山根一眞のレビュー一覧

  • 小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC

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    はやぶさの帰還を生放送でお届けした記憶もはるか1年以上前……やっとというか、初めてのはやぶさ関連本の読書でした。

    編集の甘いところが何点か合ったのが残念でしたが(語の繰り返しや、対話部分の文体など)、総じて「はやぶさに関わった人を知る」のに素晴らしい本だと思います。

    「はやぶさ」そのもののことや、その成果についてももちろん触れられているし多少は分かりますが、きっとそういうのを知りたい人は別に専門書を読まなければならないでしょう。でも先述の通り、はやぶさに関わっていた人が、どんな思いでそれを作り、見守り、見届けたか、当事者の等身大の目線、考え、気持ちを引き出し書いてある点で、秀作です。

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    2011年08月27日
  • 小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC

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    今年の一大ニュースでもある、はやぶさの打ち上げ、小惑星イトカワへの着陸、帰還までを各担当者へのインタビューなどをおり挟みながら追うドキュメンタリー。着陸時はもりあがった「はやぶさ」だが実は打ち上げが2003年という少し前だったのが驚き。日本はアメリカや昨今の中国に比べると、宇宙開発は立ち遅れている印象だったが、そんなことはないことがよく分かります。はるか彼方の小惑星に向けての航海、雑音に紛れそうな信号を読み取り、たえず制御コマンドを送り、無事に7年の宇宙航海を成し遂げたことはニュース以上の驚きと興奮に満ちています。ロマンだけではない技術もあるし、技術だけに終わらないロマンがある。だから、宇宙開

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    2011年08月29日
  • 小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC

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    はやぶさに関わるキーマンのインタビューなど、スタッフの生の声が見どころ。 「中学生にもわかりやすく」というコンセプトの本だからなのか、技術的内容が大幅に端折られている点がちょっと残念。

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    2013年03月16日
  • メタルカラーの時代13 100年後に残すメガ仕事

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    発売を見逃していた○| ̄|_
    戸塚先生追悼号の趣き。
    本当に亡くなられてしまったんだなぁ。

    他の対談もいつもの様にすごい。
    一体自分の知らないところで
    いつこんな作業が行われているのか・・・

    でかい建造物をぶったてる際の基礎で堀まくった
    穴の底には一度下りてみたいな。

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    2009年10月04日
  • メタルカラーの時代2

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    ものを知らんあたしに、この現代の日本で、いったいどんな人がどんな会社でどんなものをどんなふうにして作っているかを教えてくれるありがたいご本ざます。
    ねえ、新しい羽田空港って地盤沈下をあらかじめ折り込み済みで、沈んだらコンピュータ内蔵のジャッキ数十台で持ち上げるシステムになっているの知ってました?ヒビを入れないで持ち上げるロジックは900ぐらいの多次元方程式になるんですってよ。ねえねえ、ネジのメーカってオスとメスがあるの知ってました?リベットやスクリューネジを作るメーカーと、ナットを作るメーカーって世界的にも別なんですって。ねえねえねえ、TRONの提唱者の坂村さんってTRONで全然儲けてないの知

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    2009年10月04日
  • 小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC

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    感想
    宇宙の秘密を切り開く。先端科学だけでは到達できないフロンティア。人の汗と知恵が星の如く煌く。バトンは次の世代へ受け継がれていく。

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    2023年05月16日
  • スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち  標高5000mで動き出した史上最高の“眼”

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    それぞれの部品を作った会社、工場の方々には心から敬意を表したい。こういった特殊な注文は量産して別で活かす用途もそんなにないし、天文台は予算がないしで、正直割に合わない仕事ではと思う。技術を追い求める夢に付き合ってもらえることには感謝しかない。
    ほんの少しだけこういったプロジェクトにつま先を突っ込んだ事があるので、つくづくそう思った。
    あと国は予算をもうちょっと付けて欲しい。

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    2022年06月24日
  • スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち  標高5000mで動き出した史上最高の“眼”

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    ネタバレ

    チリ、アカタマ、アルマ山麓。世界最大の電波望遠鏡。
    ベースとなった野辺山の口径10mのサブミリ波アンテナ「レインボー」
    205枚のアルミパネル、各面精度5ミクロン。
    全パネル各3か所の支持部に調整機構。
    加工歪を無くすため、マシニングセンタ加工時、ワーク背面からツールと同じ位置で同じ力で押し付ける。
    太陽光を集光する表面は鏡面にならないよう、エッチング加工。

    メトロロジーフレーム
    アンテナ架台部ゆがみをレーザー計測し補正。
    コンマ数秒角の精度。 

    7mアンテナはCFRPフレームでは予算が足りず。
    鉄のパイプの中に風速10mの送風。
    アンテナ外周の換気翼からの外気で中を均等に冷やす。パイプ内

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    2018年03月10日
  • スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち  標高5000mで動き出した史上最高の“眼”

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    うーん。
    中途半端。
    日本の、手と最先端の融合の素晴らしさはムッチャわかるが。
    このプロジョエクトの凄さはまた別。
    それが中途半端。
    どっちかに絞ったほうがよかったんじゃないか。

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    2017年11月05日
  • 小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC

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    当時のはやぶさに対する内部の人の情熱、
    外部の見方、そしてはやぶさの努力が
    書かれている。

    技術的な用語が多く、
    読むのに歯ごたえがあった。

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    2017年06月02日
  • 小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC

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    ネタバレ

     読まなくても良かった。ちょっと読む時機を逸して、恐る恐る読む様子なのだけど、
     事実は誠実に記述されているとは思うのだけど、やはり、随筆は読みたく
     ない。筆者は何者なのだろうか。孤軍の宣伝棟と意気込んでいるのだろうか。
     どうでもよろしいが。

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    2012年01月22日
  • 小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC

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    「中学生でも理解できる本」を目指した本だそうだが、やっぱり難しい最先端の科学。それでも、はやぶさの偉業とそれを成し遂げた科学者の熱意は充分に伝わった。

    結局、帰還の時しか盛り上がらなかったのが残念に思えてくる。

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    2011年11月06日
  • 小惑星探査機 はやぶさの大冒険BASIC

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    はやぶさの勉強用に購入。
    ニュースなどでほぼ知っている情報は復習として読んで、著者自身が見た研究者達の姿に注目して読み進めた。
    はやぶさ入門にはいい本だと思います。

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    2011年02月16日
  • メタルカラーの時代5

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    まさにテクノ・マエストロ。技術ではなくて、アートの世界ではないか。内径140ミクロンの管の中を通る径130ミクロンのバネ。超LSIの生産を支えるそのちっぽけなプローブ。ISOも生産技術の標準化も、そこでは無力だ。こういう職人技が、あたしらのインターネット環境まで可能なものにしている。ありがたいことだ。

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    2009年10月04日