。函館や五稜郭のネタも面白い。


    数学にまつわるネタが、だんだん高度になったり数学史なんかも入ってきたりしててそれぞれ興味深い。
    合わせて、読者をおいてけぼりにしないような配慮されている。
    数学は難しいものだという先入観を解きほぐすのがうまく、参考にしたい。

    (そしてだんだん書くことがなくなってきたぞ…)

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    2014年04月30日
  • 浜村渚の計算ノート 4さつめ 方程式は歌声に乗って

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    確率に関する話題の時に、主人公の浜村渚が『同様に確からしい』について非常に良い事を言っている。

    <数学ってのは何よりも正しいことを大事にするので、数学が好きな人は自分の口から不正確な言葉がでるのをとっても嫌うんです。だから『同様に確かである』とは絶対に言えません。でも、『同様に確かであるとはハッキリ言えない』って正直に認めてしまうと、確率っていうとても面白い問題を考えられなくなってしまってヤなんです。だから、その両方をクリアするために『同様に確からしい』って言い方を思いついたんですよ…>

    数学の曖昧さをとことん排除する魅力について語っている件である。しかし、こんかいの”4さつめ”は非常に曖昧な終わり方をしているのが残念である。
    シリーズものの宿命かも知れないが、新たな展開に進むときの終わり方としても、数学的な妙を残して欲しかった。

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    2014年04月19日
  • 浜村渚の計算ノート 3と1/2さつめ ふえるま島の最終定理

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    シリーズ初の長編。モチーフはフルマーの最終定理?パスカル?
    いつも通りペンとノートを脇に置いて読み進めました。
    ミステリーとしては多少ガチャガチャした感じはしますが、相変わらず数学ネタを仕入れるには最適。今回はフェルマー数を覚えました。

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    2014年04月12日
  • 浜村渚の計算ノート 5さつめ 鳴くよウグイス、平面上

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    相変わらず渚ちゃんはかわいい。
    今回はセチ以外の友達も出てきたが、なかなかのキャラの濃さだった。
    セチがうまく取りまとめてくれているんだろうなぁ・・・。

    数学愛を感じる解説に、「なんとなーく」の理解はできるのだが、やっぱり難しいなぁと。
    「こんなのあったあった」と思うのだけれど、具体的にどんな公式というかお約束だったかは思い出せない。歳とったなぁ・・・。

    渚ちゃんと武藤さんは今後なにかしらの進展があるのだろうか。
    この二人のやりとりを見てるだけで、楽しいのだけれども。

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    2014年04月09日
  • 浜村渚の計算ノート 3さつめ 水色コンパスと恋する幾何学

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    ノートを片手に計算をしながら読む小説も珍しい。数学者の話などが随所に散りばめられていて、数学への愛を感じる。数学的なトリビアを仕入れる本として最適。

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    2014年04月07日
  • 浜村渚の計算ノート 5さつめ 鳴くよウグイス、平面上

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    ネタバレ

    【収録作品】プロローグ/log10.『遊星よりの問題X』/log100.『鳩の巣が足りなくても』/log1000.『パップス・ギュルダン荘の秘密』/log10000.『京都、別れの二次関数』/エピローグ

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    2014年03月18日
  • 浜村渚の計算ノート 3さつめ 水色コンパスと恋する幾何学

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    浜村渚シリーズ3冊目。今回はさらに前回より数学の難易度が上がっていました…自分で問題を解く気がないので読み進めましたが、ただ読むだけだと理解できませんでした。でも、解説はわかりやすかったです。また数学の勉強がしたいと思えました。内容的には次に繋がっているようで、とても気になります。

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    2014年02月15日
  • 浜村渚の計算ノート 4さつめ 方程式は歌声に乗って

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    面白かった。
    数学絡ませてのミステリ。
    サクッと読めるところにも好感が持てる。
    はやく次出ねーかな。

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    2013年10月14日
  • 浜村渚の計算ノート 4さつめ 方程式は歌声に乗って

