日経産業新聞のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
卸売業に勤める身として、時代の先駆者達が何をしてるのか、どんな未来を描いているのかを知る良い機会でした。
商社といっても、展開しているビジネスの多さや幅広さ、かつてイメージしていたものから変化しているのでより一層「商社とは?」と言われたら説明しずらいのだと思いました。
共通点としては海外進出のスピードや投資額が圧倒的に増えたことです。もはや日本を拠点としたビジネスではなく、支店レベルでしかないんじゃないかと思えるくらいです。
現代商社は事業投資、市場の拡大がメイン事業だなと感じました。本書で書かれているとおり、小さい会社に出資したり、企業同士で繋げて新しいネットワークやビジネスを展開するとい -
Posted by ブクログ
市場拡大時は商品数を増やしてとにかく売上高を作りに行く、投資もする。縮小し出すと商品数を減らして1商品当たり売上高を大きくして生産効率を上げる=利益率を取る。あと縮小時は商品開発の体制も1商品の付加価値を上げるべく分業制より知を集約させて消費者ニーズに応える。ソニーのモバイル事業。
SONYの取締役は13名中10名が社外、1名が非業務執行、日系企業にしては進んでるよね。社外取も女性4名、外国人3名(1名は外国人女性)で多様性も担保してるね。
SONY役員一覧
sony.co.jp/SonyInfo/Corpo…
映像・音楽事業とゲーム事業を纏めて持つとシナジーあるなあ。ゲームでヒット -
Posted by ブクログ
あらゆるモノがネットにつながりサービスとして提供されるXaaSについて語られている書。
きっかけは移動、モビリティがサービスとして提供されるMaaS。特に新型コロナウイルス蔓延でサービスが加速されているようだ。
デジタル資本主義の時代には、価値の源泉が労働力からデータに変わる。
目を配るべきは、ライバルより、顧客のニーズの変化。
所有からサービスへの移行。つまり人類がモノを持つ意味を考えるようになったのかもしれない。
前半はMaaSの話が中心。まずは局所的に攻めることと、法整備が必要であることが分かった。
後半ではその他のサービスに触れ、サブスクリプションビジネスや受験向け動画の話があっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ動かない若者
常時接続サービス以上のリアルな感動がない
MaaS
マイカーに頼らず、一方向大量輸送ではない手段
DMG森
工作機械の5軸化と複合化による自働化
制御されればされるほど精密正確な世界になる
議論を重ねて誰でもわかる世界に落とし込むのがドイツ
NAVITIME 道路検索と公共交通検索の融合
ヴァル研究所 Yahoo!路線情報、JR東日本アプリ、
ジョルダン GoogleMap路線検索へDB供給
サブスク =継続収益ビジネスモデル ≠定額制
リピーターがついているサービスならサブスクは必要ない。
収益に上限をつくるだけになる。
価格以外で会員ならではの価値を提供する必要があ -
Posted by ブクログ
2012年からのSONYの改革の話。
やっぱりここでのオーソドックスな手法が効果があったと各コーポレートのキーマンが語っている。
改革を先導した平井さん、吉田さん、十時さんの3人は全員がソニー子会社出身。
改革の旗振り役は辺境の地にいる、というのを良く表していて面白い。
同時に久夛良木さんがソニーのCEOになっていたらどうなっていたのか、見てみたかったと思った。
・(ソニーにおいては)価値を感じてもらう強い商品を作ることが最重要
・売上至上主義の結果、事業部単位で損益が見えなくなって赤字体質になっていた
・そのために創・作・売をワンセットで持つこと
・最初に危機感を醸成
・その後、本丸のテ -