鈴木邦男のレビュー一覧

  • 鈴木邦男の愛国問答

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    「朝まで生テレビ」などにも出演していた独特の雰囲気の論客で右派活動家の鈴木邦男氏の気骨ある文章が詰まった遺言とも言える一冊。
    晩年は左右を超えるふしぎな立ち位置となった氏の思想に触れるには絶好の書とも言えましょう。
    本書を読んで思ったのは、鈴木氏は「気骨ある人」に対しては左右の思想を問わず尊敬の念を抱くことができる懐の深さを持ち合わせた人だと言うことだ。氏のことを面と向かって罵倒する無頼漢に対しても「骨がある人だ」と称賛を惜しまず、格の違いを感じる。第一、本書自体左派メディアに寄稿された原稿であり、いわゆる右翼と呼ばれていた鈴木氏がいかに柔軟な考え方を持っていたかをうかがい知ることができる。ゴ

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    2025年03月10日
  • 鈴木邦男の愛国問答

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    2023年、つい一年前に逝去した鈴木邦夫氏が残したコラム集。
    残念ながら生前の活躍はあまり把握しておらず、
    せいぜい右翼から左翼に転向したとか、彼こそ本当の右翼だ、
    程度しか聞いたことがなかった。
    彼の文章を読んでまず感じたのは、何とも愛すべき人物であった、
    ということ。「右翼」のイメージからか、こわもてを想像していた。
    そして、こちらは本質だが、いまの「右翼」が、いかにえせ右翼か、
    真に日本を愛する、ということはどういうことか、彼の文章からその本質を
    読み取ることができた。
    そもそも右左の定義もあいまい。
    自称右翼、自称愛国者もそのあたりは分かっていないのだろう。
    馬鹿の一つ覚えのように、日

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    2024年04月11日
  • 公安警察の手口

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    面白かった!
    コナン映画内の公安の描き方はそんなに間違ってないのかもしれないと思いました。目暮警部が風見さんにギスギスしていたわけもわかりました。納得です。

    文章が読みやすく、かつ体験談を交えてくれるので非常にわかりやすい。警察組織がいまいちわかっていない私のような初心者でも読めました。
    しかし作中、一般人になったという鈴木さんの体験談がちっとも一般人のそれじゃなくて、読みながら「いやいやいや!」とツッコミを入れてしまいました。

    この本の中の参考文献を今度は読んでいこうと思ってます。

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    2019年10月07日
  • 天皇陛下の味方です

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    この分野の本はいくつか読んだが、これだけ自分に正直で真っ当な考えを示した著書は初めてである。
    右か左かのレッテル貼りは愚かの極み。
    昭和天皇も今上天皇も反戦平和、民主主義者である。
    今まで以上に天皇に対する尊崇の年を強くした。
    来年即位される現皇太子も素晴らしい人物である。
    最近の政財界の堕落ぶりをみると、立憲君主制よりいっそのこと天皇直接統治の方が良いとさえ思ってしまう。

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    2018年01月15日
  • 天皇陛下の味方です

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    自分と思想や信条が違っても自分と同じように真剣に考えて行動している人のことは尊重する、それも昔は全然そうじゃなかった人が。
    狭量な雰囲気が蔓延していて息苦しい世の中でなんだか清々しいと私は思った。

    113ページ、天武天皇と天智天皇が入れ違っているのは誤植か。

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    2017年10月11日
  • 憂国論――戦後日本の欺瞞を撃つ

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    鈴木邦男という人物の懐の深さを改めて感じました。政治的立場に関係なく大切にしていることは「自由」というくだりに、すばらしい、と。

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    2017年10月06日
  • 〈愛国心〉に気をつけろ!

