武田知弘のレビュー一覧

  • 教科書には載っていない ワケありな紛争

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    最近話題となった23の紛争を取り上げ、その対立の原因や内容について詳細に紹介しています。
    普段ニュースなどで何となくしか理解していない紛争もどのような理由で紛争が勃発し、またどのような経緯で戦いが進んでいったのか、かなり分かりやすく書かれています。

    様々な利権や思惑が複雑に絡み合った紛争。その裏側にはニュースでは報じていない深いわけが隠されています。

    世界の紛争の一つ一つには、民族、経済、宗教、資源などの問題が絡んでいます。そして紛争の当事者はだれもが、それなりに正当な理由を持っています。国際法上から見てどんなに悪そうに見えるものでも、彼らには彼らなりの正義を持っています。

    自分たちの信

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    2010年10月08日
  • 教科書には載っていない!戦前の日本

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    第二次世界大戦前の日本にもけっこう豊かな生活があっただろうというのは常々思っているところで、そんな感じのいろいろを軽く紹介している本。初めて知った、びっくり!みたいなことはなかったなあ。けっこう自分いろいろ知ってるのかも。
    これってもしかして右寄りの本じゃないかとビクビクしながら読んだ。これはまさにという感じはなかったけどどうなんだろう。

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    2025年07月09日
  • マネー戦争としての第二次世界大戦

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    面白かった。
    ヒトラーは単なる超A級戦犯のように思っていた。
    歴史は教科書で教わった事からの印象が強かったが、いろいろな側面があるのは当然の事で、この本のような見方で歴史を知ることは世の中の本質を掴むのに不可欠と思う。

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    2024年01月18日
  • 福沢諭吉が見た150年前の世界 『西洋旅案内』初の現代語訳

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    明治維新前に3回も海外へ行ったのに驚いた。
    色んなことを調べて、本では分からないことを、聞き回って、情報収集していたのはすごい。
    明治では官職につかずに、英語塾を開いて、次世代の人材を育てたのは、海外を見て日本の官僚に幻滅したからだろう。
    英語塾に手塚治虫の祖父 良仙が医師の卵としていたのは、初めて知った。良仙は遊郭遊びにうつつを抜かしていたのに笑った。

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    2021年09月20日
  • 織田信長のマネー革命 経済戦争としての戦国時代

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    戦国の革命児,織田信長の成し遂げた偉業を経済的に分解して説明されている。比叡山焼き討ち、楽市楽座、関所撤廃などの有名な政策から、あまり知られていない偉業、そして数々の合戦に用いられたさまざまな経済的手法が学べる。織田信長とは凡人とは考えが異なる天才ではなく、凡人たちが考えることを飛躍させ、実践する天才であったとわかる。

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    2021年03月21日
  • 大日本帝国の発明

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    ネタバレ

    ファクス
    乾電池
    ヤギアンテナ
    サプリメント
    ビタミンE
    空母
    シャープペンシル
    うまみ
    ディーゼルエンジン小型化
    インスタントコーヒー
    落下式燃料タンク
    テレビジョン

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    2020年01月31日
  • 経済で謎を解く 関ヶ原の戦い

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    ある程度把握していたが、石田三成と徳川家康の経済戦争、家康の豊臣家弱体化戦略は興味深かった。直轄土地を勝手に分け与えてたのかぁ。

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    2020年01月05日
  • 教科書には載っていない!戦前の日本

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    「戦前」というと、何か、貧しくて言論の自由もない、暗黒時代だった・・・というような刷り込みがされてしまっているが、決してそんなことはない、というのを、写真を交えて説明してくれている本。
    そのこと自体はとてもよかったのだが、「戦前は決して悪くなかった。ただ、戦争のおかげでめちゃくちゃになってしまった」という論調がちょっとどうも、ね。

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    2019年01月02日
  • マネー戦争としての第二次世界大戦

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    歴史というものは勝者が作るもので、敗者が行ったことは小さく扱われるか無視される、というのが歴史に触れていると分かります。一旦「悪者」と烙印を押されてしまうと、当分の間覆ることがないということも、半世紀も過ごしていると実体験を通して理解できるようになりました。

    日本史においても極悪人は何人もいましたが、これは世界史においてもです。この本の著者である武田氏が書かれた、ヒトラーを題材にした本で、彼は当時のドイツ国民に正統な手続きで選ばれたこと、ドイツ経済(失業対策・ハイパーインフレ)を立て直した素晴らしい実績があることを初めて知りました。当然、ユダヤ人のみを虐殺したことは悪であると、していますが、

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    2017年07月22日
  • 教科書には載っていない!戦前の日本

