山根一眞のレビュー一覧

  • 理化学研究所 100年目の巨大研究機関

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    最高に面白かった。2017年時点でこんな研究や成果が出ていることを知って驚いた。2024年現在ではもっとたくさんの成果が出て、社会に役立っているのだろう。研究者の方々を尊敬します。

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    2024年02月21日
  • 小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC

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    6月に無事地球帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」を一生を綴るドキュメント。

    宇宙開発関連の本は、ともすれば技術志向一辺倒の本になりがちで、それはそれで科学技術の先端に触れられるという意味では面白いのですが、いかんせんストーリー性が無かったりして「読み物」としての面白さは欠如しがちなもの。

    ところがこの本では、ノンフィクション作家の山根さんが書いていることもあって、非常に分かりやすく、ドキュメンタリーちっくに仕上がっています。

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    2021年10月24日
  • 小惑星探査機「はやぶさ2」の大挑戦 太陽系と生命の起源を探る壮大なミッション

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    ネタバレ

    現在「はやぶさ2」が活躍中ですが、本作は前号機「はやぶさ」が地球に帰還して、そこで持ち帰ったものの科学的な分析に至るまでの経緯(前半)と、「はやぶさ2」の開発と打ち上げ直前まで(後半)が描かれています。具体的にはそれぞれの開発者やマネージャー等へのインタビュー形式で綴られています。
     専門的な話が山ほどありますが、文系な私でも十分に理解できるようわかりやすく書かれています。加えて未知な世界だらけの宇宙について純粋に興味が掻き立てられワクワクしてきます。
     「はやぶさ2」は目的の小惑星(名称:リュウグウ)に辿り着くには、打ち上げ時刻が天候等の関係で1秒でも狂うと困難になります。よって打ち上げ日が

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    2020年03月07日
  • 小惑星探査機「はやぶさ2」の大挑戦 太陽系と生命の起源を探る壮大なミッション

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    小惑星「イトカワ」からサンプルリターンを成功させた小惑星探査機「はやぶさ」は映画化もされるほど日本中を感動させたが、それに続くミッション「はやぶさ2」の関係者にプロジェクトの詳細を取材しまとめている。限られた予算内で最大限の成果をあげるべく努力している研究者には頭が下がる。長年プロジェクトの関係者に取材を続けてきた著者の、宇宙プロジェクトに対する熱い情熱も感じる。

    「はやぶさ」が地球に持ち帰ったイトカワ由来のサンプルの研究成果を紹介している。

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    2019年06月28日
  • 小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC

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    宇宙予算がアメリカの10分の1の日本が、月以外の星へ探査機を送り、星の物質を回収して地球へ戻ってきた!
    その間に起こる沢山のトラブルにも、「はやぶさ」自身が対処したり、管制室で考え出された奥の手プログラムを細々とした通信手段で送ったりして乗り越えた。
    アポロ13号では、搭乗している人間が動いてトラブルを解消して地球に帰還したけれど、「はやぶさ」は探査機。
    受信したプログラムを忠実に実行し、必死にカプセルを地球に届けようと、たった一人で宇宙をひた走る。
    思わず「はやぶさ君」と擬人化してしまう。

    私が「はやぶさ」を知ったのは、イトカワに着陸したときに転んだという報道で。
    通信が途絶えた状態でも、

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    2019年01月17日
  • 小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC

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    小惑星探査機「はやぶさ」が打ち上げられてから地球に戻ってくるまでの冒険を描いています。はやぶさに襲いかかる、予想を越える試練の数々に対して、知恵を振り絞ってミッションをクリアした、日本のはやぶさのチームの執念の物語です。著者の山根氏が、打ち上げから帰還まで7年の間、はやぶさチームに張り付いて取材を続けてきた、膨大な資料がもとになっており、山根氏の執念の賜物でもあります。インタビューで開発担当者から聞き出した秘話がたくさん盛り込まれており、ハイテクとローテクの両輪によって「はやぶさ」が支えられ、幾多の困難を乗り越えてきたことがわかりました。特に、開発担当者のヒラメキと日本を支える企業群の持つ底力

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    2018年11月19日
  • 小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC

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    面白かったです!まさに冒険物語。日本人も捨てたものではないと思わせられました。関係者の皆さん、本当にご苦労様でした。そしておめでとう!