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    著者の半生を振り返りながら、著者の持つ現在の「愛国心」や「憲法」に対する考え方がまとめられている。「不自由な自主憲法」より「自由な押しつけ憲法」にこの国の未来をかけたいと記述し、最終章では「愛国心」についてまとめている。安保法制により三島由紀夫が70年代に懸念した自衛隊が「魂の死んだ武器庫になる」「アメリカの傭兵として終わる」が現実的になってきた今、「憲法」と「愛国」について考えるための一冊。

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    2017年10月04日
  • 〈愛国心〉に気をつけろ!

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    右翼活動家として愛国運動に身を投じて50年以上。そんな著者が
    「愛国心に気をつけろ」と言う。これは読むしかないでしょう。

    驚いたわ。著者に対してさえ「鈴木は転向した」だの、「売国奴」だの、
    「非国民」だのとの言葉が投げかけられているなんて。

    右翼活動家であり、改憲論者でもある著者だが、自民党が発表した
    改憲草案には警鐘を鳴らし、「自由のない自主憲法」よりも「自由の
    ある押し付け憲法」でいいのではないかと書いている。

    「<愛国心>は人間として自然で、当然の感情であるはずなのに、
    為政者などに利用され、エスカレートする危険性がある。外国への
    憎しみを煽って、外国人を排除し、

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    2017年08月24日
  • 憲法が危ない!

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    政治的・思想的立ち位置は異なるけど、スジのとおった思考をしているという点が立派です。並みのサヨクが出してくるよりは、数段すぐれた論考です。

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    2017年03月15日
  • 愛国者は信用できるか

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    この人の本は3冊目。
    過激な右翼活動を続けてきた著者が「愛国心」を批判。

    歴史の資料や、三島由紀夫の著作を丹念に読みそれらをもとに「愛国心って結局何?」ということをたどっていく。
    なんだか、新書というだけあって、他の氏の著作よりも難しかった。

    日本の愛国心なんていう概念は、藩が国だった江戸時代から、明治に移行する際に欧米に負けない為に天皇を中心として作られた概念だそうで。

    「優しさ」「謙虚」「寛容」が日本人の良さであり、美徳であったのに、それが押し付けがましい「愛国者」により踏みにじられているという。

    この日本という国とどう向き合うか・・・一人一人それを考えていきたいものだ

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    2021年11月27日
  • 竹中労

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    新・右翼の旗手だった鈴木邦男が、左翼の大物だった竹中労について書いてるところがミソ。
    鈴木邦男がいかに竹中労の影響を受けたか、かわいがってもらっていたか、そして、鈴木の先輩格である野村秋介と竹中労との友情について繰り返し言及します。

    ここで僕が思い出したのは、山田ズーニーさんの「あなたの話しはなぜ通じないか」の一節
    【「意見」を共有するのは難しくても、「問い」なら共有でき、信頼感も増す】
    でした。

    まさに「思想」は共有できなくても現状に対する、あるいは将来に対する「問題意識」は共有できる、それを共有できるから、信頼しあえる。逆に「思想」が同じでも必ずしも信頼しあえるものではない、ということ

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    2012年08月29日
  • 愛国者は信用できるか

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    「愛国心は小声でそっと言うべき言葉」
    元右翼というだけあって非常に読んでいてリアルに感じられる。また文章も堅苦しくなく読みやすい。つまるところ今話題になっている教育基本法改正や通信簿での愛国心評価にもつながると思う。

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    2009年10月04日
  • 愛国者は信用できるか

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    邦男ーーー!!!好きだーーー!!!
    私が鈴木さんを尊敬した一番のとっかかりとなった、「謙虚なれ」ということが、ぎっしりと邦男さんの言葉で詰め込まれた本。
    私が一番邦男さんに書いてもらいたかった、「天皇制について」「愛国心ばら撒いてるヤツらってさ……」の話が中心に盛り込まれていて、満足度100%
    外人でも日本人でも関係なく、一度は読んでみたらいいと思うのです。今、日本で生きていることについて、考えることの出来る素敵な本です。
    ヤマトタケル並にオススメ

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    2009年10月04日
  • 公安警察の手口

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    公安警察の行っている活動を明らかにしている書。著者自身が公安から目をつけられている存在のため、生々しい実情が語られている。
    講談社現代新書「日本の公安警察」青木理・著とあわせて読むとよい。

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    2009年10月04日
  • 〈愛国心〉に気をつけろ!

