武田知弘のレビュー一覧

  • 教科書には載っていない 大日本帝国の真実

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    タイトルから日本は素晴らしかった、という偏った賛美本かと思ったが、概ね中立的に書かれていた(アジアの教科書について敗戦国を良く書けるわけがないからこのような表現になった、など大日本帝国賛美側にやや偏った立場ですが)。
    中国につきつけた「対華21カ条要求」や、爆殺された張作霖が何をしたかなど、初めて知った。
    そりゃ、中国も怒るわ、ということもよくわかった。
    一方で、貧困だった農民が新天地を求めた日本側の立場もわかりやすい。
    ドイツがソ連侵攻を始めたことはドイツ敗退の原因ということは知っていても、それが日本にとってどういうことだったか、などの視点も面白い。
    この著者の本は3冊目だが、どの本もかなり

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    2021年11月24日
  • 福沢諭吉が見た150年前の世界 『西洋旅案内』初の現代語訳

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    福沢諭吉が1859年に自信最初の海外渡航を経て明治維新が起きる前まで三度わたる海外経験を旅行ガイド本として出版した西洋旅案内を現代語訳した。

    福沢諭吉が初めて海外に行ってから150年しか経っていないというのも意外と驚くところだが、当時日本の感覚からしたら福沢諭吉はかなり好奇心旺盛で積極的に英語を学ぼうとするなどしていた。
    当時の日本事情や欧米の力関係を知れる良い一冊である

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    2021年09月03日
  • 織田信長のマネー革命 経済戦争としての戦国時代

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    ネタバレ

    昔は 徳川家康が 大好きでした。

    でも ここ数年で

    織田信長が 一番好きになりました。

    何をやるにも

    基盤となる お金が 必要です。

    信長は いかに そのマネーを作ったか。

    信長のやったことは

    他の人が やっていたことを

    徹底しただけ。

    なにも 新しいことでは 無かった。

    他の人が 徹底できなかったから。

    信長が 目立った。

    もっと 評価が 高くても

    良い人物です。

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    2021年07月13日
  • 大日本帝国の国家戦略 なぜ日本は短期間でアジア最強になったのか?

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    文字通り、大日本の国家戦略について書いた一冊。

    太平洋戦争に負けたという一点において、とかく大日本帝国は批判的に見られがちだが、決してそんなことはなく、短期間で富国強兵を実現し、かつ当時の西欧諸国にも引けを取らない素晴らしい国であるということを、改めて認識した。

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    2019年08月31日
  • 教科書には載っていない 大日本帝国の真実

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    ネタバレ

    大日本帝国というと、「軍国主義の時代」「アジア中が日本の戦争のために犠牲になった時代」など、暗黒時代の象徴として語られることが多い。"War Guilt Information Program" (連合国軍最高司令官総司令部が行った自虐的歴史観を植え付ける洗脳計画)に毒された公立学校教職員(日本教職員組合)や、憲法9条を守れば平和が維持できると深謀遠慮に欠く平和愛好者の間では特に顕著である。

    今でも「軍部の暴走により日本が第二次世界大戦に突き進んだ」というのは、日本人の間では常識のように語られるが、これだけを盲信していては、過去の経験を日本の未来に生かすことができない。こ

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    2018年03月15日
  • 教科書には載っていない!戦前の日本

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    面白かった。戦前の日本の様子が娯楽的な視点で書かれていた。

    中には知らない知識も多く、サクッと読めた。

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    2014年03月28日
  • 大日本帝国の国家戦略 なぜ日本は短期間でアジア最強になったのか?

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    好著。大日本帝國の歴史の優れた部分、大東亞戰爭に於て敗北した原因など、當時の日本の置かれた状況に鑑みながら、特定の立場に偏ること無く書かれてゐる。近現代史の副讀本として推薦したい。

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    2014年03月26日
  • 教科書には載っていない 大日本帝国の真実

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    戦後教育では恰も戦前の日本が異常な国であったかのやうにいはれるが、ごく普通の国であったといふことがよく分かる本。幕末から大東亜戦争終戦までが、「なぜ?」といふ観点から分かり易く書かれてゐる。自虐史観でもなく、かと言って戦前のすべてが正義だったといふ史観でもない。極めて客観的に書かれた好著だと思ふ。ただ、誤植が散見されるのが残念。

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    2014年03月02日
  • 織田信長のマネー革命 経済戦争としての戦国時代

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    ■信長経済

    A.当時(信長の時代)寺社というのは、経済社会の中で非常に大きな利権を持っていた。
    あちらこちらに荘園を持っていたし、港を抑えて大きな関税収入を上げたり、市や座を取り仕切って、多くの地代を得ていた。
    だから信長は、既存の市とは別の市をつくり、寺社や公家の影響力を排除したのである。

    B.比叡山は戦国時代、日本最大級の財閥だった。

    C.戦国時代、権威が分散しているので、農民としては、だれに年貢を納めていいかわからなかった。

    D.信長の城下町錬金術
    1.築城とともに城下町、楽市楽座を建設する。
    2.周辺の人や富が集まってくる。
    3.税収が増える。
    4.また新たに築城する。

    E.