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    頑固な「=」さんを怒らせないようにっていうのが凄く良かった。なるほど〜っと久しぶりに数学してみたくなった(笑)

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    2013年09月27日
  • ヘンたて 2 サンタクロースは煙突を使わない

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    【収録作品】第一話 水槽迷路別荘、父の願い/第二話 全フロア人工芝パター会社、就職活動18番ホール/第三話 秋芝村エッグ祭り、まさかの卵とじ密室/第四話 コテージ・スノウクリスタル、サンタクロースの完全犯罪

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    2013年09月17日
  • ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会

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    ちょっと抑えめのライトノベル。コテコテの一歩手前くらいの感じが良かったです。面白かった。2話目と3話目が好みでした。

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    2013年05月03日
  • ヘンたて 2 サンタクロースは煙突を使わない

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    ヘンな建物研究会「ヘンたて」の第2弾。
    前作で登場した変わったメンバーも健在ですが
    今作は主人公「亜可美」を中心とした1年生メンバーの
    サークルへの馴染みっぷりと推理が活躍します。
    さらには初登場となる個性派4年生の3人組も登場して
    更にユルさが増してますw。

    すでに登場舞台となる建物自体は「ヘン」であるという
    前提なので、今作のようなミステリに寄せた作品だと
    どうしてもトンデモな館系のトリックになってしまうのが
    少々...残念。そういう意味では1話目の「水槽迷路屋敷」は
    その変わった屋敷そのものの謎を解くストーリー故、
    このシリーズには一番しっくりくるような気がします。
    室内の壁が全て水槽になっていて、かつ迷路になってるなんて、
    実際にこんな水族館あったら...いいでしょうねー。

    まだ続きそうな雰囲気ですので、是非とももっとヘンテコで
    魅力のある建物。そしてそれが建てられた想いや謎を
    是非このメンバーでゆるーく解き明かして欲しいですね。

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    2013年03月26日
  • ヘンたて 2 サンタクロースは煙突を使わない

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     ヘンな建物を研究する大学のサークルが遭遇するミステリ短編集の2作目。
     確かに今作も舞台はヘンな建物なんだけど、そっちはあくまでも舞台演出に留まってる感があり。無理矢理というか、あんまり意味ないというか。
     学生時代のバカらしさが懐かしく蘇る、青春小説としては悪くないけど。

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    2013年03月21日
  • ヘンたて 2 サンタクロースは煙突を使わない

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    ネタバレ

    へんたて2作目。

    面白い建物が出てきて、想像するのが楽しい。
    でも、ちょっと物足りない感じ。

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    2013年03月19日
  • 双月高校、クイズ日和

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    初めて肉じゃがを作らせた日本の歴史上の有名人物は誰?
    アメリカ州の略号で「AL」とは、どこの州?
    童謡「めだかの学校」の舞台になった神奈川県を流れる用水路の名前は?

    青春を燃やすべき対象に悩むアリサや自信の無さから狭く縮こまっているドングリら7人による、クイズにかける青春の物語。


    クイズ×青春という好きなジャンルということで、かなり期待して読み始めた作品。
    正直、序盤~中盤は期待外れで退屈だったな。
    作者の別作品「浜村渚の計算ノート」でも思ったことだけど、この作者、キャラや物語を書くのが致命的に下手なのね。
    序盤に一気に7人登場しているせいで読み手としては誰が誰だかわからなかったり、
    そのキャラクターも「不良少女がじつはあがり症」みたいなあざとすぎるキャラ付けされていたり。
    展開もよくあるパターンで先も読め、会話も特に面白いわけではない。
    そんなこんなでページを進める手がなかなか進まなかった。
    普段はあまり上から目線のレビューにはならないよう気を付けているんだけど、この作者に関しては文章力不足と言わざるを得ない。