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    2018年10月09日
  • 理化学研究所 100年目の巨大研究機関

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    スパコンの京(けい)であるとか、STAP細胞であるとか。その程度しか認識がなかったのが本当に申し訳なく思います。
    450の研究室、3500人の第一線の研究者を有し、100年の歴史を持つわが国最大で最高峰と呼んでも過言ではない理化学研究所のキーマンにノンフィクション作家の山根一眞さんがインタビューする形で書かれている一冊です。
    ひと時の過ちであったとは言えど、よくもまぁ、政治力でこういう研究機関の規模縮小なんて愚策を行おうとしたもんだよなぁと当時のアレな人々に改めてあきれてしまいます。
    付箋は16枚付きました。

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    2017年06月11日
  • 理化学研究所 100年目の巨大研究機関

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    ネタバレ

    2017/3/20 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2017/3/22〜3/28

    日本が誇る科学研究所である理科学研究所を、メタルカラーの時代でお馴染みの山根一眞氏が研究者へのインタビューを通して紹介。仕事柄、ある程度は知っていたが、ここまで多種多様とは。高校生くらいの人に是非読んでもらいたい。

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    2017年04月02日
  • 小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC

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    はやぶさが MUSES-C だった時から興味を持って取材をし、打ち上げも帰還も見に行った著者は、科学が好きなのだと思った。
    はやぶさの情報は充分公開されているが、それをよく整理し、計画からイトカワ到達、帰還、試料分析まで貫いたストーリーにしてあるところがよい。

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    2015年02月06日
  • 小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC

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    はやぶさに携わった技術者や科学者の技術力、アイデア、応用力、想像力、継続するちからは本当にすごい(もちろん技術的な内容についてはさっぱり理解できないがそれだけに凄さを感じる)、無機質な衛星に感傷的になるつもりはないが、それらが小惑星探査衛星「はやぶさ」の向こう側に見えることで「はやぶさ」に対する感動というものになっているのだろう。
    でも満天の星空の中を光の筋になって落ちてくる写真はやはり感傷的になる。
    それにしても結果を知っていて経過を辿っていくぶんにはいいが、川口さんはじめその時々の現場の緊張感は凄いものだっただろう、やりきって帰還を待つ最後は「人事を尽くして天命を待つ」という言葉がぴったり

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    2015年01月31日
  • 小惑星探査機「はやぶさ2」の大挑戦 太陽系と生命の起源を探る壮大なミッション

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    あの東日本大震災で、はやぶさが持ち帰った微粒子の分析結果発表がかき消されてしまったこと。知らずにいあたことがちょっとショックだった。
    その微粒子が0.05㍉程度でそんな小ささが想定範囲だなんて、宇宙というマクロ世界との落差に驚き。
    この間のはやぶさ2の見送りは出来なかったけど、本書でプロジェクトに関わった皆さんの熱い思いと苦労を感じて、ただ2020年に無事帰還する事を願うばかり。

    小惑星に爆弾を衝突させて作ったクレーターからフレッシュなサンプルを採取という、かなり胸が高鳴るミッションは是非とも見届けたい。

    胸が踊って、新たな発見と驚きに溢れた、ちょっと泣ける一冊。

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    2014年12月21日
  • 小惑星探査機「はやぶさ2」の大挑戦 太陽系と生命の起源を探る壮大なミッション