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    日本の右翼について知りたいと読み始めた本書は、随分とわかりやすく書かれており、賛同しやすい内容になっていました。
    「右翼」も決して一枚岩ではないのですね。

    筆者の立場は、丸山眞男や三島由紀夫と同じく、右翼でリベラルな感じが出ていて素敵でした。
    私自身、若い頃、なぜあんなに三島由紀夫の小説を読み漁ったのか、それでいて自分がなぜ近年の大衆の右傾化に批判的なのか、このブックレットによって腹落ちしました。

    「右翼」を自認する方にオススメな著作です。

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    2024年11月25日
  • 〈愛国心〉に気をつけろ!

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    風土や文化、そこに暮らす人間を愛することが愛国心なのだろう。
    日本の中にいる事が自明である人間は外からの思考を停止する。
    何故多民族を尊重できない?恐いから嫌悪して排除するのだろう。
    国家が人民を大切にするとは限らない。国家の誤りを抑制するために憲法がある。国民を縛るためではない。
    理想主義の平和憲法は努力目標であり、押し付けであっても戦争から生き延びた国民に歓迎された。
    それなら国民を守るためにアメリカと対等に対峙して独立するべきだ。
    安全保障は戦力だけでなく、経済関係、外交、人民交流によってなされる。
    鈴木邦男の評価は彼の開かれた姿勢にある。

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    2023年04月18日
  • 〈愛国心〉に気をつけろ!

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    引用されていた、三島由紀夫の言葉が印象に残った。

    「愛国心の「愛」の字が私はきらいである。自分がのがれようもなく国の内部にいて、国の一員であるにもかかわらず、その国というものを向う側に対象に置いて、わざわざそれを愛するというのが、わざとらしくてきらいである。」

    「もしキリスト教的愛であるなら、その愛は無限定無条件でなければならない。従って、「人類愛」というのなら多少筋が通るが、「愛国心」というのは筋が通らない。なぜなら愛国心とは、国家を以て閉ざされた愛だからである。」

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    2022年03月20日
  • 〈愛国心〉に気をつけろ!

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    著者は自身を愛国者と称し、改憲派の立場を示しているが、排外主義性を帯びた愛国心や自由が制限されうる自民党の憲法改正草案に警鐘を鳴らす。愛国心はしばしば都合よく解釈されたり、国民は常に愛国者でなければならないと美化される。昨今のナショナリズム的な実態は本書で何度も指摘されており、真の"右翼"とは何か考え直すきっかけにもなった。

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    2021年10月02日
  • 〈愛国心〉に気をつけろ!

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    愛国心をめぐる政府、右翼の考えを知るにはとてもいい本である。憲法改正を目指す自民党の考えもよくわかる。

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    2020年07月09日
  • 〈愛国心〉に気をつけろ!

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    新右翼として活動してきた著者が最近の「愛国」感にもの申す。そして、今の改憲に向かおうとする輩に釘をさす。
    自分もたぶん、改憲にまったく反対するわけではない。だけど、この浅薄な勢いのなかや安倍くんによってなし崩し的に進められることが嫌だし、危惧を覚えている。先日読んだ同じ著者の本はあまり響くところがなかったけど、この本はうなずけるところが多々あった。それにしても、こうして考えてしまうことの弱さもまた感じるところ。いっそ、何の考えもなく「憲法変えろ!」とか「日本人なんだから日本が好きで当たり前」って信じられれば、どれほど行動しやすいことか。
    でも、人間は考える葦だもの。そうなってはやっぱりいけない

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    2016年11月23日