    それでも、最後まで読み終わってみれば・・・悪くはなかったかな。

    高校の部活特有の悩みがしっかり書かれていたのが好印象。
    大会を勝つにはクラブ創立者のリーダーを外すしかない、しかしそこまで勝ちにいくことに意味があるのか。
    自分だったら・・・うーん、やるからには本気で勝ちにいきたいから、申し訳ない実力不足のリーダーに外れてもらう かと考えるかなぁ。
    高校時代の自分がどう考えたかは分からないけれど。
    そうした衝突を乗り越えて仲良くなっていくメンバーを見ているうちに、序盤感じたあざとさもなくなっていき、
    感情移入して読むことができた。
    ラストのとある真実についてはどうかと思わなくもないけど、それも等身大の高校生故か。

    また、青春ものには欠かせない恋愛という視点もちょうどいい塩梅で描かれていた。
    これ以上濃すぎるとテーマがぼやけちゃうし、薄すぎるとこんだけ年頃の男女が集まって何もないのかーとか思っちゃう。
    アリサ頑張れ。ドングリの気持ちもよくわかる。

    もう少しクイズの場面を増やしてほしかった部分はあるけれど。
    特に対外戦のシーンはもっと読みたかったな。


    そんな感じで、浜村渚の時も思ったけど、「素人の作者がその専門知識を活かして書きたいことを素直に書いた」という気持ちのいい作品です。

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    2013年03月18日
  • 双月高校、クイズ日和

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    ネタバレ

    作者の処女作を手直しして刊行された作品。
    登場人物の多さ、というか主役クラスの人物が多くて話を通して緩急が感じられず、またエピソードや掘り下げが浅いキャラクタもおりちょっとつらい。そこはベースがやはり処女作という感じは拭えない。
    裏を返せば作者がクイズ同好会のメンバー全員に思い入れがあり、色々書きたい感じも伝わってくる。
    青春小説とあいまってなんというかほほ笑ましく読んだ感じ。

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    2013年12月07日
  • ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会

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     大学に夢見てる高校生におすすめの作品。





     しかし青春という言葉に少しでもトラウマを感じるひとは絶対に読んではいけません。読むなよ、絶対読むなよ。
     トマソンは非常に惹かれるテーマなのでいさんで読んだら大学生活をエンジョイする主人公とその一派の書きこみ具合に打ちのめされた。ちょいちょい面白いところがあるので必死にそこを楽しもうとしたけど、それを薙ぎ払うような青春臭でわたしのHPはゼロ通り越してマイナスです。☆3つにしたのはきっと楽しめる人種もいるんだろうなというところからなのでそういう方々は楽しんでいくといいと思います。これがハヤカワから出たのかーと思うと何というか本当にもう、うん。

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    2013年03月05日
  • ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会

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    講談社Birth出身の中でたった一人といってもいいくらいに
    その後もコンスタントに作品を書かれる若手の作家さん、
    今度はなんと早川書房から一風変わったミステリを発表。

    舞台は大学のサークル、ヘンな建物研究会。通称「ヘンたて」に
    入会した女子大生「亜可美」。そのサークル仲間達と巡るヘンな建物が
    ある意味主役な建造物ミステリ。そのヘンな建物にまつわる
    謎をほのぼのと、ゆるゆると解き明かしていく。
    このヘンな建物や路上の風景は超芸術トマソンと呼ばれるそうです。
    自分世代では「VOW!」もっと若い世代は「ナニコレ珍百景」に
    あたるアレです。

    サークルメンバーは一風変わったヘンな人達...的に書かれていますが
    どうしてもラノベや他の作家さんの作品と比べると
    キャラクター的には薄味かも。もう少しアクの強さと変人っぷりが
    合った方がコメディ青春小説としても人気出るかもですね。

    とは言え、基本的には変わった建物達をメインとした
    ミステリとしては方向性は合ってるし、続編も楽しみ。
    今作で知った「ヘンたて」、すなわち、超芸術トマソン。
    個人的にはかなりツボで俄然興味持ってしまいました。

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    2013年02月25日
  • ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会

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    さわやかちょいミス青春物。現存してる「トマソン」と、まあリアルにはない建物が混在してて、境界線をワザとぼんやりさせてるのですね。
    その中で大学生たちがラブったり振られたりしてるのがかわいかったりトラウマったり。

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    2013年02月02日