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    戦前というと、軍国化の黒い歴史がバイアスとなって負のイメージがのしかかるが、そこを除くと、意外と明るかった時代。貿易大国、経済大国、教育大国。自分たちが気づかなかっただけで、実は世界の超大国だったと言える。しかし、血盟団事件や5.15事件、2.26事件にも象徴されるように、社会腐敗と暴力が跋扈していたのも事実で、その動乱の歴史から目を離すこともできない。

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    2015年06月21日
  • 織田信長のマネー革命 経済戦争としての戦国時代

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    織田信長の先見性のある経済政策、公平性の政策について残された書物より明らかにしている。
    あとがきにあるように、「だれもがやろうとしていたこと、やりたいとおもっていたことを、きっちりやり遂げたもの」と述べている。また、「現状の問題点を直視し、前例にこだわらずに解決策を探り出し、粘り強く実行する。それが、信長のやり方だった。」とある。
    先の読めない現代を生きる者として、信長のやり方、考え方を参考にさせていただきたいと思う。

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    2014年03月24日
  • 織田信長のマネー革命 経済戦争としての戦国時代

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    「織田信長」という人物を経済政策で再定義した一冊。桶狭間の戦いでの今川義元討伐から「天才軍師」と見られることもあるが、以後の戦法は主に物量作戦だったことから考えると近代的戦略家且つ超有能政治家と考えるのが正しいだろう。

    関所撤廃や比叡山延暦寺焼き討ちでの利権構造解消は比較的有名で目新しさには欠け、論理の強引さと史実検証の甘さは否めない。しかしながら金銀の流通、升の統一など一見すると地味な実績に着目して仮説を立て、一般史料から読み解く姿勢が意欲的な作品である。

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    2014年02月27日
  • 教科書には載っていない 大日本帝国の真実

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    正に教科書には載っていない内容だった。出来事の事実だけでなく、どうしてそれが起こったかをわかりやすく書いている。日本側から見た解釈もあり、教科書では諸外国から反発を呼ぶのだろう。義務教育では近代史は、あまりやらない。重要なのに。

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    2014年01月04日
  • 教科書には載っていない!戦前の日本

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    祖父祖母の生きた戦前の様子はほとんど語られることがなく、日本独自の良かった部分など、戦後の風潮の中で否定をされてきているように感じます。このような内容がもっと世の中に出てきて戦前の日本について再評価される議論が出てきても良い気がします。またこの延長で野口悠紀雄氏の「1940年体制」の主張を読んだりすると入って行きやすいのかもしれません。

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    2012年08月23日
  • 教科書には載っていない!戦前の日本

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    両親は戦前の生まれですが、戦前の様子を聞いた記憶がありません、幼かったので記憶がないのか戦後の苦しい思い出が強烈のようで、私にとって戦前の昭和は全くの未知の世界でした。特に戦後の奇跡の経済成長というのも、この本を読むことで、奇跡ではなく回復しただけという印象を受けました。

    むしろ幕末や明治維新の頃の日本のほうが教科書によく載っていたのかもしれません。この本は戦前の日本が記されています、今まで知らなかった世界を垣間見て、興味深く読むことが出来ました。

    以下は気になったポイントです。

    ・昭和4年の吉原では、泊まりが3~10円であり、現在の貨幣価値にすると、1~3万円である、1円=300

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    2012年06月09日
  • 織田信長のマネー革命 経済戦争としての戦国時代

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    さっと読める上に面白い本でした。
    信長が行った数々の施策をマネーという角度から捉えます。
    資金面から競争力を常に優位にあるために、いかに人の集まるところを抑え、また人を集めることに腐心していたかがわかります。

    岐阜城・安土城など、豪華な城を何度も建てたのは領民に安心感を与える象徴を示すため。その上で寺社が持っていた座の権利を奪い取り、楽市楽座を行い、人を集めることで情報とモノが集まってくる。
    また、本願寺をはじめとする寺社勢力と対立したのも、彼らがすでにアンタッチャブルな存在になった経済力・軍事力をもつ集団であったがため。

    戦国時代を経済の面から捉えた本として大変面白い内容でした。
    同時に

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    2012年04月01日
  • 織田信長のマネー革命 経済戦争としての戦国時代

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    戦国時代は群雄割拠の時代で多くの名将が自国の領土を広げるために日夜努力をしていたようですが、各戦国大名は戦術を上げることに努力したようです。

    一方、織田信長は短期間でほぼ日本の主要部(当時の日本は近畿地方がメイン)を支配したのですが、その差は何にあったかと考えると、鉄砲(火薬の原材料の調達ルートを独占する等)や年中戦える兵役制度があると思います。

    それは当時としては独特でほかの大名が真似することができなかったのですが、それを可能にしたのが、この本の主要テーマである「信長の経済力」だったようです。

    信長の本は多くありますが、彼の経済力に着目して分かり易く解説した本に初めて出会うことができ嬉

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    2011年08月14日