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    2013年01月14日
  • 教科書には載っていない!戦前の日本

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    ネタバレ

    モルヒネやヘロインはアヘンからの抽出物であるが薬局で手に入った。中国や台湾で流行っており当局の規制の目をすり抜けた。覚せい剤の有効成分のヒロポンは薬局でも買え、軍隊でも恐怖感減少のため特攻隊員に配布された。終戦後、軍から大量に闇市に流れた。
    日本は歴史上亡命者や難民をほとんど受け入れてこなかったが、1917年のロシア革命のときに数千人が来た。巨人のスタルヒンもその一人。
    戦前の日本は世界有数の貿易大国。第一次世界大戦中に紡績業が躍進。中小が乱立していたイギリスと違い財界人たちが協力して大規模工場を作った。1936年英国1917百万ポンド、日本2708百万ポンドと完全に逆転し、イギリスとの貿易摩

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    2012年09月06日
  • 吉田松陰に学ぶ最強のリーダーシップ論【超訳】留魂録

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    11月3日 2回目
    司馬遼太郎の世に棲む日々を読み再読。コンパクトにまとまりつつ、吉田松陰の考え方を改めて深掘りできた。勇気と行動。その他久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文について紹介されている。改めて知ったのが高山彦九郎。松陰が尊敬する一世代前の尊皇攘夷派とのことであるが、京阪三条の土下座の人とは。

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    2025年11月03日
  • 織田信長のマネー革命 経済戦争としての戦国時代

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    ちょっと内容偏ってるかも(信長礼賛)とも思ったけれど、経済施策の概要がわかりやすく記載されていてわかりやすかった。
    推察も多く、どこまでその推察が合っているのかと思うところもあるものの、個人的には興味深いと思う考察が多かった

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    2024年12月15日
  • 福沢諭吉が見た150年前の世界 『西洋旅案内』初の現代語訳

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    福沢諭吉が書いた「西洋旅案内」を現代語訳とともに解説を読み進めていくもの。

    150年前の西洋や欧米の文化に触れた日本人の様子の面白いこと!興味津々の諭吉に対して保守的な人も共に旅していて(当たり前だが)、その対比もまたいい。
    現代語訳だから難なく読めるし、解説でより当時を理解できる。

    項目も細かくわけてあって読みやすかった。

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    2024年04月13日
  • 教科書には載っていない ワケありな紛争

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    タリバンやアルカイダなど中東・イスラムの紛争からはじまってアフリカや旧ソ連諸国など第二次世界大戦後の世界の大きな紛争をわかりやすく解説している。なんとなく知ってはいるけれど、という問題を、なるべく中立的に解説した本。

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    2022年09月28日
  • 福沢諭吉が見た150年前の世界 『西洋旅案内』初の現代語訳

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    福沢諭吉の『西洋旅行案内』の現代語訳と著者の解説。
    日本には牛車があったのだから馬車も驚かないと思ったが、馬車には驚いたとか、ひとつひとつ当時の日本人の常識に「へー」と思う。
    そして、日本がこのとき外国では……?と世界史と結びつけて考えるのは難しいのだが、日本人の西洋旅行記なので、当時の日本の様子と、当時の外国の様子がわかるのも本書の特徴かと思う。
    そうか、幕末の動乱期はアメリカの南北戦争前後になるのか。福沢諭吉が南北戦争の直前にアメリカに行って、さらにその6年後にアメリカに行ったので、その前後の様子の描写が楽しく読める。
    西洋では日本で働くことはできるか、行くことはできるか、と話しかけられた

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    2022年04月28日
  • 福沢諭吉が見た150年前の世界 『西洋旅案内』初の現代語訳

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    福沢諭吉のイメージが変わった福翁自伝から読んでみたくなった本。西洋旅案内の現代語訳。昔の人も賢いなと思った。

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    2022年01月18日
  • 織田信長のマネー革命 経済戦争としての戦国時代

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     織田信長の先見の明に驚かされる一作。
     信長は日本全国の様子、各地のパワーバランスから港や敵の補給ルートを奪いつつ、自身の経済力を高めていった。
     戦をするのはその戦のための戦術だけでなく、それ以前の周囲への根回しや政治力が必要であるということを改めて思い知った。それは現在の企業経営にもつながっていることではないだろうか。
     実際には多くの武将は信長と同じようなことを考えていたのかもしれない。だが実際にはしがらみなどから信長ほど徹底をしていなかった。結局は行動力や失敗を恐れないことが必要なのだと感じた。

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    2021年08月08日
  • 大日本帝国の国家戦略 なぜ日本は短期間でアジア最強になったのか?

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    大日本帝国をプロジェクトとして捉え、プロジェクトの目標が西欧列強から占領されないこと。奇跡的な富国強兵策によってそれは成った。

    この間の国作りプロジェクトは驚嘆すべき速さと充実度。外交による領土獲得や軍事作戦も速戦即決、科学力も凄かった。

    太平洋戦争もボコスカに言われるが、内実はそこまで酷いわけではなかったが、責任の所在不明な権力構造、情報戦、外交戦の能力の欠如のほか、国民自体が戦争を望んでいたという空気感を指摘している。

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    2021年07月03日
  • マネー戦争としての第二次世界大戦

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    第一次世界大戦の終結から第二次世界大戦に至る過程(日本では主に満州事変前後から太平洋戦争に至る過程)を、戦争に関係した各国及び世界の経済にフォーカスして読み解く。
    経済にフォーカスすることで、これまで語り尽くされた歴史から距離を置き、第二次世界大戦に対する反省の内容をも問い直す。

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    2021年02月24日
  • 教科書には載っていない大日本帝国の発明

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    日本は戦争に負けて軍事力にお金をかけずに経済発展に注力できたから成長したと思っていましたが、この本を読んで、その思いが変わりました。戦前から成長する下地があったようですね。

    この本には大日本帝国時代に世界に先駆けてなされた発明が紹介されています。最後の章には、第日本帝国ではなぜ発明が生まれたのかを、明治維新の改革をあげて説明しています。名前だけは知っていて中身をよくわかっていなかった、地租改正(大規模な農地改革)や教育改革(誰でも教育を受けられる)がポイントだったようですね。

    以下は気になったポイントです。

    ・天皇陛下が静岡臨幸の際に、テレビ実験を見るために浜松高等工業学校にいた高柳は急

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    2021年01月01日