山根一眞のレビュー一覧
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小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC
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Posted by ブクログ
ネタバレプロジェクトXの原作としか思えない、メタルカラーの時代を愛読していたkitanoが山根式袋ファイルを実際に使用していたのは内緒だ
『スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち』を読み終えて、小泉政権下での予算カット、でも「限られた予算の中で、極限の技術を結実させた人々の執念」がこもった本書は高揚感が溢れる
ALMAは標高5000mのアタカマ高地に66台のアンテナを展開する世界最大級の電波望遠鏡群、日本は全体の約25%を担い、特にアンテナ12台とBand 10の高周波受信機、相関器などで重要な貢献を果たしました。本書は、その建設過程を研究者・技術者・町工場の職人たちに密着して描いていて、精緻を極める技術と予算制約とのせめぎ合い、微小部品を12万回転の超精密加工で仕上げるBand 10受信機の開発、鏡面精度を極限まで追い求めるアンテナ製作、チリ現地での「野ざらし組み立て」によるコスト削減など、予算が十分に付かない中で生まれた数々の知恵と工夫が光る
輸送の制約、国際調整の難航、極寒・低圧の過酷環境下での現場対応——大手企業と無名の町工場が連携し、失敗を繰り返しながら一歩ずつ前進する姿、亡くなられた方々のエピソードも含め、個人の情熱が巨大プロジェクトを支える様子が克明に記されている -
Posted by ブクログ
ネタバレ■加速器研究センターRIBF
遺伝子を切るはさみ。
接ぎ木に重イオンビームを当てる。
種より10倍突然異変が起こる。
スプリングエイト、放射光顕微鏡
タイヤのゴム中の炭素微粒子の摩擦を減らす。
シミュレーションに「京」を使用。
住友ダンロップ エナセーブ。
京の稼働率は93.5%。
■世界最大級のバイオリソースセンター
マウス一匹12400円。
ヒトiPS細胞28800円。
営利団体にはその2倍で販売。
■核磁気共鳴NMR棟
血液から体内時計の時間を調べる。
■創発物性科学CEMS
個々の現象が集まると
全体としてもう一段高いヒエラルキーの現象が成立。 (イワシの群れ)
相対論的な話を固体に展開する量子情報エレクトロニクス
新しい産業革命
原子力でも力学から電気への電磁誘導変換は変わっていない。創発物性科学は個体電子を用いた光熱発電や省エネルギー技術。 -
Posted by ブクログ
日本を代表する巨大研究機関、理化学研究所。113番元素の発見を認められニホニウムとの命名が認められたことや、IPS細胞を使用した眼科治療が始まった事、スパコンの「京」など、様々な分野で最先端の研究が進んでいます。
一体この巨大研究機関ではどのような研究が現在進んでいるのかを研究者へのインタビューをもとに簡潔にまとめた本。
新元素発見に貢献した東京タワー2基分の重量がある巨大加速器、光合成の反応を分子レベルで観測できる超高速シャッタースピード(100京分の1秒!)の顕微鏡、標高の違いによる重力の差を相対性理論に基づいて検出してしまう超高精度の時計(138億年で1秒の誤差!)、そしてそれら様々なデータの解析に活躍してきたスパコン「京」とその100倍の性能を目指す後継機の開発などなど、もはやSFの世界の様相。
本書で取り上げられている複数の研究分野が、2009年当時の民主党政権における事業仕分けで予算削減の危機に瀕し、研究者を中心とした抗議運動で研究を継続できたとの研究者自身の証言を本書で目にすると、連綿と研究を継続して蓄積してきた貴重な財産を、あの時に手放すことにならず本当に良かったと思ってしまいます。 -
小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC
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最後の最後では、大気圏突入をオンラインで見守っていた当時の興奮が蘇る。
当時は、webで、技術的なところを追っかけていただけだった。
本書では、科学的な部分も、開発などに関わった方々のインタビューも、すべてが読みやすくわかりやすく解説されている。
プラネタリウム上映されていた「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」で、はやぶさが擬人化されていたことに違和感を感じていたが、なにより川口氏が擬人化しての言葉を述べていたのだとわかってひどく納得した。
世界に誇れる成果の裏に、どれだけの科学や技術の努力、そして根性があったか、改めて認識した。 -
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Posted by ブクログ
はやぶさの帰還直後に発刊。
取材は打ち上げ当時から行っており、リアルタイムな記述になっている。
世界屈指の高耐久省燃費な電気推進イオンエンジンによる推進。
推力は1基1g。これを4基積む。うち1基は予備。
イトカワまで3億3万キロ。通信に片道16分かかる。
自立進行可能なハードに修正プログラムを送信し遂行させる。
トラブルを想定した2重3重のフェイルセーフシステムと、
万が一の可能性を残す複数のマニュアル手段の搭載。
蛇腹式のサンプラーホーンと弾丸、お手玉をヒントにしたターゲットマーカーによる採取システム。
地球外物質の採取回収は月以外では世界初になる。
2003年のレベルの100万画素カメラとリチウムイオン充電池搭載。
NASA製探査機搭載が見送られ、自主開発した地表撮影用のマイクロ探査機ミネルバ。
アメリカの宇宙開発のような大掛かりなシステムを構築するには予算が無く、
中小企業の職人精神でつくった軽自動車のようである。
ボロボロになろうとも、残された可能性に知恵を振り絞り、答えを出す。
イトカワ着地後、地球帰還行程での46日の行方不明期間。
野辺山のパラボラアンテナから、1ビット通信により、時間をかけて状態を把握。
化学推進エンジンの燃料はアメリカ製のバルブ故障で漏れてなくなっており、
慣性による3基の電動姿勢制御システムも2基故障し使えない。
イオンエンジンの中和器からのキセノン生ガス噴射で姿勢を修正。
軽量化のためキセノンガスのバルブを電磁バルブにしたのが功を奏した。
電力を食うが、応答性と耐久性がよい。
ただし、これで帰還が3年遅れた。
最後のトラブルはイオンエンジン。ハードの老化によるもの。
往路に太陽の黒点活動が激しかった時期があり、X線を受けたのと、
行方不明期間に太陽電池パネルが太陽を向いてないく、
電池が放電してしまいヒーターが動作せず、機器にダメージを与えた。
4基のスラスターと4つの中和器。動く各1個どうしの組み合わせとした。
姿勢制御は、生ガス噴射から太陽の輻射圧利用という超省エネ方式に変更。
カプセルを地球に放出した後、ハヤブサは宇宙の旅を続ける計画だったが、
化学推進エンジンの燃料がすべて漏れてしまったため、大気圏内で燃え尽きる。
大気圏突入時の耐熱技術は欧米でも極秘。
表皮3cmのカーボン強化樹脂の気化熱と、気化したガスが保護することで内部温度上昇を抑える。
競争と協力は紙一重。 -
小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC
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