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     先日無事成功した、はやぶさ2の打ち上げ前からの準備について、はやぶさとともに記録したもの。山根氏の本を久々に読み、懐かしさもあり速攻で(メタルカラーシリーズ以来)。
     開発メンバがまあそうそうたるメンバである。きつい計画の中、トラブルにめげずに進めたことがしっかりと記述されている。著者もあとがきで述べているが、さらに数倍のドラマ、失敗談があるはず。これらもつぶさに記してもらいたい。
     知人がJAXAにいることもあり、また宇宙ものは常にロマンがあり、未だ興味が尽きない。ますます日本発の技術が期待されているので、今後ともしっかりと予算を確保いただき続報を知らせていただきたい。

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    2014年12月12日
  • 小惑星探査機「はやぶさ2」の大挑戦 太陽系と生命の起源を探る壮大なミッション

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    いよいよ11月30日に「はやぶさ2」が打ち上げられ、長い大宇宙航海へと旅立つ(予定)。
    「はやぶさ2」は私たちにどんなドラマを見せてくれるのだろう。お姉ちゃん(はやぶさ)に負けず、しっかり”お使い”をしてくるんだよ。
    なお本書は、HⅡAの打ち上げから小惑星へのタッチダウンまでのパラパラマンガ(笑)付き。

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    2014年11月17日
  • 小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC

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    はやぶさ地球到着の日、夜更かしして映像とか見ていました。最後に撮影された地球の写真がとても感動的で涙ぐんでしまいます。

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    2012年04月08日
  • 小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC

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    機能しなくなったイオンエンジンの生きている機能同士を組合せる応急措置などは、
    「そんなアナログな!」と思わせるようなものです。
    でもそれらは、プロジェクトを絶対成功させるんだという根性による発想なんだと思います。


    「はやぶさ」と同じように「ふくしま」もさまざまな応急措置で対応しているみたいです。
    具体的なことは分からないけれど、圧力容器内の蒸気を排出したもので、
    冷却ポンプ水用のタービンを廻して冷却水を入れるというような

    永久機関的なことを

    水車を廻して川の水を止めるようなことを

    行っていたみたいです。

    厳密には永久機関などではなく、核燃料の余熱がエネルギー源というだけですが。

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    2011年09月30日
  • 小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC

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    すごく解りやすく解説されていて、関係者のインタビューなども豊富に載っていて、はやぶさの大冒険の長い長い記録がこれ一冊でよくわかると思います。

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    2011年08月15日
  • 小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC

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     科学的なことの解説がわかりやすいこと、関係者のインタビューを盛り込んでいること、専門的になりすぎていないことなど、はやぶさ入門書として最適。これを一冊読めば、はやぶさの旅路をたどることができます。
     壮大な宇宙の大冒険。最後は切ないけれど、がんばったところをたくさんの人に見てほしい。

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    2011年07月07日
  • 小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC

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     2010年6月13日に地球帰還を果たした小惑星探査機「はやぶさ」。その航海と探査の記録を扱った本は多々あれど、中でも一押しがこれ。

     著者の山根一眞さんは「中学生にも分かる」ことを目指して書き上げたそうですが、私の知人の息子は小学生にしてこの本で夏休みの読書感想文を書き上げました。

     山根さんは打ち上げ時から取材を続け、関係者へのインタビューを随時行ってきました。
     山根さんの文章が縦糸、インタビューが横糸。何か「事件」が起きるたびに当事者が直接語ったエピソードが出てくるのは、豊富な取材の成果あってこそ。

     挫折を乗り越えたヒューマンドラマのように扱われがちな「はやぶさ」の物語。人間模

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    2011年05月25日
  • 小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC

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    若干、専門的な記述が出てくるが、そこは中学生でも分かる内容を目指しただけに、かなりかみ砕いてある。臨場感ある筆致に、ぐいぐいと引き込まれた。

    「あきらめない」--そのことがどれほどの可能性を開いてくれるか、深く胸に迫ってきて、何度も涙がこみ上げた。

    丹念な取材、技術者、科学者たちの陰のドラマ、そして、なにより、命はないのに、私たちに生きることを伝えてくれた「はやぶさ」。どれをとっても、泣けて仕方ない。

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    2011年11月14日