あらすじ
コロナ禍でさらに加速する「サービス化」へのシフト
その最前線を日経記者が追う!
消費者の関心が「所有から利用」にシフトするいま、
あらゆるもの(X)がサービスとしてネット経由で提供される
「XaaS(as a Service)」が注目を集めている。
もともとはIT・クラウド業界で使われていた用語だったが、
移動手段(モビリティ)を提供する「MaaS」が一般的になるとともに、
急速にその範囲を広げてきている。
本書は、各産業で起こっている最先端の動きを、
日経の取材記者が追ったルポ。
先行する北欧をはじめ国内外のMaaS事例のほか、
ダイキンの「AaaS(Air)」やコマツの「CaaS(Construction)」など、
幅広い業界の動向を紹介する。
識者へのインタビューも多数収録。
今後のビジネスを見通すうえで、欠かせない1冊だ。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
あらゆるモノがネットにつながりサービスとして提供されるXaaSについて語られている書。
きっかけは移動、モビリティがサービスとして提供されるMaaS。特に新型コロナウイルス蔓延でサービスが加速されているようだ。
デジタル資本主義の時代には、価値の源泉が労働力からデータに変わる。
目を配るべきは、ライバルより、顧客のニーズの変化。
所有からサービスへの移行。つまり人類がモノを持つ意味を考えるようになったのかもしれない。
前半はMaaSの話が中心。まずは局所的に攻めることと、法整備が必要であることが分かった。
後半ではその他のサービスに触れ、サブスクリプションビジネスや受験向け動画の話があった。洋服や鞄などのサブスクリプションビジネスは明暗が分かれているようだ。
所有から離れていくことは想像できるが、どの分野でそれが起こるかは未知数。物事を見る時にサービスだったらどうなるか。ということを考えてみるのはよい頭の体操になると思う。
Posted by ブクログ
動かない若者
常時接続サービス以上のリアルな感動がない
MaaS
マイカーに頼らず、一方向大量輸送ではない手段
DMG森
工作機械の5軸化と複合化による自働化
制御されればされるほど精密正確な世界になる
議論を重ねて誰でもわかる世界に落とし込むのがドイツ
NAVITIME 道路検索と公共交通検索の融合
ヴァル研究所 Yahoo!路線情報、JR東日本アプリ、
ジョルダン GoogleMap路線検索へDB供給
サブスク =継続収益ビジネスモデル ≠定額制
リピーターがついているサービスならサブスクは必要ない。
収益に上限をつくるだけになる。
価格以外で会員ならではの価値を提供する必要がある。
(レコメンドの精度アップなど):使いまくられない、飽きられない
Posted by ブクログ
ざっと読み。いろいろな種類の「aaS」があるのだなと認識。つながる口ができればできるほど可能性が広がるし、予想もしなかったつながりが出てくる可能性も秘めている。
Posted by ブクログ
MaaSの事(Whimの事くらいかな?)しか知らなかったので、面白かった。やはり、X as a Serviceの中心はMobilityではないか。特に地方都市の交通の活性化に期待したい。また、ラスト1マイルの交通のひとつとして電動キックボードは面白い。解決しなければならない課題はあるにせよ規制緩和して欲しい。
Posted by ブクログ
メインは、MaaSだけど、モビリティーの変化によって社会がどのように変化していくのか具体的な企業の事例が豊富でわかりやすく、初心者でもわかりやすい。IoT化、クラウド化、サブスクリプション、オープンデータなど複雑な要素をMaaSの例でまとめて説明してくれるのはありがたい。
Posted by ブクログ
前半3章はコロナ禍を経たMaaSの今、後半2章は様々なXaaSの紹介。そもそも「あらゆるモノがインターネット経由でサービスとして提供される」とはどういう状態なのか?やサブスクリプションモデルとの親和性といった点はそこまで体系的に語られておらず、自分としては少し期待していた内容とは違っていたかな…あと、やはり日本におけるモノのサブスクを語る上ではヤフオクやメルカリにも言及しないと片手落ち感はあるなと。